タケ

東京工業大学大学院中退のマスターです。 主に、詩を書いています。 よろしくお願い申し上…

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東京工業大学大学院中退のマスターです。 主に、詩を書いています。 よろしくお願い申し上げます。

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自己紹介の前に

まだ、記憶が定着する以前の頃に 「金閣寺」だと言って、お節句の面影を思い出す。母が文学全集を持っていたからだった。その頃の、京都の景観は?と言われた。 僕は、思ったままのことを喋った。 「戦争があったのね」 と母親は問い返す。その事は、今でも記憶の奥底に沈んでいる。祖母とお雛祭りの人形が、家にはあった。その背丈を見て、このお人形は?と指を指した。既に、「決闘」は始まっていた。まだ、核家族化が進まぬ世であったから、祖母が舞台の中心にいた。母親は、福岡県立修猷館高校卒だった。書道

    • 投稿

      久しぶりの投稿となります。東京から離れて、20年が経ちます。今は、実家で父と2人で生活しています。大した喧騒を起こすことなく過ごせています。僕の相互フォローの方が、スマホはAndroidだったということでしたので、懐かしくなりChromebookを買って投稿しています。 そして、眠りながらベッドで文章を書いています。 これにはいくつかの理由がありました。 まず、父はシンプルスマホなので、Chromebookと相性が良い。 Amazonのセールの時に、2万円台で買えた。 親孝

      • 空を駆ける

        一瞬の時が、永遠になった。速いテンポで、流れ星の裂け目から、四方八方にペガサスが現れ発散していく。流れ星は、空を舞って消えていった。風が冷たかった。業火の炎から、火花を散らして誕生するペガサスは、やがて形を変えていった。平和の象徴である鳩は、その風景をさらうように眺めている。モネの花は、迸る落雷に結界を張っている。現世は誠に、忙しい。勇者は、強靭な刀を持って、裂け目の方に飛んでいく。ペガサスが、一心不乱の動きを見せて、こちらへ向かってくる。勇者は、それに飛び乗った。地球に春が

        • まどろみ

          幻は、朝の4時くらいに起こると誰かに聞いたことがある。何もないところから、竜巻のような香りがして、その音に気がついた。カーペンターズの歌にもあるように、友達も帰ってしまった。その洞窟から抜け出すと、思ったよりも、気軽に外に出れるような気がした。過去の偉人や天才たちは、大抵は発狂したり、事故に遭ったりする。こんな偶然を歴史の連続として見るのか?確かに、時間というものは存在しているように思える。 私は、モネの花が好きだった。勿論、美術館に行って鑑賞したことはない。そんな春の幻を

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        自己紹介の前に

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        • 雨の日の詩人
          1本

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          すぐに忘れない基本的な勉強法

          「スタンダートプラン」に参加すると最後まで読めます

          ✨理解分野 中高校で、数学、理科などは暗記分野だと習っている人も多いかと思います。 しかし、実際は小さな閃きの連続なのです。従って、中々成績が上がらない人には二つの理由が挙げられます。 1、そもそも足し算、引き算、掛け算、割り算が理解出来ていない。 その為に、小さな所でつまずいて、授業は進行するのについていけないケース。故に、先生を嫌いになる。 2、大問は、暗記した例題のパターンをいかに閃くかに要点があげられます。ここでは、参考書に限って記述します。一つ一つの例題をマスタ

          すぐに忘れない基本的な勉強法

          近未来都市への憧れ

          「スタンダートプラン」に参加すると最後まで読めます

          夕焼けの空を見ていると、何十年前のことを思い出します。それは私が幼かった頃の思い出でした。しかし、何故、真っ先に夕焼けの空を見上げていると過去の記憶を思い出したのでしょうか。最初から、疑問に思われることもあるかもしれません。それには、幾つかの条件みたいなものがあります。まずは、何十年前(=約30年前)であること、夕焼けの空が見える(=ある程度、地方の田舎であったこと)、そして近未来都市への憧れがあったということです。その当時に生まれて、このような3つの条件がイメージにあると、

