甲斐イアン /インタビューライター

インタビューライター・イラストレーター | 徳島在住 | 自治体の関係人口創出をお手伝…

甲斐イアン /インタビューライター

インタビューライター・イラストレーター | 徳島在住 | 自治体の関係人口創出をお手伝いしたり、各地の素敵なヒト・モノ・コトを取材をしたりしています | ausワーホリ・中米留学・世界放浪2年半 | 旅と映画とコーヒーが好き | 稀人ハンタースクール1期生

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  • 田舎暮らしの日報

    徳島南部の小さな港町に移住した 旅好きライター・イラストレーターの日々のお報せ。 今日は、どんな1日だったかな。

  • インタビュー

    筆者の身近にいる「素敵に生きている人」に、それぞれの「人生の選び方」について聞いてみたインタビュー企画。住む場所や働き方の選択肢が増えるなか、「自分らしく生きるってどうすればいいの?」の答えを探っていきます。

  • 旅のおと -my Journey story-

    2015年10月からはじめた約3年間にわたる旅のストーリー集。 アラサー、脱サラ、女一人旅。 わたしがたどった旅を綴ることで、 「旅ってなんだろう」の答えを探していきます。

最近の記事

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投資銀行員からひじき漁師にオンライン村長?令和版“百姓”が考えるキャリアと仕事 (山口県周防大島/榮大吾さん)

山口県の離島、周防大島で、ひじき漁師やWebマーケティングなど、複数の生業を組み合わせて生きる、現代版 “ 百姓 ”こと榮大吾(さかえ だいご)さん。 「さかえる」名義でリアルな島暮らしの様子を発信し、Twitterのフォロワーは1万人を超える。地方で頑張る人のオンライン村「田舎チャレンジャーラボ」の運営にも取り組み、移住を目指す人や地方で起業したい人など総勢60名以上(2021年5月現在)が集う。 もともとは政府系金融機関でバリバリ働いていたさかえるさんが、30才を目前

    • 縄跳び、未来、ワクワク

      2月に入ってから毎日縄跳びを跳んでいる。 ネットでポチった、一応トレーニング用の縄跳びだ。 重りがついているとか、特別に縄が太いとかではない。だから“一応”と付けておく。億が一でも意識が高いと思われては困るからね。 縄跳びを飛び始めた理由は特にない。強いて言うなら、「人が1人縄跳びするのにちょうどよい庭が家にあったから」かな。 築50年を超える平屋賃貸の我が家には、畳を縦置きで6枚並べたくらいの広さの庭がある。ズボラなので手入れもほぼせず、いじりもせず、持て余して早5年

      • 今月のちょっとしたニヤニヤ(2024年1月)

        1月1日(月)15:00 晴れ @千葉 駅に向かって歩いていたら、30代後半くらいのお兄さんに「ねぇお姉さん、ここら辺詳しい?」と話しかけられた。おそらくナンパだ。その時の私は「もし自分が漫才師でM-1の決勝に出ていたら」という妄想の真っ只中にいたので、いきなり現実の世界に引き戻されて心底たまげてしまった。「び、びっくりした〜」と胸を押さえて驚く私に、お兄さんは「ええー考え事してたんだ、うん、そんな感じだったー☆」「何考えてたか当ててあげようか☆☆」「ずばり、、、恋愛につい

        • テンポ調整は大事ね。

          生理前が辛い。 ドゥーン。ドゥドゥーーーーン。な感じた。 うつ伏せになって、頭のてっぺんまで毛布にくるまっている。毛布の隙間から、窓からさす朝の光を感じる。清々しいほどの青空が外に広がっているのを全力で伝えてくるその光が、私の心をさらにさらにさらに暗くする。 生理前になるといつもこうだ。生理の十日前になると、もうずっと絶望感しかない。これを世間ではPMDDと呼ぶらしい。最近知った。 布団から出たくない。出られない。 甘えだ。怠惰だ。人間失格だ。 頭の中で声がする。 あ

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        投資銀行員からひじき漁師にオンライン村長?令和版“百姓”が考えるキャリアと仕事 (山口県周防大島/榮大吾さん)

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        • 田舎暮らしの日報
          13本
        • インタビュー
          3本
        • 旅のおと -my Journey story-
          8本

