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良い意味でプライドを捨てるということ。長男長女はストレスが多い。

みなさんは、プライドを持っていることはありますか?

というよりも、ほとんどの人が何かしらに対してプライドを抱いているはずだ。

仕事、趣味、スポーツ、、プライドを抱きながら物事を行うことは向上心に繋がるし、良い結果を得るためには無くてはならないもの。

だが、少し考えてみてほしい。要らぬプライドを抱えていないか。

凄く簡単に言うと、プライドを持って取り組んでいることって負けたくないですよね?まあ、勝ち負けは数字が出ない限り自分で決めつけているものなんですが、自分が真剣にプライドを持ってやってることを馬鹿にされたりするとイラッとくる、みたいな。

これを、たとえば私生活の一部に落とし込んでいる人が多い。もちろん、僕も人のことを言えないので戒め、自分への教訓として書き出してみる。


最近、兄がうつ病になってしまい仕事を辞めてしまったというお話を聞いた。

僕も長男で、彼のお兄さんも長男。凄くうつになった共通点が多く、自分が当時抱いていたクソみたいなプライドを抱いてる点もまた、同じだった。

うつになった原因の一番は仕事なんだけど、プライベートの問題特に家庭環境の問題というのは人と人との距離が近い分悩みも大きい。

長男として振る舞わなくてはいけないこと、弟妹たちを引っ張る存在でいなければならない、親の面倒を一番に見なくてわ、、なんて悩みが長男、と言うよりも第1子には付きものなんですね。

一番最初に産まれたから、本当にそれだけなんだけど、その産まれてきた順番で悩むことって結構あって。

この中でも一番厄介なのは、第1子としてのプライドが強く現れてしまう現象。

第1子って、兄弟構成の中ではTOPに君臨している訳で、何かと我慢したり見本になったりすることが多い。

なので、真っ当に生きようとする傾向が強いんですね。

下の兄弟たちの手本として生きなければ、なんて変なプライドが生じることって結構あって。

別に、今思えばそんなものを考え振り回されてるのは自分だけだったんだなと思うけれど、小さい時からの環境で形成される性格や考え方は大人になってもなかなか治らなくて。

親からも、お兄ちゃんお姉ちゃん頼りにしてるねなんて言われて、それが変なプレッシャーになってしまうことだってある。

僕は大学で心理学部だったんですが、卒論で出生順による性格差をテーマに書いた。

結果として凄く面白かったのは、第1子は他の出生順の子に比べてとても甘えたがりな傾向が有意にでたこと。

ああ、自分もそうだな。なんて当時は結果を見て納得した覚えがある。

それでも、甘えられない。
普段抱いている第1子としての要らぬプライドが、僕の研究結果にも如実に現れた。


はっきり言って、親の育て方にもよるから大きなことは言えないけど、別に長男としてのプライドなんて捨てていいと思う。

家族間だけでなく、このプライドは友人関係や職場関係、恋愛関係にだって影響する。

だから、要らない。すぐに捨てた方がいい。
でも一気には捨てられない。それは僕も経験済みだから。

色んな人と会う。
するとこういう甘え方もあるんだ、こんな開き直り方もあるんだ!と勉強できる。

徐々に、要らないプライドを捨てる練習は、早いうちにやろう。

サポートしてもらえたら、いつか還元できるように頑張ります。