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人生100年時代のキャリアのあり方を考える

ペルソナの下司です。

人生100年時代と盛んに言われるようになって久しいですが、キャリアという目線でこれについて考えたことはありますか?

就職氷河期世代の私たち

私自身はいわゆる「就職氷河期世代」ど真ん中なので、新卒の就職活動では大変苦戦しました。
当時は、新卒派遣なんて言葉も流行りました。
就職と同時に給与一律カットをされる憂き目にあった友人もいました。
給料が年々上がるなんて言うのはほんの一握りの企業で、上にはバブル大量採用世代がどっかりといてポジションなんてなかなか空かず、やっと主任格になった頃にリーマンショックでリストラ、残業代フルカット、派遣切り。
その後10年で景気は回復してきたものの、給料はじわりじわりとしか回復せず、ようやく落ち着いてきたかと思ったらコロナ禍という、本当に残念な社会人人生を歩んでいる世代です。

そしてここに来て、リストラはしないと宣言していた大手自動車メーカーすら「終身雇用を守っていくのは難しい」と言う時代になってきました。また、45歳定年制なんていうのも話題になりましたよね。
まさに私はその年令を迎えています。

役職定年制度も踏まえて考える

また、近頃は役職定年制度を導入する企業が増えてきました。約50%の企業が導入していると言われています。
寿命は伸びているのに、企業によってはキャリアを50代前半でピークアウトさせられてしまう訳です。

まだまだ人生は折り返し地点なのに…。
年金の受給開始年齢はどんどん先になっていくのに…。
役職定年のその先には、まだ10年、15年の仕事人生が残っているんです。

役職定年を迎えるタイミングで先のキャリアを検討しても、選択肢は限られています。
自分にはまだ関係ない、現実的に考えられないな、と思ってしまう30代半ばから少しずつ考えていくべき問題なのです。

大切なのは、道を選択するタイミングでは選択肢は増やせない。
それまでにどうやって自分の経験の幅を広げて、将来の選択肢に繋げていくかということを常に念頭に置いてキャリアと向き合っていくことです。

働き方の多様性を追い風に

私は前職時代から、ミドル以上の年代の方の転職をメインでお手伝いしています。確実にこの3年でマーケットは大きく変化をしてきました。

1社で長く経験してきた、いわゆる「会社の看板」で仕事をしてきた人材よりも、規模の大小、経営体制の違い等、バリエーション豊かな複数社での経験を持っている人材を求める企業が増えてきました。

キャリアを相談される方も、正社員として1社にコミットした働き方を求める方ばかりではなく、複業を希望される方、フリーランスとして働くことを希望される方も増えてきました。

会社にキャリアを与えてもらえる時代は終わりました。これからは、自分でキャリアを選び取っていく時代です。
転職だけではなく、在籍している企業でFA制度を使ってみる、プロジェクトに参画してみる、資格勉強をしてみる、SNSで発信をしてみる、地域のコミュニティに参加することでサードプレイスを作ってみるなど、選択肢を増やすことに繋がる行動を増やしてみましょう。

キャリアとの向き合い方に困った時は、是非私たちにご相談下さい。
一緒に考えていきましょう。

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