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障害者手帳と私〜精神障害者として生きていく〜


先日、精神障害者保健福祉手帳を
交付されました。
自分で申請したくせに、私はいざ障害者手帳を
受け取ると落ち込みました。
社会から精神障害者として見られている。
その事実があまりにも、重く衝撃的でした。

普通の道から外れてしまった。
私は障害者なんだ。
当たり前の日常生活ですらままならないんだ。
社会不適合者なんだ。


落ちこんでいたけど、手帳の割引などの
メリットを笑い話としてしか友達に
伝えることができませんでした。
先生にも、「手帳もらってん」ってぐらいの 軽いノリで見せました。
すると、「かっこええやん」と。

その時はなんの気にも止めてなかった。
いつもの先生の軽い返しだなーと
思ってたぐらいでした。

今日、先生が家庭訪問をしてくれて、
またお話をしました。
調子が良い私は、いろんな話をして、
ふと手帳のモヤモヤを打ち明けました。

手帳をもらって衝撃を受けたこと。
けれど、認めてもらえたと安堵したこと。
全てを途切れ途切れでしたが、伝えました。
先生は静かに私の声に耳を傾けてくれました。

「障害者手帳はあなたの頑張った証。勲章。
     誇りに思っていい。かっこいいよ」

私は嬉しかった。
手帳の意味づけが私の中で大きく変化した
瞬間でした。

障害者でも生きてていいんだ。
私は頑張って生きてるんだ。
その証が手帳なんだ。

今日、初めて障害を抱えた自分を
受け入れることができた。
障害は私の一部です。
大切な私の一部。
障害ありのありのままの私でよかったんだ。

たぶん、普通の人には良く分からない話。
わからなくてもいいです。
忘れたくなくて、noteを更新しました。
いい年越しを迎えれそうです。

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