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専門家の意見と上手に付き合おう。
お子さんの成長や発達に気がかりがある方の中には、「先生によって言うことが違う」と悩む方もいることでしょう。私も娘が幼い頃には、保健師さん、発達外来のお医者さん、歯科医、子育てセンターの保育士さんなど、たくさんの専門家のお世話になりました。私はたくさんの支援者と繋がることは良いことだと思っています。相談する機会が増えるということは、子供について話す機会が増えることです。同じことでも、悩んでいなくても
もっとみるその子の「能力」ってなんだろう? 後編。
そもそも「能力」ってなんでしょう?辞書で調べると、
1.物事を成し遂げる力。はたらき
2.心身機能の基礎的な性能
3.ある物事について必要とされていて、適当とされる資格
と出てきます。辞書の説明はかえって難しい気もしますが、要は「何ができるか」ということです。でも一般社会では、もっと限定的な意味で使われています。それは、「お金になるかどうか」ということです。
多くの親や教師は、子供に将来お金
その子の「能力」ってなんだろう? 前編。
知的障害の子育てあるあるかもしれませんが、子供に障害があることを告げると、「そういう子は何か特別な能力があるかもしれないわよ」と言われることがあります。
もちろん相手は悪気なく言っていて、なんだったら励ましたいとか、少しでもポジティブになって欲しいという気持ちから出た発言なのは百も承知です。でもあえて言わせてもらうと、「健常者に特別な能力を持った人が一握りしかいないように、障害者にも特別な能力を
障害がある子どもを育てる時に一番大切なこと。後編。
「可愛がられること」が本人を守ってくれる。と前回書きました。では、どうしたら可愛がられる子に育つのでしょうか?
答えは簡単です。可愛がって育てれば良いのです。
子どもはどんな子でも可愛いですよね。その「可愛い」と思う気持ちをそのまま子どもに伝えてください。ぎゅっと抱きしめてもいいし、「大好き」と言葉にしても良いし、目を見つめるだけでも構いません。すると子どもは反応を返してくれます。それを見たら
障害がある子どもを育てる時に一番大切なこと。中編。
娘が幼い頃は「何が出来るようになるか?」「どれだけ発達させてあげられるか?」ということばかり考えていて、それが娘の将来につながると考えていましたが、成人障害者向け事業所で働くようになると、そんなに単純な話ではないことが分かってきました。
私は最初、就労支援施設で働こうと考えていました。将来娘が働くときの参考になると思ったからです。でもご縁があったのは生活介護でした。
ここで学校を卒業した障害者
障害がある子どもを育てるときに1番大切なこと。前編。
まだ娘が小学校に上がる前、ある講演会を聞きに行ったことがあります。講師は長年特別支援教育に携わっている先生で、そのお子さんは自閉症を持っていました。 講師のお子さんはすでに成人し、仕事をしながらグループホームで暮らしているということです。その経験から、障害を持つ子が将来独立するために何が必要か?というのが、講演の内容でした。
そのころ私の娘は就学前で、言葉は話せず手先は不器用で細かい作業は
私説。生まれながらの自閉症はいない
私は生まれながらの自閉症者はいないと思っています。専門家や当事者、家族の方からは一蹴される意見でしょう。私自身、確信はなく、まだ予感のようなものに過ぎないのですが、一度予感のままに書いてみたいと思います。
自閉症者に関してずっと不思議だったことがありました。自閉症と言うと、真っ先に言われるのが「コミュニケーションが苦手」ということです。またちょっと自閉症を調べれば必ず出てくるのが「感覚過敏」です
自閉症さんとダウン症さんと知的障害さんの性質の違い
我が家の長女は知的障害さんです。
その子育てで感じたこと。
また、5年ほど成人障害者向け事業所に勤めた経験から、わたしなりにたどり着いた『自閉症さんとダウン症さんと知的障害さんの違い』を書き記してみます。
あくまでわたしが感じたことです。
科学的根拠などは一切ありません。
という前置のもとに。
自閉症さんは、純粋。
ダウン症さんは、正直。
知的障害さんは、優しい。
①自閉症さんは、純粋。
自