頑張らない私も素敵みたいだ。

以前の私はロボットだった。
せかせかして、時間に常に追われて、
与えられたタスクをこなすことはもちろん、
ただこなすだけでなく、出来栄えにも
こだわっていた。

なんでも完璧にこなす私。
みんなに認められる私。
そんな私が私は好きだった。

精神疾患を患い、
全く自分の思い通りに活動できなくなった。
みんなが当たり前にできることも
なぜか上手くすることができない。

私はそんな自分を認めれなかった。
否定もした。
何もしない、楽する私は価値がない。
そう信じていた。
そして、自分自身を自分で傷つけた。

ある人が言った。
『僕は頑張らないあなたの方が好き。』

全く意味がわからなかった。
何が言いたいんだ?
怠けてる私?そんな私に価値あるの?
頑張ってる方が良いに決まってるじゃん。

その人は続けてこう言った。
『頑張っていないあなたは余裕がある。
 以前と違って、僕とお話ししてくれる。
 人間らしくていいじゃない。
 僕は今のあなたが好きだよ。』

私は頑張らなくても良いんだ。
頑張ってない私には違う魅力があるんだ。
何もしない私にも価値はあったんだ。

頭で理解はできた。
確かに、そうなんだ。

でも、まだ心で納得はできてない。
だから、苦しくなる。
自分が嫌いで仕方なくなる。

少しずつ認めてあげよう。
自分を可愛がってあげよう。愛してあげよう。

人は頑張らなくても素敵みたいだ。