竹村尚久[ 展示会プロデューサー/デザイナー|SUPER PENGUIN 代表取締役]
展示会場からの投稿。ここでは展示会の会場での様子を簡単に掲載します。設営時は会期中の様子など。展示会ブースの設営はほとんど2日間で行われます。多くの場合、月曜日・火曜日が設営日。月曜のうちに展示ブースはほとんど組みあがり、2日前は出展社がお越しになって商品等の陳列を行います。
当社スーパーペンギンの活動に関するお知らせ専用
「突破口となる展示会ブースのデザイン手法」 商業空間で結果を出すための空間デザインの手法を「ビジネス空間デザイン」と私は呼んでいます。これまで商業空間で集客などの「結果」を出すための手法については「VMD」という概念が一般的でした。この「ビジネス空間デザイン」とはそのVMDの概念を含めた、新しい空間デザインの考え方として捉えています。その「ビジネス空間デザイン」の最たるものが「3日間で集客結果を出す」展示会のブースデザインの設計手法。ここでは、展示会デザイン会社の中で高い集客力を誇り、業界内でも注目を受けている当社スーパーペンギンのブースデザイン手法について解説します。この考え方は、展示会だけでなく、店舗や飲食店でも応用可能な手法。現状の商業施設でのマイナスの状況を少しでも打開できるよう、そのきっかけになればと考えています。
3日間で結果を出す必要のある「展示会ブース」。その空間デザインの提案はどのようにしているのか。商業空間の提案を行う全ての方へ、参考にしてほしい展示会ブースデザインのプレゼン手法。
展示会関係会社として地域産業支援を行っている内容を取りまとめました。当社は、展示会関係セミナーと地方自治体・支援機関のブースデザインを行うことで、日本全国の中小企業の販路開拓のお手伝いを行っています。
先週金曜日は新しいプロジェクトのため、愛知県瀬戸市へ。 組合の方々に、瀬戸焼について教えていただきました。博物館を案内され、瀬戸焼のこれまでの歴史を解説をしていただきながら回りました。 これまで、焼物に関しては、有田や九谷の方々とのお付き合いの中である程度は知っていたのですが、ここでのお話しも全てが新鮮。 以前名古屋に住んでいたのですが、それはまだ学生の頃。 なんとなく「焼物の産地」程度にしか知らなかったのですが、改めてお聞きすると興味深い知識ばかり。 焼物の産地としての瀬
今週18日に金沢駅前のFORUSでオープン予定の「MIHON-ICHI」。 この店舗について、先日「商業施設ニュース」さんに取り上げていただきました。 正直、店舗を日常的に手掛けているインテリアデザイナーの方々にとっては取るに足らないデザインかもしれません。特筆すべき何があるのか、一見して分からないと思います。 しかし、今回私が社会に伝えたかったことは、「展示会業界の視点で店舗を作ってみる、という新しい視点とその可能性について」です。 先日のJAPANSHOPやギフトシ
明日18日に、金沢駅前FORUSにて、当社が(珍しく)設計した店舗がオープンいたします。 今回は店舗デザインだけでなく、店舗としての在り方、コンセプト、そして店名まで私の方で考えました。ロゴデザインは先日の虎ノ門ヒルズでのイベントをご一緒した「EXX LAB」の小林さんにお願いしています。 先日のプレスリリースで発信した通り、今回の店舗はただの店舗ではなく、今後の「空きテナント」「空きスペース」の問題を解決するきっかけ、今後の店舗の在り方を提案する内容としています。 店舗
今週、3月18日に、金沢駅前、FORUS5階に「MIHON-ICHI」という店がオープンします。 当社には珍しい店舗設計。 基本的に、当社は店舗設計はしない方針です。展示会などの「仮設」空間に特化した空間デザイン会社として。 今回、実は新しい試みをしました。これからの社会、インテリアデザイナーによってしっかりと作り込んだ店舗だけでなく、「POP-UP以上、実店舗未満」といった店舗形式の在り方があってもよいのでは?と。 今回の店舗。発端は昨年10月に開催されたギフトショーで
今回は展示会の基本的な話をしていきたいと思います。 展示会というと個人で開催する「個展」のようなものを想像される方も多いと思いますが、ここでお話しする展示会とは、東京ビッグサイトや幕張メッセ、パシフィコ横浜、インテックス大阪など大型のイベントホールで開催される「BtoB商談会」のことを指しています。現在日本には数多くのイベントホールがありますが、ここで言う「商談会としての展示会」のほとんどが、東京・名古屋・大阪・福岡の4拠点で開催されています。 では、どんな展示会がそこでは
コロナによる不況、そしてEC市場の活性化等の影響により百貨店、GMS、SC等の商業施設では空きテナントが目立つようになってきました。これは、営業時間の短縮と来場者の減少により、各テナントの売上が減少してきたからであることは説明するまでもないことでしょう。現在、店舗や飲食店などの「商空間」はその転換点にあり、次のリアル店舗のあるべき姿を模索して、そして、結果の出ない店舗において、どのように売上を上げていくのか、悩んでいる方も多いのではないかと思います。また、「撤退」だけが全てな
「商業施設」における集客手法を考えてみたい。 現在、店舗・飲食店等に代表される商業施設(=商空間)は、これまで以上に「客を集める」ための技術が必要になっていると感じています。 現在の経済的不況、そしてEC市場の活性化はリアル店舗のあり方を見直す転換点となっていることは誰もが共感してくださることと思います。そんな中で「リアル店舗」の意味とは何か、今後のリアル店舗のあり方とは何か、模索している方も多いのではないでしょうか。 今後のリアル店舗はどうあるべきか。 この内容について
