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なんでフランス?

Bonjour!

パリ在住のボンビーガールです。

今回は、私がフランスに住む理由についてお話します。

フランスに来てから4年目に突入、よくフランス人に聞かれる質問があります。それは『どうしてこの国に住みたいの?』です。
ニュアンス的に、なんでこんな国に?という感じです。

私はフランスで生まれたわけでもないし、フランスに住んで長いわけでもない。
だからまだフランスがどんな国なのかを分かっていないのかもしれないけれど、
私なりに私が住んでいてよかったこと、住む理由について話したいと思います。

私のパートナーは、私に出会ってから日本に興味を持ち、日本に住みたい欲が爆発しています。しかし、私はどうしても日本から離れたフランスで生活したいとお願いし、今はフランスに住んでいます。(後に、日本にも一緒に住む予定です。)
パリ生まれパリ育ち、そんなパートナーは私にいつも聞きます、
『どうしてこの国に住みたいの?』と。
パートナーはフランスのN'importe quoi(なんでもあり、なんだそれ、とんだ災難だ、的なニュアンス)な状況を目にするたびに、早くこの国を出たいと言います。

ただただ日本を離れてフランスという異国の地に住みたい思いで一心だった私が、最近やっと見つけたこの質問に対する私なりの答え(考え)を話します。

私がフランスに住んでよかったと思う点、4つ。

1つ目は『自分は自分、他人は他人』の精神。
フランスの街を歩いているとよく分かりますが、誰も自分のことなど気にしていないのです。自分がどんな服を着ようが、どんな化粧をしようが、誰も気にしない。
自分の好きなように、自分の思うように生きれる国だと私は感じます。
特に、ノーブラで歩いている女性やミニスカ、ハイヒールで歩いているおばあちゃんを見ると感じます笑 とても居心地がいい。

2つ目は『多文化』。
フランスには沢山の人種の人が共存しています。フランス人と言っても、肌の色が違う人が沢山います。そのため、色々な文化を学ぶことができます。(移民問題ももちろんありますが...)キリスト教、またはユダヤ教だったりイスラム教だったり、知らなかった文化のことを日々学んでいくのがとても楽しいです。
また、日本のことも聞かれるので、より日本についても勉強するようになりました。

3つ目は『自分の意見をはっきり言う』精神。
自分の思ったこと、感じたこと、全て表現の自由で伝えます。
(学校などでの場では宗教関係の発言は控えなければなりませんが。)
日本で私がよく使っていた『まあまあ』や『どちらでもいい』は、あまり通用しないように感じます。どれがいいかと聞かれたら、自分で選ばなければいけないし、意見を聞かれたら、自分の意見をはっきり伝えないと伝わりません。
なんとなく雰囲気でわかってくれているだろうとか、当たり前だから相手もわかっていて伝える必要がないなんてことはありません。なかなか日本の授業などで発言したことがなかった私は、フランスの学校で勉強したときにバンバン質問や意見が飛び交う様子を見て、度肝を抜かれました。疑問に思ったこと、感じたことを素直に伝えられるのは、自分の為にもなるし、相手のためにもなるのはとてもいいことだなと感じました。

長くなりましたが、4つ目、私がフランスに住んでいたい理由の1番は、
生きている感じがするから』です。

なんだか文字に起こすと漠然としていてアホっぽいですね笑

日本に住んでいた20年間、ただただ当たり前の生活を当たり前に過ごしてきました。そんな中、フランスに来てありえないことが日常的に起こる。それが楽しくて仕方ないのです。
デモ、ストライキ、丸焦げになったゴミ箱や自動車、いきなり断水、水漏れ、目の前で乱闘、店に犯罪者がきたり、路上生活者に絡まれたりなどなど、日本で生活していた20年間で経験したことのないことが沢山起こり、自分で自分の命を守りながら生活するのが、私なりに『生きている』と感じることができるのです。

長々と書いてしまいました。
こんなことを言ってられるのも、まだ本当の危険な目に合っていないから、本当のフランスを知らないからかもしれませんが、今の所の私の答えはこれです。
これからも、自分の答え探しの旅を続けていきたいと思います。

では、次回の投稿で!!

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