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美術館レポート

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美術に関する知識はないですが、様々なアイディアを得るため定期的に美術館を訪れています。展示を通して感じ考えたことをまとめていきます。
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#美術館レポート

「メカリアル」展と、触発された表現

「メカリアル」展と、触発された表現

今日は山梨県立美術館で開催されていた、たかくらかずきさんの「メカリアル」展を訪れました。

「日本で広く共有される信仰の中に息づく『存在を信じるが触れることのできない、向こう側のものたち』を『デジタル上の存在』に極めて近いものと捉え、AIによる画像生成、ビクセルアニメーション、3Dプリント、VR(仮想現実)、NFTといったデジタル技術を用いて表現する作家」(山梨県立美術館ホームページより抜粋)とし

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北斎館「あなたは信じる?摩訶不思議」展レポート

北斎館「あなたは信じる?摩訶不思議」展レポート

河童を見たという原体験をして以来、私は幻獣的なものに関心を抱いています。

そのため、幻獣・異界・民話・妖怪(ホラー要素が少ないもの)・妖精・精霊などのキーワードが入っている企画展には直感的に惹かれ、「思い立ったが吉日!」「企画展を観ることができるのは今しかない!後悔するから即行動!」の精神で、ふらっと旅に出てしまいます。

美術館を訪れる道中では、様々な発見があります。風景や街並み、人などなど…

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「トンコハウス・堤大介の『ONI』展」へ

「トンコハウス・堤大介の『ONI』展」へ

現在東京都立川市のPLAY!Museumにて開催されている「トンコハウス・堤大介の『ONI』展」を訪れました。

子どもの頃に河童と出逢って以来見えないものや不思議な世界に興味を持ち、最近は古来日本において大切にされていた目には見えない移ろいゆくものとの関わり方や「八百万の神」的なイマジネーションに関心があるため、直感的に「これは行こう!」と思ったことがきっかけ。

原風景的な世界に包み込まれる体

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2023年初美術館〜ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ「柔らかな舞台」展へ〜

2023年初美術館〜ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ「柔らかな舞台」展へ〜

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

不定期更新にはなりますが、今年も実践や研究、美術館や読書のレポート等をまとめていきたいと思います。

さて、2023年初美術館は、東京都現代美術館。新年は本日1月2日より開館しており、現在開催されているウェンデリン・ファン・オルデンボルフの「柔らかな舞台」に興味を抱いたため訪れました。

展示は映像作品が中心ですが、役者が

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2121年Futures In-Sight展へ行ってきました

2121年Futures In-Sight展へ行ってきました

先日、現在21_21 DESIGN SIGHTで行われている「2121年Futures In-Sight」展へ行ってきました。

地球誕生から現在までを1年間(365日)に表すと、ほんのわずかな時間しか生きていない人類。そう考えると100年というスパンは、地球規模ではあっという間なのかも知れません。けれど、その中で良くも悪くも人類が様々な影響を地球に与えてしまったのだなぁと痛感しました。

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