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ヒューストンの街並みには発見がたくさんあったのです。

今回のヒューストン出張では、朝早くからの学会参加はもちろんのこと、日中に散歩に出歩いたり、夜には近くのトヨタセンターでのNBA観戦をしたりと、それぞれの時間帯に外に出歩いて、街並みを観察する機会があった。

深夜にホテルに到着した後一夜明けて、朝はゆっくり休んでから午後にホテルを出ると、空は雲一つない快晴で、日本でいう初夏くらいの日差しと、カラッとした乾いた風に吹かれた。これがテキサス州ヒューストンの気候かぁという季節感を得た。

この日は学会への参加登録を済ませて、それ以外はフリーの1日を過ごした。日曜日だということもあって、近くの公園では家族連れや友達連れの人々が集まり、賑やかに談笑したり、ボール遊びをしたり、噴水で水浴びをしたり、小さな丘を段ボールで滑って遊んだりしていた。

東京都心にもこういうビル街の中に公園があったりすることはあると思うが、不思議なことに、こちらの方がなぜか時間がゆったりと流れているように感じた。

それは、公園周辺を取り巻く環境がそうさせているのだろうと思った。ヒューストンでは、公園周辺にビル街があるものの、広大な敷地にどデカいビルがドンドンと建っているだけで、窮屈で忙しなく感じるようなことは全くなかったのだ。

公園を眺めながら付近の木陰の道を歩いていると、カラスを少しスリムにしたような真っ黒な体で、南国を想起させるような鳴き声の鳥が目の前に現れた。

こういう、不意にそこにいる動物たちの存在からも、日本の街並みとの違いを発見することができる。

その翌日、学会参加のために朝早くホテルを出て気づいたことは、どうやらヒューストン市民の生活はかなり朝型なのだろうということだ。

まだ薄暗い時間帯であるにも関わらず頻繁な車通りがあることに加えて、点在するガラス張りの高層ビルには至る所に電気が付いていた。

一時はホテルなのではないかと思ったが、時間帯が時間帯なので、もしかしたらオフィスなのではないか、と予想したのだ。午後は暑くなるから、朝早くから仕事をして、早めに帰るのかもしれない。

もう一つ特徴的だったのは、どの歩行者用信号にもカウントダウン機能がついていたことだ。これがあれば、歩行者が信号を渡りきれそうか、判断することができて便利だと思った。日本もこれを導入すればいいのに、と思ってしまった。

街並みを歩いて観察するだけでもこれだけさまざまな発見があるのならば、その土地土地によって異なる世界中の街並みを観察し、比較しながら歩くのも面白いかもしれない、と思った。

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