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他人は変えられないとは言うけども、簡単ではない

「過去や他人は変えられない。未来と自分は変えられる」

交流分析の創始者、エリックバーンの言葉だと言われています。

よく、自己啓発の本などによく出てくるフレーズなので、あなたも聞いたことがあると思います。

この考えは、健全な夫婦関係を築く上で大事な考えだと思います。

僕自身も、この言葉を気に入っており

「過去や他人に不平を不満を言わずに、変えられる未来と自分に注力する人間でありたい」

と思っています。

ただ、現実はそう簡単ではありません。

先日、我が家でこんな出来事がありました。

妻の高齢の一人暮らしだった母親が、施設に入所し、
郵便の転送届けをすることになりました。

僕は、以前自分の母親のときに使った「e転居」というネット上で転居申込みができるサービスを妻に紹介しました。

以前僕が使用した際には簡単だった手続きも、セキュリティが厳しくなったことで、本人の画像を撮影する必要があるなど、手続きが面倒になっていました。

妻は、コロナ禍で面会制限があるなか母親に会いに行き、手続きに苦労しながら、手続きを完了したとのことでした。

それから1ヶ月。届いているはずの役所からの郵便物がとどいていないことで、郵便物の転送がされていないことが判明しました。

妻がスマホで完了したと思っていたのが、実際は完了していなかったのです。

また、その後、妻が調べたところ、申込みはがき一枚で、簡単に転送手続きができることも分かりました。

妻は怒り心頭で、

「もうこの件で、どれだけ労力がかかったか。なぜ、ネットで手続きを取ろうと言ったの!!」
「あんたのせいで、余計な手間がかかって、本当に迷惑!」
「実際に大事な郵便物が届いていないと、すごく困るんだけど!」
「ちょっと調べてば分かるのに、なぜ他の方法を調べなかったの!」

と責めました。

僕は、

「いやいや、こんな、郵送で手続きができるなんて、知るワケないだろ」
「そもそも、お前が、スマホでちゃんと手続きを完了させていれば、こんなことにはならなかっただろ!」

と、強く反論して、言い合いになりました。


ほどなく、言い合いは収まり、ふと、冷静になって、この言い合いを振り返りました。

たしかに、妻が、過ぎ去った過去をネチネチと言い、自分がスマホでうまく手続きができなかったことを棚にあげて、僕を責めることで、他人を変えようとしたことは、ホント嫌だし、できれば、こういうことはやめてほしい。

ただ、一方で、責められたからといって、相手を責め返したり、相手の過去に対して、文句を言うのは、自分もすべきではなかったな。

と反省しました。

僕も、普段は、過去に起こったことをクヨクヨせず、妻や子どもなど、他人を思いどおりにしようということはしません。

ただ、今回のようにストレスのかかる場面では、つい、過去に対してあれこれ言ったり、他人を責めてしまったりするなと感じました。

今回の件であれば、妻からの高圧的な言動に対しても、冷静さを保ち

「負担をかけてごめんね。ただ、サイトでの手続きしか知らなかったんだ」
「過ぎたことを、あれこれ言われるのは、悲しいよ」
「転送できないと困るから、少しでも早く、転送手続きを進めよう!」

など対応すれば良かったのだと思います。

妻を変えようとせず、妻が僕を変えようとしたときも、冷静に自分にできることに注力する

そんな自分を目指していきたいです。

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