10月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催される「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2021」(ギフトショー)に、石川県ブースが参加します。 出展エリアは南4ホールの「LIFE×DESIGN」エリア。 参加する石川県内の企業は、九谷焼や輪島塗、山中漆器など石川県の伝統産業を中心に合計22社となります。 当社スーパーペンギンは、ブースデザインを担当すると共に、出展の成果を確実なものにするために、出展対策セミナー、個別相談、個別ディスプレイ指導などを事前に行い、また
自身のデザイン案を、クライアントに説明する際に、どのように伝えるか、今回はこのことについてお話ししたいと思います。当社は展示会ブースのデザイン・設計を行う空間デザイン会社になりますが、この「展示会ブースのデザインの内容をクライアントである出展者にどのように伝えるか」という手法は、展示会ブースだけでなく、店舗設計など商業系の空間のデザインを行う設計者・店舗デザイナーの方にも参考になるのではないか、と考えています。本記事が、展示会デザイナーだけでなく、多くの店舗設計者の方の参考に
展示会ブースのレイアウトを考えている方へ。 展示会ブースの小間位置が決まって「4面全てが通路」の時、あると思います。いわゆる「島小間」です。今日はそんな小間のブースレイアウトを考えることになった方へ、その考え方についてお話ししましょう。 4方向全てが通路になった場合、小間位置的にはとても好条件ですが、一方でそれぞれの方向をどのように活用したらいいか、悩むのではないでしょうか。その場合、まず「小間位置図」をしっかりと読みこむことから始めます。 どの方向から来場者が近づいてくる
コロナによる影響によって、来場者が少なくなっている、また通常時でも、来場者が少なくて会場内が閑散としている、このように、「会場内に、または自社ブースの周囲に来場者が少ない」という場合、来場者を自社ブースに集めることが難しくなってきます。それは、誰もいないブースには来場者心理として近づきにくくなってきてしまうことや、一人でも多く来場者に寄ってほしいと思う出展者が自社ブースの前に立ち並び始め、より「近寄りにくい」雰囲気を出してしまうことに原因があります。 そこで、少ない来場者をな
企業として、顧客の獲得の多くを展示会出展で行っている企業は多いと思います。しかし、現在のコロナの状況で、展示会に出展するのはどうなのか、どう考えている企業は多いと思います。この記事では、展示会に出展している方に向けて、現在の展示会出展で集客をする方法をお伝えします。これは、日頃当社がブースをデザインした中で、様々に試してみて、効果があった方法、成功した方法を広く共有するものです。 A.最近の展示会の状況は?最近の展示会場はどうなっているのか。どんな傾向にあるのか、気になる人
先日記事に記載した展示会業界における「オブジェ思考」と「空間デザイン思考」について、EVENT MARKETING 71号に記事を掲載していただきました。(記事下にリンク有) 展示会ブースを考える際、私がどのように考えてブースをデザインしているか、ブースを造形物として作るのではなく、その場の主人公である来場者の立場に立って、彼らの「気持ち」を作り出すデザインとしている、そのようなことを記載いただきました。 表紙は、今年2月のギフトショーでの石川県繊維協会さんのブースの模型
今回は、空間デザインにまつわる学生時代の話です。 自分のデザイン手法のターニングポイントの話。 建築。インテリアもそうだと思いますが、大学に入って勉強を始めると、課題、課題でものすごく忙しいんだけど、「建築の世界」に関わるようになったことがとても楽しくなります。 学部の1年の頃は、一般教養もあるので、まだ右も左も分からず、ただただ設計課題をこなしている程度。 でも、2年、3年になって来ると、だんだん楽しくなってきて、休み期間中や土日には友人や先輩たちと「建築旅行」に出かけ
今日は、仕事の話から少し離れて、私の個人的なことをお話しします。 私が昔考えていたことが、今の若い方で同じ悩みを持った方の参考になりますように。 私は、今でこそ自分の会社をつくり、デザイナーとして活動し、多くの方の前でセミナーをしていますが、もともとは「かなりの人見知り」でした。 実は、社会人になるまで、1人で喫茶店(今ではカフェと呼ぶ)に入ることができませんでした。そして、高校時代には、クラスの中に誰も話す人がおらず休み時間には教室の中で一人ポツン、と座っている状態。
「展示会技術」という言葉について。 展示会の業界にいる方もそうでない方も、「展示会技術」という言葉を聞くと「?」となると思います。 ここでお伝えしている「展示会」とは東京ビッグサイトなどで行われている商談会としての展示会のこと。今はオリンピックやコロナの影響であまり行われてはいませんが、通常では毎週のように様々な業界の展示会が行われています。 ここでいう「展示会技術」とは、私が使っている自前の用語なのですが、展示会関係者が持っている「展示会を実現するためのノウハウ」、とい