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30代キャリア漂流記

はじめまして。シニアコンサルタントの中村です。
今年の7月にペルソナにジョインし、早いもので1か月が経過しようとしています。人生初めてとなるnoteを、フルリモートを満喫しながら実家の広島でしたためています。

これまで、この「金曜どうでしょう」にも、多くのキャリアに関する記事があります。VUCA時代のキャリア人生100年時代をどう生きるか、自分の軸は何か?、悩ましいですよね。

特に、経験も重ねてきた30代。ライフスタイルの変化も出てきたり、マネジメントの道に行った方がよいのか…などに悩む年代とも聞きます。

私自身も30代。キャリアコンサルタントとして5年働いていますが、自分のキャリアについて悩んだり、会社を変えたりしてきました。振り返ってみると、そこには何かしらの転機があり、その時の周囲との関係の連続で、現在に至っているような気がします。

国家公務員からキャリアをスタートし、現在のペルソナは5社目。
「変わった経歴だね」とよく言われる私自身の漂流したキャリアを振り返り、その転機になったこと、漂流したからこそ出会えた人や出来事について書いてみたいと思います。

「転機」とはメリーランド大学のカウンセリング心理学名誉教授であり、全米キャリア開発協会の会長を務めているナンシー・K・シュロスバーグ氏によれば、

「人生の転機」とは人生は転機(トランジション)の連続からなり、人のキャリアは、それを乗り越えるプロセスを経て形成されていく。
その「転機」とは
■出来事が起こること(イベント)
① 予定された出来事が起きること(学校を卒業する・結婚する・子どもが生まれる・昇格した等)
② 予測していなかった出来事が起きること(突然転勤を命じられた・会社が倒産した・両親が亡くなった等) 
■出来事が起きないこと(ノンイベント)
③予測していた出来事が起きないこと(受験に落ちた・昇格しなかった・結婚しなかった・子供を授からない等)
『「選職社会」転機を活かせ―自己分析手法と転機成功事例33』著者 : ナンシー・K.シュロスバーグより

予期せぬイベントが起きた、当然そうなると思っていたイベントが起きなかった。皆さんの中にも、きっと、思い当たることがあるのではないでしょうか。

~進学~就職活動~この時から、転機は始まっている

思えば、この時期から私の人生の転機はありました。

小・中・高校と公立学校で過ごしました。裕福な家庭ではなかったのですが、パートから正社員登用を目指していた母の応援もあり、大学に進学できることになりました。

しかし「絶対に国公立に行かないと」「絶対浪人できない」と自分に課したプレッシャーで、センター試験に失敗。

志望校を変更し、何とか国立の大学へ進学することができましたが、リーマンショックが訪れます。

当時「絶対に入社したい」と思っていた会社がありました。わざわざ東京に行き、本社を見に行ったほど入社したい企業でしたが、なんと、リーマンショックで新卒採用が凍結され、「どうしよう」と不安になったのを覚えています。

それから、銀行やメーカー、NPO、教育企業など、OB訪問やインターンを駆け回りましたが、行きたい会社がわからず、路頭に迷っているそんな時に、「公務員」という選択にたどり着きました。
公務員であれば、「日本を豊かにする」「利益やビジネスに関係なく、日本全体のためになることができる」と思ったのです。         

当時、大学3年生の秋。試験勉強をまったくしてこなかった私は、エントリーシートを書くのをやめて、背水の陣で公務員試験に挑んだのでした。


~公務員~人材業界への転職~

公務員としての6年間は、ハードワークではありましたが、すごく充実した環境でした。最後にいた部署では、通常業務に加えて、熊本地震の災害復旧業務、伊勢志摩サミットの対応、補正予算の対応など、使命感の大きい仕事に携われていました。

そんなとき、熊本の災害現場に出張に行く機会があり、実際に被災した町を目の当たりにします。その時、芽生えた気持ち(補助金や法律という目に見えない支援ではなくて、「自分の力で直接的な支援がしたい。自分と対峙する方々が豊かで幸せになってほしい」)を抑えきれなくなり、転職支援サービスに登録。

登録したエージェントのキャリアアドバイザーから、リクルートキャリア社を紹介してもらい、当時のビジョン「ひとりでも多くの人たちが働く喜びを膨らませ、働く喜びの輪が、新たな活力を生み出している社会を創りたい」に、私の中に激震が走ったかのように共感し、「私がやりたいことはこれだ!」と転職。

リクルートキャリア社に転職したことから、私の人材業界の人生がスタートしました。


~リクルートからの転職~2回目のキャリアチェンジ~また人材業界へ~

入社して当初は、「同期の中で自分だけが目標達成できていない」こと、民間企業ゆえに成果を求められること、思うようにいかないことも多く、悩むこともありました。
でも、私は、ひとりひとりと向き合って、伴走させていただくこの仕事が大好きでした。
個人の方々の悩みや、目指されたい姿を伺って、キャリアの可能性や中長期的な方向性のご提案をし、伴走する仕事に誇りを持っていました。

慣れてきて、3年目になった時、「出会いの最大化」を大事にする会社の方針と、自分のなりたい姿が違うのかも…と思うようになります。もっと企業側の経営のことも知って個人の方との良縁を紡ぎたい…と思い始めた私。2回目の転職を意識しはじめました。

ちょうど、結婚も考えたい年齢、ワークライフバランスも大事にしたい、経営のことも勉強したい…ということで、日系の経営コンサルティング会社のコンサルサポートポジションへ転職しました。

ここでも、転職した私は「ルンルン♪」気分で仕事に励んでいましたが、人生を変える出来事が訪れます。気心の知れた知人と、ゆくゆく人材ビジネスを立ち上げよう!という話で盛り上がるのです。

日系コンサルティング会社に入社して間もない私は、まだ企業経営のコンサルにタッチできるわけもなく、私には圧倒的に、法人営業の経験と、両手型のコンサルタントの経験が不足していました。(法人営業経験ゼロ)
それを補うべく、立ち上がって3年目・コンサルタントも当時3名という少数精鋭のサーチ型エージェントに転職。
人材業界を離れて、意外とすぐに、人材業界へ舞い戻ってきたのでした。


ここまでが、ペルソナにジョインする前までの私の経歴です。

このあと、また「転機」が訪れて、ペルソナに入社するのですが、その出会いも、転機的な出会いでしたので、また今度の機会に。


転職を重ねても、時として回り道と言われようとも、後悔していない

私自身のキャリア軸はぶれていて、漂流しているな…と自分でも思う時があります。
実際に、ペルソナに転職する前までは、転職回数の多い自分や、短期で転職している自分が嫌で、恥ずかしいと思っていました。

でも、今となっては、それぞれの企業で得た経験を決して後悔していません。
  
様々な業界で働いたからこそ、その業界で働く方々の大変さを想像できるし、紆余曲折したキャリアを歩んできたから、「転機」を迎え悩む方々の気持ちを思い、「その人の最良の選択はなんだろう」と思いやりの心も備わってきたと思います。

そう思えたのは、ペルソナに出会えたから。
ペルソナは、平均転職回数が3.8回で、皆がリモートで働きながらも、それぞれの多様性や生まれるシナジー、ハーモナイズを楽しみながら、人材業界の理想郷を目指しています。

「いままでの自分があったから、ピンチをチャンスに変えられた!」
「自分におきたことが大変な出来事ではなく、転機なんだ!」

自分を肯定できると、仕事だけでなく、前向きな気持ちになれると思います。
そう思っていただけるようサポートしますので、キャリア選択に悩まれた際には、私たちに是非ご相談ください。

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