SSS(Sayonara Side Step)

もと教員。 いま教員じゃない。 でも教員でいたことが誇り。

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最近の記事

66日目 生き生きと

目が覚めたときには、もう朝だった。 昨夜は子どもの寝かしつけとともに、朝まで起きることなく眠り続けてしまった。 洗濯、洗い物など、家事は一切を妻が終えてしまっていた。 疲れが残っていたのだが、丸投げになってしまうと罪悪感が残る。 なるべくこういう感情を抱かないように、予防的に行動することが大切だ。 実は誰かがやってくれていた、となると、巻き戻して自分ができることはなくなってしまう。 だからこそ、準備をしていくことが重要だ。 この頃、電車の中で「舌体操」をしている。 口の中

    • 65日目 暑い

      外に出た途端、むわっとした空気が肌を包んだ。 ぐっと暑さが増してきた。 ここのところ、湿度の高い日が続き、体が疲れている感覚がある。 帰ったら、とりあえずシャワーを…!という気持ちになる。 冷房が稼働し、涼しい空間のありがたさを感じる日々だ。 ニュースでは、「びしょ濡れ」を売り出す某テーマパークが紹介されていた。 何年か前に読んだ記事のコメントで、日本は湿度が高いから、びしょ濡れになった服も肌も乾きにくく、不快感が続くことを嘆く内容があった。 方やアメリカなどでは、同様のシ

      • 64日目 余白を残す

        自分のことが原因でなくても、相手の思いに寄り添って言葉をかける。 もっとはっきり言うと、自分のせいではないのに、謝ることができる。 こういう人に出会うと、どうやってそんなマインドを獲得できたのか、不思議に思う。 同時に、感謝の思いがあふれてくる。 自分のことでいっぱいいっぱいになっているときに、寄り添ってくれる人がいる。 自分の中の余白を残して、周りの人のために余白を提供できる。 そんな姿に憧れる。 余白があるから、のりしろができる。 のりしろのおかげで、つながれる。 人

        • 63日目 道端のごみ

          学校で勤務していた頃、子どもたちに伝えていたことの一つに、「ごみを拾うこと」があった。 自分が捨てたものでなくても、拾ってごみ箱へ捨てる。 「護美箱」という当て字もあるという実践は結局やれずじまいだったが、それでも事あるごとにごみを拾う大切さを伝えてきた。 遠足などに行って、「来た時よりもきれいにして帰りましょう」と呼びかけるようなことは、日本ではおなじみなのではないだろうか。 なぜ、ごみを拾える人になるとよいのか。 あまり意識していなかったが、今思うとここには、「気付く

        66日目 生き生きと

          62日目 みんなの願い

          日曜日にアニメ「ちびまる子ちゃん」にやられた話。 七夕の願いごと。 お小遣いアップの願いは受け入れられず、仲違いのままお祭りに向かうまる子。 お祭り会場に一緒に行く約束をしていたのに、一人で向かうまる子。 娘の様子に異変を感じる母。 わがままを許してくれない母が短冊に書いた願いごとを見て、ハッとするまる子。 母の思いを知り、自分自身を振り返り、短冊に願いごとを書くまる子。 母の書いた願いごと。 「子どもたちの願いが叶いますように」 もうこの時点で、母の偉大さにジーンとくる

          62日目 みんなの願い

          61日目 何を言うかよりも、誰が言うか

          昨日の話と通じるものがあるかもしれない。 もちろん、話す内容は大切だ。 だがそれ以上に、話す人がどんな人なのかがもっと大事なのだ。 話し方も、話すまでの準備も。 全部にその人らしさが現れる。 そうやって聴きたくなる話ができる存在になっていくことは、話す内容を高めていくことにつながる。 いや、つなげないとならない。 聞いてくれるということが、驕りを生んではならない。 「この人の話なら聞こう」 そう思えるようになるための準備が大切なのだ。 得難い経験をした。 現場にいては決し

          61日目 何を言うかよりも、誰が言うか

          60日目 〇〇さんの言うことなら…

          何を言うかより、誰が言うか。 いくら言葉で語っても、支える人間性に問題があれば、思いは伝わらない。 それぐらい、ベースにある人間性というのは重要なものだと思う。 このことは、学校現場にいた頃から子どもたちに何度も伝えてきた。 最後は、人間性だと。 じゃあ最初は? もちろん人間性は大事だ。 でも、最初から人間性が問われる場面というのは、意外に限定されるのではないか。 言い換えれば、人間性ベースで語られる言葉や、とられる行動というのは、ある程度の関係性が成り立っていて、初めて

