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あれ、今日は平日なのに、お休み?


うつが再発した、はじめの頃。

うつの症状で、日中は起き上がることができずに
ただスマホを永遠と眺めていた。

 Youtube、Instagram、Tik Tok、、、

内容は一ミリも頭に入ってこなくて、ただ、流し見してる。


『俺って、生きてる意味あるのかな?』

そんな最悪な考えも、しょっちゅう頭に浮かんでくる。


今頃、友達のみんなはバリバリ働いてお金を稼いでる。
妹でさえ、新卒で頑張って仕事に行っている。


俺はただ、寝てるだけ。しかも、休職は2回目。
思い描いていた人生設計から、完全に脱落してしまったと思った。


悔しい。だけど何もできないし、やる気も起こらない。

寝て、起きて、食って、SNSやって1日が終わる。

そんな日々が、半年近く続いた。



少しずつ体調も良くなると、リハビリもかねて運動をしようかなと考え始めた。


もちろん、自分のできる範囲で。


1日10分、日光に当たりながら散歩することから始めた。


めちゃくちゃ気持ちい。。


すごい、生きてるって思えたし、何より外の空気がうまい。


この時、今も習慣にしている日光に当たることの大切さを痛感した。


ただ、一つだけ気にしていことがあった。


知り合いにこの姿を見られること。


自慢ではないけど、地元の中では少し顔が広い方だったので、知り合いは多かった。


『でも、平日の日中なんて、友達は仕事してるよな。』


そんな考えで、あえて世間の通勤時間からずらした真昼間に散歩することを決めていた。


だけど、会ってしまった。


友達のお母さん。


「あれ、今日は平日なのに、お休み?」


終わった。最悪だ。


当時はうつ病を隠していたので
『はい、有休で暇なので散歩してます。笑』という返答をした気がする。


「へ〜そっか!仕事は忙しい?うちの子も残業たくさんして頑張ってるよ〜。」


悪気が無いのは、分かってる。


俺も普通に働いていたら
『いや〜僕も毎日大変ですけど頑張ってます〜!』くらい言えたと思う。


でも当時は、ひきつって笑うことしかできなかった。


そこから、息子(僕の友達)の働きエピソードを語られてさようならした。


苦痛で仕方がなかった。


自分は惨めだな、なんてまた考え始めていた。


今、当時を振り返ると、決してそういった意図があって話しかけられたのでは無いとしっかり理解している。


でも、なんとなく、凹んだ。辛かった。


経験上、うつを回復させるのに運動は本当に大切だと思っている。


だけど、今回の僕のように周りの目が気になったり、お金があまりなくてジムに通えなかったり、たくさんの懸念材料があるのも経験者だから分かる。


そんなこと気にすんなよ、ってことがすごく気になる。


でも、それは悪いことじゃない。


小さいことを気にせずに過ごせていたら、うつになんてなってない。


ある程度回復してきたら、周りの目とかを気にせず、うつ経験者同士で体験談や症状を語り合いながら、運動できるコミュニティは絶対必要だと感じた。


すぐに実行には移せないかもだけど、作りたい。


当事者同士で手を取り合って、一緒に回復の道を作っていきたい。


うつでもやれることが、絶対ある。



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