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広島の採用支援奮闘記~第三弾~

こんにちは。ペルソナの中村です。

「人材紹介業を通じて、地元の支援や活性化に貢献したい!」と意気込んではじめた広島の採用支援。

”広島の採用支援奮闘記”の第一弾第二弾では、大手メーカー様にスポットをあてて執筆しました。

今回は、私がどうしてもご支援したかった別の企業様での、新規開拓からご支援までの奮闘記です。

特に、なかなか採用が出来なくて困っている地方の企業様に読んでいただけたら嬉しいです。

私がどうしても、ご支援したかった企業


「人材紹介業を通じて、地元の支援や活性化に貢献したい!」
と思ったきっかけは、地元の広島県が転出超過“ワースト県”であることを知ったり、生まれ育った呉市の深刻な高齢化や、多くの雇用を生み出していた大手製鉄所の閉鎖などのニュースを身近に感じたりしたことです。

「雇用口がなくなる」⇒「働き手がいなくなる」⇒「人口流出」という不の連鎖を、微力ながらも、ひとりずつの採用のご支援を通じて、企業成長や事業拡大への貢献、結果として雇用や採用の加速につながけることができたら…と思っていました。

その中で同社は、地方創生を目指す事業者に対して資金・経営支援を行っている会社です。

  • 同社の支援が出来れば、事業が拡大する。よって、地方創生を目指す事業者への支援が加速する

  • 事業者の事業が始まれば、その地域の雇用も生まれ、活性化につながる

  • 広島をはじめとした中四国エリアに観光で足を運んでくださる方も増え、地域産業が潤うことができる

そう思い「貴社の中途採用のお手伝いをさせていただきたいです!」と、営業メールをお送りしたことが発端で、お取引をいただけることになりました。

実際にご相談いただいた採用ニーズ


直接商談でお話を伺っていると、資金支援・経営支援・子会社運営など事業の柱は複数あり、それぞれで事業運営をしているものの、会社全体を横ぐしに刺す動きや、全社の顧客データや会社資産を活用して新しい戦略の打ち手を考える動きまでができていない、という課題がありました。

そのため、「全社の資産である顧客データを活用(整備)しながら、マーケティングや資産を活用した事業企画を考えられる方」という採用のご相談をいただき、1週間弱で2名、紹介させていただきました。結果、お二人とも面接に進まれましたが、結論、外部からの採用ではなく「社内異動により充足」という結果になってしまいました。

お二人ともご意向が高かったため、私もとても残念でしたが、今回の結果に懲りることなく、食らいつき、弊社の得意ゾーンである管理部門での新しいご相談をいただくことができました。
(もしかすると、この段階で「難しい企業様だな」と手を引く人材紹介会社もあるかもしれません。でも、私は、どうしても同社をご支援したいという熱意があったからこそ、踏ん張ることができたのかもしれません)

実際の採用支援の事例


次にご相談いただいた内容は、経理部長のポジションです。

  • 現在の管理部は、管理部長・人事総務部長・事務の方含めて4名という少数精鋭の組織

  • 人事総務部長が、出向元へ戻る可能性が出てきた

  • 管理部長が、経理財務、人事総務、法務などの管理部全般を管掌しているが、もともとは経理財務畑ではないため、経理財務の経歴の長い方を部長として新しくお招きしたい

  • 財務会計や税務、経営管理をはじめとして、少数精鋭の組織で経理財務を回していくための業務効率化や仕組化、外注化に向けた動きをお任せできる方にきていただきたい

このポジションのポイントは、「少数精鋭の組織で経理財務を回していくための業務効率化や仕組化、外注化に向けた動きをお任せできる方」でしたので、そういったご経験をお持ちの方を探し、お声がけしました。

地方エリアでは、いわゆる経理財務のスペシャリストは多くいらっしゃいますが、効率化やシステム化まで経験されている方は少なく、ご紹介まで苦労しました。

おひとりご紹介し、その方が内定を獲得され入社を承諾されました。候補者の方はのキャリアは下記のとおりです。

学生時代に情報システムを専攻し、1社目以降、経理財務のキャリアを一貫して歩む。
1社目は、飲食フランチャイズ事業を生業とする会社で、店舗数拡大期および上場準備・上場廃止フェーズに経理担当として関わる。現預金管理、小口現金管理、売掛金管理の経理実務や上場準備、開示や予実管理準備などを担当。
その後、会計事務所を経て、事業会社で経理財務や経営企画、システム導入などを役職者としてプレイングで推進してきた。

候補者の方は、もともと勤務地とは違う県にお住まいでしたが、現職で培った経験に再現性を持たせ、年収アップも叶えたいと、単身赴任での入社を決意されました。

地方エリアでは、転職活動に慣れていらっしゃらない方も多く、応募書類である職務経歴書も”さらっと”記載している方が多い印象です。

お声がけさせていただく際には、在籍されてきた企業の特徴や在籍年から、
「~の時期に在籍されていらっしゃるなら、◎◎の業務もやっていらっしゃるのでは?」「きっと、▲▲に苦労されてきたのでは?」
「転職を考えられた背景は〇〇〇かな?」
「仮説が合っていれば、今回のポジションにフィットするのでは?」
と想像力を働かせ、実際のご面談で話を伺っています。

そして、ご面談で伺った話を踏まえ、その方のご経験を言語化・PRするお手伝い、職務経歴書のアドバイスをさせていただくことを心がけています。

以前のブログ(↓をご参照ください)でも触れさせていただきましたが、職務経歴書から読み取れる内容は50%くらいだと感じており、職務経歴書以外の情報からも想像力や目利き力を働かせることは、難しいことでもあり、やりがいに感じる瞬間です。

管理部門は、永続的で健全な会社の発展を支える大事な組織であると同時に、経営戦略の立案や実行、組織運営管理など、経営層や社内の他部門との関わりも大きく、重要なポジションです。
スキルだけではなく、リーダーシップや、変化ある会社であれば柔軟さや機敏性など、言語化が難しい”ソフト面”がとても大事になってきます。

同社の2人目のご支援に向けて…


現在は、別のポジションについてご相談をいただき、ご支援に向けて奮闘中です。
今回のポジションも、求人票にするとふわっとしてしまうミッションの難しい案件ですが、粘り強くご支援をしていく覚悟です。

最後に


今回の採用のご支援は、2つの点から、弊社の強みを発揮できた事例だと感じています。

<企業に対して>

  • 地方のみならず、全国の企業様のご支援をしているからこそ、企業の置かれている状況やどんな人材を求めているかをイメージできること

  • 求める人材が、対象エリアにどれくらいいるのかの感覚を持っていること

  • 対象エリアにいなければ、どうやったら、エリア外からの採用がうまくいくかを一緒に考えられること

<候補者に対して>

  • 転職活動が不慣れな方や、はじめて転職活動をされる方でも、ご面談で伺った話を踏まえ、ご経験をPRする方法を一緒に考えられること

  • 日々、エリア関係なく多くの候補者の方にお会いをしているからこそ、どんなフェーズのどんなミッションのポジションで活躍していただけるかを想像できること

本当に少しずつですが、広島での採用支援事例も増えてきました。
また、弊社の得意ゾーンである、管理部門領域のご相談もいただけるようになり、とても嬉しいです。

今後も、少しでも日本が元気に、地方が活性化するお手伝いをしていきたいと思っています。

私の広島企業の採用支援の奮闘はまだまだ続きます。

ペルソナ株式会社 中村

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