        記事

          どんな時もワクワクする方を、だね。

          今日、5億年ぶりくらい久々に髪を染めた。バッサリ髪も切ったし、なんなら人生ではじめてバリカンもあてた。私の襟足って人よりもちょっと長い(範囲が広い)んだって。そんなこともはじめて知ったよ。いつも髪の長さはミディアム以上だったから。 美容院(みんな今ってサロンとかいうの?)の予約は午後の3時半。 友達が紹介してくれた西荻窪のお店に行く間、ゆらゆら総武線にゆられながら、この1ヶ月でPinterestに集めまくったヘアースタイル画像を何度も見返した。スマホ画面を何度もスクロール

          どんな時もワクワクする方を、だね。

          “ご迷惑”、どんどんかけあっていこうよ。

          午後、仕事が一段落したので、駅前まで散歩に出た。最寄りのコーヒースタンドで買ったカフェラテを啜りながら、のんびりした気分で歩いていた。 昨日、今日で仕事はじめの人も多いだろう。駅前(今はまだ帰省先の千葉にいる)は普段通りの活気で、配達のお兄さんや制服姿の販売員さんなどが道を小走りで行き交っていた。 駅のロータリーをすぎて、私が子供の頃からある巨大マンション群の下に来た時だった。時間を確認しようと携帯を手に取った瞬間、目の端で人が倒れたのがわかった。 見ると、80歳か90

          “ご迷惑”、どんどんかけあっていこうよ。

          クリスマスの特別メニュー♡(地獄の)

          今日は12月17日。クリスマス・イブまでちょうど1週間だ。 ふらっと入ったスタバの店内は赤と緑でコーディネートされていて、クリスマスソングがエンドレスで流れていた。7日後の本番に向けてしゃかりきに浮かれているみたいだ。 クリスマスウィークかぁ。昔はどんなふうに過ごしていたかなぁと記憶を辿ってみる。クリスマスツリーやイルミネーションを飛び越えて、ふわんと脳裏に浮かんだのは「薄暗い25mプールの熱気」と「酸素へのくるおしいほどの渇望」だった。 あぁ・・・・(笑) クリスマ

          クリスマスの特別メニュー♡(地獄の)

          夏の夜、阿波踊りとおばあさんの言葉

          今日は、お盆の阿波踊り本番に向けて、初めての屋外練習の日だった。 道の駅の一角を借りて、7時半から9時頃まで、何度も通し稽古をした。7月から9月の週末はだいたいどこかで出番があるので、合間をぬって行われる練習にも熱が入る。 平日夜の道の駅には、ちらほら車が停まっていた。通りすがりの人もいて、10人くらいかな、遠巻きに練習を見物してる人たちがいた。 踊り手が“ヤーー!”とポーズを決めると、ぱらぱらと拍手をくれる見物の方々。蒸し暑い夏の夜、汗だくの練習にもすっと気合いが入っ

          夏の夜、阿波踊りとおばあさんの言葉

          はっちゃんママは私の目標。これからもずっとね。

          焼き鳥屋「はっちゃん」は、小さな繁華街の端っこにある。 繁華街といっても、無人駅から伸びる小さな通りに飲み屋やスナックが数件立ち並ぶだけの一角だ。お客のほとんどが小さな港町の住人で、時たま旅行者やお遍路さんなんかの一見さんがふらっと歩く姿が見られる。 その外れにある「はっちゃん」は創業してから30年以上。木造二階建ての住宅兼店舗には「やきとり・お茶づけ はっちゃん」と書かれた年季の入った看板がかかっている。「お客が来たら開店」「お客が帰ったら閉店」のアバウトな営業時間で、

          はっちゃんママは私の目標。これからもずっとね。

          「今」を生きる世界中の女性に感謝したい

          高校生の頃まではキャリアウーマンになりたかった。母がそうだったのもあるし、時代がそういう雰囲気だったのも理由の一つだ。 私が生まれた平成のはじめは、少し前に男女雇用機会均等法が施行されて、男女差をなくすために具体的に世間が動いていく時代だった。 テレビでは、女性が男性と同じようにバリバリ働くドラマが大ヒットしていて、男に負けじとキャリアを積み上げていく女性が将来の理想像として刷り込まれていった。 その考え方に変化が生まれたのは大学生の頃、一人旅のおもしろさを覚えてからだ

