クロックマダム。おパリ在住の愛犬家/スタイリスト/イラストレーター。

華の都パリって聞いたけれどあれ?? 40歳過ぎて愛犬と共に嫁いだおパリ(再婚ですが)。 世にも奇妙で憎ったらしくて愛おしいフランスのアレやコレやの書き置きnote+自筆イラスト+パリスナップ+簡単フランス語。

クロックマダム。おパリ在住の愛犬家/スタイリスト/イラストレーター。

華の都パリって聞いたけれどあれ?? 40歳過ぎて愛犬と共に嫁いだおパリ(再婚ですが)。 世にも奇妙で憎ったらしくて愛おしいフランスのアレやコレやの書き置きnote+自筆イラスト+パリスナップ+簡単フランス語。

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最近の記事

ドラマ"団地のふたり"でおばさん談。

NHKのドラマ団地のふたりがとても良い。 キョンキョンと小林聡美さんのダブル主演という時点でつまらぬ訳がなく このお二人の更に先輩の周りを堅める女優陣からも良〜い味が出ているドラマだ。 キョンキョンは見事におばさんになった。 甘く可愛らしい声は昔のままだけど、体の厚み、顎のライン、二の腕、目尻のシワ きっとこのドラマを観る人はここら辺にどうしても目が行ってしまうことだろう。 実に生々しくリアルに歳を重ねたキョンキョンをシーンが変わる度にいちいち実感できてしまう。でもね。キョ

    • 2拠点生活始めました。夏。

      うちの旦那さんの定年退職がいよいよ迫りまして…..Ah! Non non! 正しくは自分からぐいっと迫りまして….. と言うのもフランスではマクロン君の政策により定年退職が62歳から64歳に引き上がったばかり。うちの旦那さんも然り、定年退職が目前だった年頃の人達は荒れに荒れたのはもちろんだが、結果この微妙な年頃の人には定年退職までの日数を段階的にプラスするオプション政策が採られた。 大大前提として私の知る限りのヨーロッパ人に定年後も働きたい!なるべく会社に居続けたい!という人

      • アペリティフの勧め。

        日本は既に熱中症に注意が必要だとニュースで喚起する暑さのようだが、フランスではようやく外で気持ち良くアペリティフができる夏らしい気候になってきた。 アペリティフとはアペロとも言われる食前酒とそれを楽しむ時間のこと。 夕食の時間が日本より遅く20〜21時から始まるので、アペロはだいたい18時くらいから、その日の仕事が終わったらカフェでアペロをしながら友人または恋人が仕事を終えて到着するのを待つ。なんて姿も多い。 アペリティフの色も良い。 ワインだったら淡いピンクが綺麗なロゼ

        • エミリーがいっぱい in PARIS。

          先日コロナ以降初めて日本から友人が遊びに来た。 彼女の旅の目的はズバリ、Netflixで人気の「Emily in Paris / エミリーパリへ行く」になぞって「わ・た・し in Paris」の遂行。 このシリーズは題名から予想する全くその通り 誰もが憧れるおしゃれでアムールがいっぱいロマンティックな華の都パリ〜へ シカゴからやってきたエミリーのすったもんだありつつもめくるめくキッラキラのパリ生活(雑)。 私も見ました全話。色眼鏡をかけて。 だって私も外国人としてパリに住

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        • Favoriオキニ。
          6本
        • Françaisフランス人とフランス語。
          7本
        • Manger食べる。
          4本
        • Vacancesバカンス。
          2本

        記事

          パリのアパルトマン。白熱のミーティング。

          先日、私の住むパリのアパルトマンでオーナーミーティングなるものがあった。 先ずはこのアパルトマンについて。 共用玄関がある表通り側に1棟5階建ての建物、その建物を進むと中庭があり、中庭に面した奥側に1棟5階建ての建物の、計2棟が一緒の番地になっている謂わゆるオスマン建築。各階2世帯のみなので2棟合わせて20世帯が共有の郵便受けやゴミ置場や駐輪場などを使い、合算された共益費をそれらの管理や月に2度の掃除業者への支払いや修繕積立などに充てている。 なんせ築150年を超えている建物

          一時帰国の度に気になるコト。

          ただいま一時帰国、絶賛隔離中なぅ。そんな時間が有り余っているワタシが日本のテレビを見ていてとっても気になる事がある。もうずっと以前から一時帰国の度に毎度毎度。それは 日本のテレビCM。 ほとんどのCMに、歌、振り付け、決め台詞 的なものがあって、大声で叫んだり、歌ったり、ピョーンとかピンポーンとかいった謎の効果音つき。と〜ってもやかましい。シリアスであるべきはずの薬や保険などのCMにも若い人気歌手やタレントが起用されていたり、ふざけたキャラクター(ゆるキャラと言う奴なのか)

          パリのカフェで想う東京のカフェ。

          コロナ禍の一時帰国から4週間ぶりにパリに戻った。日本へ発った時フランスは夜8時から朝6時までの外出制限でレストランもカフェもクローズしていたが、シャルルドゴール空港から我が家に帰るタクシーの車窓からはカラフルなビストロチェアーが並べられたカフェのテラスが新鮮に映る。パリの街がこんなに華やかになるとは、カフェはフランスの文化というのは本当だなと実感。 パリに戻った翌朝は5時に起きた。実は3時には目が覚めていたが、ベッドでまどろんで時間を潰し、犬の散歩が理由ならアプリで外出許可