          近未来都市への憧れ

        記事

          かけがえのない世界で

          I had a dream about a friend. 彼は重たい口を開いていった。おそらく、それは学生としての言い分だったのかもしれない。僕は、使命を持って、小さなギターを捨てて、ゆっくりと上京していた。あの頃の、春の風は、僕を夢中にさせて、決して揺るがない思いやりと絶対的な希望に微笑していた風の中。どうして世界は滅んでいくのかを目の当たりにした、21世紀の悲しい夢。 それに対して、自分をずっと追いかける幻に照らされた月明かりは、街並みを歩くにつれて、それ自体がnos

          かけがえのない世界で

          初等数学の心得

          川の流れのように、1が動いて位置になります。 何かのパノラマのように、光が射して、雷が叩き落ちるときに「存在」の意味を得る。どこからともなく、ロケットが飛んでくるとき、楽観主義者はその中に入ってなければならないと考えます。 こうした発想の源が、ある程度の論理から成り立っているとすれば、その論理を構築するのではなく、ある程度、ぼやっとみていて、何回も何回も流れる小河の岸辺を、俯瞰するように、盗みを侵した鳥たちは旅立ちます。 このような学習の方法は、見るだけですべてを現象論として

          有料
          100〜
          割引あり

          初等数学の心得

          遠くの方に

          洗練された文章を、流れ落ちるキャンパスに、虹のクレオンのように奏でて、描写する。 僕は、詩を知らない。だから、パッと浮かび上がった情景に開いた眩しい瞳をみて、よろめいた小道に立つ。見上げた空には、小雨の中に和気藹々とした熱気を感じ、汽車の汽笛に光さす。 母性とは? と女神が昇っていく姿に、まるで自分の存在がないのに、何故見えるのかを考える。空を仰いで、回転する螺旋のコンドルのような、一度はみたことのある錯覚に、夢をみてから、幻覚のような世界に入って行く。幻の騎士は、水飛沫

          遠くの方に

          生きていくこと

          小鳥の群れは、はるか彼方に消えていった。白銀塔の景色は、緩やかな温かさを保ちながら、また迫る風、何度も願った岬にて、艶のよい光沢と混ざり合っていた。永い間、自分は眠っていたようにも思われる。どこかの船乗りが叫ぶ声がして、「現実」という時空に出会った。 その頃の僕らは、いつも何かに振り回されていて、途方もない迫り来る恐怖と安堵に、一喜一憂していた。大抵の人間は、何らかの大義がないと生きてゆけぬものだから、それを大切にしようと思った。誰にだって、領域というものは存在しうるものだ

          生きていくこと

          魔法ができるまで

          ー君がいて、僕がいて 放課後に鉛筆を転がしていた。本当の恋をすると、その人の顔が見えなくなる。真っ白な顔だけが残り、その輪郭さえもボヤけて見える。虚な恋。そんな時に一本線を引く。鉛筆は、白紙のノートの中に消えていった。 どこに線を引いたのかも何もわからない。曲率が0になっていた。こういう現象のことを、初期値鋭敏性と言うそうだ。つまり、2次元の山の頂上にボールを置く。すると東西のどちらかに落ちうるものと考えられる。もしも、東に転がれば、西に転がればという意味で、その後の人生に影

          魔法ができるまで

          トンネルの向こうに

          入り口の夢あとは消えず。 ここは、悲しみの街であった。視界には、欠けたピースとゆりかごが置いてあった。星空だけが、美しく、夢を忘れた主人公は、暗闇を彷徨い、全体がわからなくなった。その時、小さな小箱から、一人のボリュームが泡散らす。シャポン玉の写像は、その中に、小雨が降っているような感覚で、ふらふらと揺れていた。微風は、いつの日にもやってくるとは限らない。僕は、感覚だけで生きているただのタンポポが好きで、ますます、言葉の利益というものが、わからなくなっていた。 星が降り注ぐ

