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誰も知らない小さな島で

ちょっとグレードの上がる日用品、ふと彼の顔が浮かんだお気に入りのあの本。それからどうやって「おめでとう」と「ありがとう」を伝えようか。

反対に受け取った時に“重たくない”か。もう知っている本ならどうしようか。ネガティブな気持ちもすぐそこにあったけど、ふたりの性質を考えれば、きっと喜んでくれると、私も期待してしまっていたことだ。


1月は大好きな人たちの誕生日が続き、指折り数えたりプレゼントを探したり12月頃からそわそわしてしまった。私は前の日にでも渡してしまいたくなるフライング体質だけど、誕生日当日に届かなかったり、イベントが朝一からあったり、ずっとタイミングにお伺いをたてていた。


ケーキを前にしている二人をみて、なんだかこうして祝っている事が必然ではなく、タイミングが重なって奇跡的なんだなと思ったらこの時間に、時代に感謝せずにはいられなくなった。

出身地も年齢も経歴も職業もまるで違う。

各々の理由で島に足を踏み入れただけ。


誰も知らない小さな島で
私たちの時間が交差する


永遠にいることはないとどこか線を引いている。私たちは流れ着いてここにきたのだから。それでも今、この瞬間を楽しんで笑っている。

時々、闇落ちしないように慰めて、お肉食べて、アイスも食べる。

死ぬ前に何が食べたいか、なんて死際までも張る食い意地談義。

ジグソーパズルのピースよりももっと複雑な形をしている時代の縁。

好きな人の誕生日が一番好きな日かも。
好きな人が増えればきっと私の好きな日も増え続ける。

この時代に生まれてきてくれてありがとう。

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