誰も知らない小さな島で
ちょっとグレードの上がる日用品、ふと彼の顔が浮かんだお気に入りのあの本。それからどうやって「おめでとう」と「ありがとう」を伝えようか。
反対に受け取った時に“重たくない”か。もう知っている本ならどうしようか。ネガティブな気持ちもすぐそこにあったけど、ふたりの性質を考えれば、きっと喜んでくれると、私も期待してしまっていたことだ。
1月は大好きな人たちの誕生日が続き、指折り数えたりプレゼントを探したり12月頃からそわそわしてしまった。私は前の日にでも渡してしまいたくなるフライ