          トンネルの向こうに

          時とは

          ラジオ体操の曲が鳴り止むと、空間が欲しくなる。そんな思い出に空間オーディオは必要だった。カーテンコールのような季節に、恋人たちが踊っている。それは、労働から自由に放たれることを意味していた。 君は、誰だと? 暗い舞踏会の中で、明るみ出た消えない笑顔がパノラマを焚くように、一種の憐憫の写像であった。その一瞬は、光の方に吸い込まれていき、光が気持ちよく、頭の中に入った。 ジョンレノンの曲に、オー・マイ・ラブという曲があった。僕は、ゆっくりとしたテンポで歩き出した。その中で、消

          涙が溢れる「i」

          20年前、東京神楽坂から去った。 東京理科大学第一学部物理学科を首席で卒業し、絶対にエリートになれると思った自分、雪が降っていた。沈み込むようにドミノ倒しに倒れる人々が、晴れた日に花を想像するような、決断であった。僕は、若い頃に彼女と歩いていた。足りない何かに覚醒して、第二量子化まで終わらせて、それを論文に書かずに、放り投げた。そして、担当教授に和光の「理化学研究所」のオープンキャンパスを勧められて、一日でRedHadを習得して、サーバー構築を再構成するように命じられた。帰り

          涙が溢れる「i」

          冬来たる

          そろそろ、雪が降りますね?と駅のベンチで待っていると、ザザッと雪崩が起きるように、朝日が射してきた。ゆっくりと僕はベンチで読んでいる本を閉じて、駅のプラットフォームから音楽を取り出した。音楽は、幻のような音色で消えていった。自分と認識できるものは、すでに行動を起こしていて、夢の中の思い出、つまり幼少時代に相を移した。その頃の僕らには、季節の中にはっきりとした四季があった。当時の教科書には、簡単にこのままいけば、地球温暖化は進みますと書いてあった。それは、適当な近似ではあった。

          冬来たる

          すぐに忘れない基本的な勉強法

          ✨理解分野 中高校で、数学、理科などは暗記分野だと習っている人も多いかと思います。 しかし、実際は小さな閃きの連続なのです。従って、中々成績が上がらない人には二つの理由が挙げられます。 1、そもそも足し算、引き算、掛け算、割り算が理解出来ていない。 その為に、小さな所でつまずいて、授業は進行するのについていけないケース。故に、先生を嫌いになる。 2、大問は、暗記した例題のパターンをいかに閃くかに要点があげられます。ここでは、参考書に限って記述します。一つ一つの例題をマスタ

          すぐに忘れない基本的な勉強法

          雪よ、去れ

          勤労感謝の日どんな音楽も届かない。そんな朝を懐かしく思う。 いくら投げても届かぬ「薔薇の花」のように、兵士は忠誠を誓う。幻が、襲いかかる夜に見た暗い記憶の中に、小鳥は飛んでいった。そして、僕は一人になった。 空から天の声が、降ってきた。二度とは望まぬ恋は、たそがれ時に消えた。その正体が、何者だったのか、何を意味していたのか、記憶を追憶しようとも、アクセスできない。 紙一重の震えが、僕に希望をくれた。 その声は、あなたは本当に生きているの?と言わんばかりに僕を黙秘させた。それで

          雪よ、去れ

          剣の軌跡

          太宰治という作家が、焼け野原の中、様々な芸術に没頭していた頃、僕は生まれていなかった。仮面と道化は、よく文学部の論文で繰り返して引用される。彼は、芥川龍之介に憧れて、戦後すぐに25歳で、「天才」扱いされた。三島由紀夫が、24歳の11月24日から「仮面の告白」という自伝を描きはじめる。その瞬間に、太宰治の影は消えていき、今となれば「桜桃忌」だけが残っている。三島由紀夫の「憂国」は、現代の女性の憧れとなり、いつまでも消え去りはしない。女性は、古墳をみることに永遠の価値を見いだす。

          剣の軌跡