          「今」を生きる世界中の女性に感謝したい

          周りを幸せにできる人の条件

          まっすぐで愛に溢れた人、というのが、今回お話を伺った國分さんの第一印象だった。私が働く徳島のまちおこし会社にマーケティングサポートとして参加してくれたのが縁で、週に何度がリモート会議で話すようになった。 大企業で働きながら、家事と育児を愛情もって行い、そして自身の興味関心から地方企業のサポートまで副業でこなす彼女は、普通に考えたら「パーフェクトウーマン!」だ。 だけど、パソコン越しに話す彼女にツンツンした印象は皆無で、いつも朗らかで物腰は柔らかく、でもはっきりと必要なこと

          周りを幸せにできる人の条件

          2拠点生活のキャリアママに聞く、家族の「好き」をクロスさせる生き方

          昨年秋に、かねてからの夢だった山口県での家族4人お試し移住を実現した國分絵里さん。保育園に通う2人のお子さんを育てながら、東京の大手通信会社でのフルタイムの仕事と、副業で地方企業のマーケティング支援もこなす、パワフルなママです 「まずは自分が楽しんでいる姿を子供に見せたくて!」 はつらつとした笑顔でそう語る彼女に「みんなの好きを集めてつくるハッピーファミリー」の極意を聞きました。 大好きだった夏休み、自分の子供と楽しみたい! ーー そもそも、山口と東京の2拠点生活をしよ

          2拠点生活のキャリアママに聞く、家族の「好き」をクロスさせる生き方

          好きなことを仕事にするべき?

          好きなことを仕事にする方がいいのか、それとも得意なことを仕事にするべきか。 そんな問いにぶち当たった経験を持つ人も少なくないはず。もれなく私も、就活や転職の時、なんなら現在進行形で考えていると言っても嘘ではない。 私が最初にこの問いに頭を悩ませたのは大学生の時、就活を目前に控えた3年生くらいだっただろうか。 当時の私は「好き」と「得意」の区別もあまりついていなくて、好きなことは?得意なことは?と聞かれても、明確な答えを出せないでいた。 そんなぐだぐだモヤモヤしている私

          好きなことを仕事にするべき?

          今だからこそ、偶然の可能性を信じたい

          Zoomなどのオンラインツールや、コロナ禍による意識変化のおかげで、「現場」にいなくても必要十分なコミュニケーションが取れるようになりました。地方の、それも過疎地にいながら、各地に住む方とお話ししたり、イベントに参加できたりするので、便利な世の中になったなぁと思います。 一方で、偶然の出会いや余白といったものが失われていくことに、一抹の不安を感じるのも事実です。 自覚的な目的意識によって排除してしまうものの中には、多くの可能性を秘めたビックバンの素のようなものがあると私は

          今だからこそ、偶然の可能性を信じたい

          メキシコで出会った革命家おばさんの熱い生き方に触れて

          K子さんに出会ったのは、メキシコシティの宿だった。 アメリカから到着した日、案内されたドミトリーには、チェ・ゲバラがでかでかとプリントされた赤いTシャツを着た、60歳くらいの日本人女性がいた。 「こんにちは」と挨拶する私に、「はいはい、どうも」とぶっきらぼうに返事してきたその人が、K子さんだった。4つ並んだベッドの一番奥のスペースは、彼女の荷物で占拠されていて、その滞在が短くないことを物語っていた。 私が荷物を下ろすとすぐに、同室者としてのルールを説明された。宿が定めた

          メキシコで出会った革命家おばさんの熱い生き方に触れて

          NYのある夏、マドリードのあの日に再会する

          ある夏、ニューヨークでその日は、ワシントンDCからニューヨークへの移動日だった。 ロサンゼルスからスタートしたアメリカ旅の終盤だった。バスが遅れに遅れたため、予定よりだいぶ遅い到着となってしまった安宿で、ほっと一息、ビールを飲んでいた。 宿はハドソン川を渡ったマンハッタン島の向かい、ユニオンシティ地区にあった。夏のハイシーズンで、マンハッタン中心部の宿はどこもいっぱいだった。 仕方なしで選んだ宿ではあったけれど、居心地はすこぶる良かった。小綺麗なリビングルームのテレビで

          NYのある夏、マドリードのあの日に再会する