          コロナ禍の一時帰国。隔離先はアパホテル。

          パリからイギリス人の旦那を連れて一時帰国した。貴重な体験の覚書note。 普段ならパスポートさえあれば日本へ入国できる外国人だが、今は水際対策という事で(水際?)基本入国できない。が、日本人の私を妻に持つうちの旦那はVISAを取得すれば入国する権利がある。との事でコロナ禍の夫婦揃っての一時帰国にチャレンジしてみる事にした。このVISAを申請するにあたっては、様々な書類を用意する必要がある。その中のひとつの 招へい状 。これは私の母に、義理の息子すなわち私の夫を日本に呼び寄せ

          フランス人とマスク。

          コロナ以前はマスクとは無縁だったフランス人。このたび生まれて初めてマスクを装着した人が殆どだったはず。それでも割と柔軟性のあるフランス人はすぐにそれを取り入れそして独自の感性を盛り込んだ。お得意の手作りマスクで。 愛国心溢れるトリコロールマスク、カラフルなアフリカンファブリック、ナチュラル志向のマダムはキッチンリネンをマスクにリメイクしたりと、街を歩くと個性溢れる手作り布マスクを含めた全身コーディネートを眺めるのが楽しかった。 それがスーパーコンピューターの飛沫映像がメデ

          ポワラーヌのクッキーが無性に食べたくなる病。

          この病気は3ヶ月に1度くらいの周期でやってくる。ロックダウン中に発症して自ら真似てクッキーを焼くももちろん症状は収まらず、ロックダウン解除後お店に直行して買い込み、ようやく治った。 さてさて、おパリ好きな日本人なら既にポワラーヌのクッキーはご存知かもしれないが、こちらフランスではポワラーヌと言えば パン・ド・カンパーニュ/田舎パン の老舗店ということで有名。因みにだけど独特の酸味があるパン・ド・カンパーニュ、私は苦手(笑)。 パンで使っているのと同じ小麦粉に砂糖とバターと

          悲しきサパン。

          クリスマスからこの時期にかけて街中に出現するのが、家から放り出された生のクリスマスツリー。フランスで言うところのサパンだ。 12月初め頃からクリスマスの雰囲気を存分に盛り上げてくれたサパンも、この頃になると乾燥して枝は下を向き色は褪せ針葉が床に落ち始る。日本だったら家庭でもお店でもクリスマスが終わったらさっさと片付けてお正月飾りにチャンジするところだが、こちらでは1月中旬まではクリスマスツリーもデコレーションも普通に放置が基本。そして学校も仕事も再開してようやくそろそろ片付

          フランスの新年はGuiの下でキスをする。

          年末の花屋さんで、モミの木の入れ替わりで登場するのが フランス語でGui / ギと呼ばれるヤドリギの束。 新年にギの下でキスをするとその愛は続く。という何ともヨーロッパらしいロマンティックな言い伝えがあって、フランスでは年末に花束状になって売られているヤドリギを買って家の天井やドアにぶら下げる風習がある。日本で言うところの〆縄ポジションだろうか。 ヤドリギは地に根を張らずに、他の木にちゃっかりお邪魔して生きる不思議な植物。木の上の方にまるでマリモや鳥の巣のように丸くなった

          2020年のベストバイ。

          今年買って良かったものチャンピオンはなんと言ってもダイソンのコードレス掃除機。それまで使っていたコードあり紙パックタイプの掃除機はフランスでは有名なブランドのものだったがとにかく重く、蛇腹の長いホースがどう頑張って収納してもだらんと飛び出してきてまぢ邪魔。紙パックの取り替えが毎回難解なうえこの紙パックが結構高額。早く壊れろー早く壊れろーと念じたこと3年、やっと寿命を迎えてくれた。お疲れ! ところで我が家には小さな犬と大きなイギリス人の夫が居る。彼女は割と毛が抜ける犬種。夫は

          透明人間じゃないパリのホームレス。

          私がフランスに移住して一番びっくりした(幾つか)のうちのひとつ、パリのホームレスについて。 日本の様に公園や河川敷にブルーシートを張って寄り集まっていたりしないそのインディペンデントっぷりはさすがヨーロピアンで、街角や駅構内で「お腹が空いている」と書かれたプラカードと紙コップを前に座っていたり、動いている電車に乗り込んで「妻が病気なんだ」だとか「仕事がなくて子供が4人居る」だとかとか大声で訴えながら小銭小銭と紙コップを差し向けて車両から車両へと渡り歩いていたり、道端でメトロ

          フランス的冬の家族団欒はモン・ドールをつつく。

          寒くなってくると、フロマージェリーやスーパーマーケットの一角に出現するのがMont d'Or /モン・ドール のコーナー。フランス人はこのチーズがとにかく大好き。 モン・ドールチーズとは、フランスとスイスにまたがるジュラ山脈地方のもので、生産時期と販売期間が厳密に決められているため、いつでも食べられる訳ではない!という特別感と危機感がチーズ大好きフランス人には効果絶大。秋の終わりくらいから「今年もうモン・ドールやった?」なんて会話が聞かれ始める。 表皮はガッチリと分厚く、

          これさえあればパリジェンヌ。NUXEのすすめ。

          フランス人のバスルームに高確率で置いてある、NUXE/ニュクスのオイル。このオイルかなり万能で、冬の乾燥した身体にはもちろん、夏の日焼けした肌、顔身体のマッサージ、ヘアーオイルとしても、オールシーズンどこにでも使えるという事で、フランス人はこれを全身に塗ったくっている。 ドライオイルなので全くベタつかないし、香水ほど強くはないけれど嫌味なく甘く香る。気なる成分はというと自然由来でパラペン不使用という事でこれまた安心。 私的使い方は、手にとって髪に馴染ませる。アホ毛が収まり