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お金はあるけど女運が無い!ノーベルの意外な過去

「周りの者たちは遺書を見て、きっと落胆の表情を見せるに違いありません。私にはそれが楽しみです。」と遺産の94%を基金に充てノーベル賞を設立したアルフレッド・ノーベルの言葉です。

今回はダイナマイトを開発し資産を得た彼の生涯と女運が無いエピソードを紹介します。

極貧時代

アルフレッドはスウェーデンのストックホルムにて、建築家の父を持つ4男として生まれました。
※父親もノーベルなので今回の記事はアルフレッドと紹介します。

アルフレッドの兄弟は8人おり、4歳の時に父の会社が破産してしまったので貧乏生活をしておりました。

貧しい生活の中、成人した子供はアルフレッド含め4人しかいませんでした。

裕福時代

あるとき父親がロシアで爆発物を扱った事業が成功し、一家は裕福になります。

アルフレッドには複数の家庭教師がつき、主に化学と語学を学びましたので英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語で流暢に会話できるようになりました。

又、幼少期から特に爆発物に興味を持ち、父からその基本原理を学んでいたので極貧生活から一転して、インテリ教育を受けました。

おかげ様で学校教育は18か月しか受けていないそうです。
その後、4年間アメリカへ留学して勉学に励みます。

父の事業を支えるが倒産する

帰国したアルフレッドはガスメーターの特許を取るなど頑張りましたが、爆発物で儲けた父の会社は軍からの支払いが滞り経営が悪化し、倒産します。

アルフレッドは家族とともにスウェーデンへ帰国し、ニトログリセリンの安全な製造方法と使用方法を研究し特許を取りました。

1864年9月3日の研究中、爆発事故で弟エミール・ノーベルと5人の助手が死亡してしまい自身もケガを負いました。

アルフレッドはこの事件にめげずに1866年、不安定なニトログリセリンをより安全に扱いやすくしたダイナマイトを発明しました。

特許を取得し、世界中でダイナマイトの工場ができ莫大な資産を得ました。

生涯独身だったが3度の恋愛がある

1人目の相手はロシア人のアレクサンドラという女性でしたが、アルフレッドのプロポーズは大失敗しました。

2人目のお相手はベルタ・キンスキーという女性でした。
恋愛下手なアルフレッドは自分の女性秘書を募集し、そこから優秀で綺麗な子を選ぼうとしました。

女性秘書を募集する広告は5ヶ国語で出し、その5ヶ国語すべて活用し応募してきた優秀なベルタ・キンスキーを秘書にしました。

しかし、ベルタ・キンスキーには既に婚約者がいたのでこれまたフラれてしまいます。

ちなみに彼女が平和主義だったので1905年、女性初のノーベル平和賞にベルタ・キンスキーが選ばれました。

未練ってすごいですね。

3人目のお相手は1876年に出会ったゾフィー・ヘスという20歳の女性でした。

今回の恋愛は少しだけ上手くいきゾフィーとの関係は18年間続き、218通の手紙を残しました。

しかし1891年に、ゾフィーが浮気し他の男の子供を妊娠していることが分かり2人の関係は終わりました。

アルフレッドの死後、ゾフィーは218通の手紙をノーベル財団に高額で買い取らせました。

ゾフィーはこの手紙の売却で巨万の富を得ました。

アルフレッドよ・・・(笑)

最後に

いかがでしたでしょうか?

みんなが知っているダイナマイトやノーベル賞以外にもエピソードがあって偉人の側面を覗いてみると面白いですよね。

浮き沈みの激しい家庭に産まれ、死の商人と呼ばれてしまった晩年、親族との関係性も悪化し遺産の内訳は、ほぼノーベル賞への基金となりました。

しかし、アルフレッドは召使、家政婦、庭師たちには年金を出す愛情があったそうです。

更に浮気して自分を捨て手紙さえも売ったゾフィーにも年金をあげていたそうです。

よろしければ明日、職場や家庭で紹介してあげてみてくださいね。

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