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人材紹介業ではたらく人とのはなし

周りの人たちに支えられて


最近、起業前後のインタビューを受ける機会があり、自分の考えを改めてまとめていく時間がありました。

誇張することもなく、肩の力を抜いて等身大でいろいろと語れたと思います。

幼少期から社会人まで、記憶を頼りに話すことも多かったのですが、改めて自分を見つめ返す機会にもなりました。

一言にまとめると、みんなに胴上げをさせてもらってきた人生なのかもしれません。

ふつうは経験しなくてもいいような泥沼な下積みを経て、
ほんの一瞬、スッと高い景色を見させてもらう時間があったり。

周りの人たちに支えてもらえなければ、決して展望できないような経験に恵まれてきたのだと思います。

人材紹介ではたらく人たちのジレンマ


私は人材業界でキャリアをスタートさせて、いまもなお一途に人材業界に身をおく一人です。

その過程ではおおくの働き甲斐や恩恵を受ける一方で、ジレンマと向き合ってきた過去があります。

時には悔しすぎて、天に顔を向けながら帰り路を歩いた日もありました。

今日はその内容について、少しだけ触れてみたいとおもいます。

会社が軌道にのりはじめ、仲間集めをはじめたのが、ちょうど1年程前。

これまでに人材紹介業ではたらく約100名ほどの方々とお会いをさせていただきました。

働き甲斐のあるキャリアを支援するプロであります。

ですが、

=人材紹介業ではたらく本人たちにも働き甲斐がある


にはならないケースもかなり多くあるのです。

①属人的な仕事ではあるものの、その幅を広げる機会に恵まれない


業界的に社内の会話は、ほとんど数字の話です。

予算いったの?いっていないの?

リクルートが作った業界であり、その文化を模倣する会社も多いと思いますが、いわゆるヨミ会です。

毎月、その内容を報告・確認する時間で終始し、特に中堅~ベテラン勢の間では、研修等は設けられないこともあり、知識の研鑽や能力開発する機会に恵まれないことがほとんどです。

特に中小企業のエージェントの場合はもっともで、仕事内容に深く干渉されない一方で、停滞感を感じる人はかなり多いようです。

②工場にあてはめた人的マネジメントを人材業でも行う

これは特に大手に在籍していた時に感じていたことですが、
とにかくオペレーションエクセレンスなのです。

当時から今もかわらない、3つの管理があります。

・労働時間管理
・KPI管理
・ガバナンス管理

仕事をするうえで、創造的な付加価値をつけることはかなり難しく、
一種盲目的、無意識的にルール・規則にのっとれば、一定の成果を残すことができる可能性があがります。

ですが、人のキャリアを扱う無形かつ最高難易度の仕事を扱う我々は、本来、特にKPIでは画一化できる指標はないと思っています。

KPIで管理をしたいマネジメント層の思惑と、実態を知るメンバーとの意識の乖離があり、その摩擦によって、双方疲弊しているシーンを多く目にします。

※少しその内容にも触れた記事を書いてました

また子育てや介護の時間を工面したいミドル~ベテラン勢で苦労している人たちも多いです。

まだまだ昭和的カルチャーが根強く残っていると聞きます。
当社の下司が書いた記事もリンクをはらさせていただきます。

ITの発展により働き方の多様性を追求できる時代。

依然として、業界においてのギャップを感じました。

③会社自体の新しいチャレンジや取り組みがない

これもかなりの数の声があがっていました。

やりがいある人材紹介業に時間を割きたい一方で、新しい刺激を求めていることは人間の普遍的な欲求でもあります。

これが先述のように、社内の会議は数字の話のみで終始したり、新たな能力開発をする機会に恵まれないことはかなりしんどい時間になるかなと思っています。

個人的には新しい会社としての取り組みをどんどんと取り入れ、上司も思い切って変えてみるような組織変更もあり、な人です。

一定の環境に身をおくと心地よさを感じる一方で、慣れがでてくるし、
新しいチャンスや機会にも積極的には手をあげていくこともなくなってきてしまいます。

そうしたコンフォータブルゾーンが停滞感を招き、最悪の場合、経営にまで悪影響がでてくるのだと思います。

人材紹介業の理想郷づくりを目指して

このような話を踏まえてまでも、やはり私自身が社会人をスタートしたタイミングから、そう大きくは業界の考え方はかわっていないようでした。

このような業界の慣習を、アイデンティティを追求するために変えることを目的にしてしまう企業もあるそうなのですが、われわれはその考えはありません。

むしろ変えたほうがいいことは手段として変えていくことはどんどんとやっていく予定です。

新しいITのツールを使いこなすことも十分な競合優位性にはなりますが、それも手段のひとつ。

根本的には、

・働き手である紹介従事者が自己肯定感たかく
・ロイヤルティも自発的に持てるような状態の組織
・少し背伸びをしながらも全社的にはガンガンとチャレンジを両立する

こんな組織が理想なのだと思います。

いま異業種ふくめ様々な方との交流を増やしていますが、みなさんにとっての理想な環境は、どんなものがありますか。

経験したことでもいいですし、経験してはいないけど夢見てるものでもいいです。

ぜひ、そのお話聞かせてもらいたいです。

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