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人にはなぜ、『心』があるのか

私の人生を振り返ると、大人になってから悩みを抱える人間関係の大きな部分を『幼少期の自分』が影響を与えていると感じる。

『聖なる予言〜ジェームズ・レッド・フィールド著』には、私たちは両親から肉体(体)だけをもらったのではなく霊的なもの(心)も受け継いでいると書かれています。

スピリチュアルで語るのなら、魂だったときに前世のカルマを刻んだ肉体を選び、そのカルマを活性させる親を選んで転生し、

スピリット(心)を成長させていく上で、両親との過去が今の自分に大きな影響を与えていることになりますし

脳科学で語るなら、母親の産道を通ることができる最低限の大きさの脳で生まれてくるホモ・サピエンスは、徐々に脳の後頭葉の部分から体の機能と共に頭頂葉、側頭葉、前頭葉を発達させ、

自由意志を持って動き生きることができるようになるため、意識が芽生える瞬間(幼少期)までのあらゆる体験が、私たちの無意識に刻み込まれている。

心が出来上がる階層のベースには、本能と特質(心の傷5つ)と性格(48種類のパーソナリティ)があり、私たちは自分たちが意識していない生まれ持った人格が存在する。

アメリカの心理学者デイヴィット・プレマックは、人が他の動物と決定的に違う点は、他人の気持ちを予測する推論能力を持っているからであると伝え、

それを『セオリー・オブ・マインド(心の理論)』と呼び、人を理解する上でとても重要な知識であると伝えているわけですが、

私たちが意識している自分とは違う、無意識に刻み込まれた自分は、この心の理論を含めた『社会的な生き物としての自分』であり、

現実社会を生きやすい世界にするために、無意識の自分と意識の自分を融合させた『本来の自分』を理解する必要がある。

特に、意識である私が生まれる前の幼少期に起きた両親との関係や、あらゆる環境によって構成される特質(心の傷5つ)と性格(パーソナル精油48種類)が、多くの人の人間関係トラブルに深く関わっており、

円滑な人間関係を形成する上で、自分がどのタイプのどの精油の人なのかを理解することは、本来の自分で生きるために、とても重要なことなのだ。

本日は、『ヒトの心はどう進化したのか〜鈴木光太郎著』より、過去を振り返ることの重要性を、脳科学の観点から解説していこうと思います。

ヒトにはなぜ心があるのか

岡田斗司夫さんは、なぜ、人には心があるのかという理由に、

私たちホモ・サピエンス(賢いヒト)は、本能の部分が壊れたことによって、そこを埋める何か(下の表の特質)が必要であったと語っている。

アロマ心理学では下記の階層を『セオリー・オブ・マインド(心の理論)』とし、心がどうやって形成されていくのかを解説しています。

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