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空が青いことで何か変わるだろうか

見上げた空は今日も青かった。顎を思いっきり上げないと空は見えない。なぜ人の上に空はあるのだろうか。


別に空のことばかり考えたい訳ではない。


梅が赤や黄色に咲き乱れ、桜の蕾が茶色くピンクに待機する。オレンジ、黄色、紅色に実る柑橘。黄緑色に芽吹く草。清々しいほど美しい鮮やかな季節の変わり目に、何も追いついていない内面。

黄色っぽい肌色の上にできる、茶色のシミ。赤いニキビ。黒い毛が生え始める髪の毛。見た目を気にしすぎる灰色の気持ち。美しいとは逆光する自分がどんどん嫌いになる。


空が青くて、海を白いウサギが跳ねて、生物が呼吸して。その生物の一部というだけで、ただただ、それだけで許されたい。


台所の東向きの窓から差し込む光が、さくらももこのエッセイを照らす。この本を食べたらさくらももこになれないかな。陽気な妖気。たちまち今日も空の下で歩く。モンキーマジックを鳴らせるスマホ。意味もなく泣く。そうこれは花粉症ですね。

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