          60日目 〇〇さんの言うことなら…

          59日目 本来の〇〇へ

          昼休みに歯磨きをする習慣がついた。 これは現場にいたときにはできていなかったこと。前向きに捉えていいと思う。 そんな昼休み。 歯磨き粉のパッケージを何気なく目にしていて、気になった。 「歯本来の白さへ」 これが、一文字違うだけで随分印象が変わる。 「歯本来の白さに」 「へ」が「に」に変わっただけで、歯が白くなるという感じが増しはしないだろうか。 私は歯磨き粉をずっと使っているが、歯が真っ白になっているとは思えない。 白さ「へ」向かっていくのだから、それでいいのである

          59日目 本来の〇〇へ

          58日目 

          時間との戦いも、楽しめるような根本的な思考回路がほしい。 そのために、完璧主義の思考は邪魔になることがある。 スピード感が削られてしまうからだ。 直されるもの、と割り切ってスピード感を持って相手に届ける。だけど、いい加減になってはいけない。 このスピード感の中に、確かな力が宿るのだと思う。 スピード感を持った仕事が認められるかどうかは、きっと事前の準備に秘訣がある。 まだまだ、先を見通した自分の準備が足りないのだと痛感。 さて、帰りが遅くなったことが関係するのか、いつもと

          57日目 インポッシブル

          ミッション・インポッシブルという映画がある。 3週連続金曜ロードショーでの放映ということで、何度も観ている作品なのだが、今回もしっかり観てしまった。 作品の内容にあれこれ言う気はなく、エンタメ作品として楽しむには最高の出来だと思う。 金曜日の夜、1週間疲れ切った体を労わりながら、ボーッと映画を眺められるなんて、なんと幸せなことか。 ゴールデンウィーク中にレイトショーを観に行ったときも、同じ感覚だった。 豊かな時間を味わえているということに感謝していきたい。 感謝。 言わな

          57日目 インポッシブル

          56日目 初動を決めるもの

          「何事も始めが肝心」という言葉がある。 人との出会いにおける第一印象(身だしなみ・表情・声色・雰囲気)、名前を呼ばれた時の反応、返事の仕方‥。 「スタートダッシュ」という言葉だってある。 はじめの一歩目に、どんなアクションが起こせるかは非常に重要なのだ。 だが、時に「はじめ」が難しいことがある。 思ったまま、即行動しても、「良いはじめ」にならないことがあるからだ。 例えば、メールなどの文面に対する返事。 あまり長い時間をかけてしまうと、相手への印象が悪い。なるべく早くリアク

          56日目 初動を決めるもの

          55日目 おかげさまで

          今日、誕生日を迎えました。 順調に年をとり、体の節々に不調を感じることもあり、年相応の体になっていると感じます。 これもまた、成長…なのかな。 ここのところ、子どもがトイレの成功体験を重ねており、成長曲線が急激に向上を描いています。今日は帰宅後に、靴を靴箱にしまうという所業もやってのけました。(我が家は靴は基本脱ぎっぱなしで、しまう習慣がないのに) 自分の子どもが成長する姿を見られる、こんなにすてきな贈りものは他にありません。 こんな感情を経験できることは、この上なく幸せな

          55日目 おかげさまで

          54日目 発見の少なさ

          この日記が何だか自分と向き合う修行日記のようになってしまっているのは、以前と比べて自分の発見が少なくなっているからなのかもしれない。 読む人を意識して発信していたからこそ、日常の中にある様々な出来事を、見方を変えたり味わったりできた。 だが今は、読み手への意識というのを欠いた状態。当然、自己内対話が増えていく。 でもそうして自分と向き合うのは、時にしんどい。 現に、この日記も本日三本目、、、。 まとめて書くという、本末転倒なことになっている。 発見を大切に、テーマを持って

          54日目 発見の少なさ

          53日目 声を磨く

          声を出す時のコツとしては、「音の一つ一つが粒立っているかどうか」がポイントになるらしい。 感覚的なことを見事に言語化できているなあと感じる。 楽器に触らなくなって長い。 レッスンを受けることを辞めたのは、ついていくのがしんどくなったからだった。 ただ、音を発する悦びを感じられていれば、心地いいのかもしれない。 でも結局、レッスンをやめれば楽器から離れてしまっている現実。 人のことを羨んでいても仕方がない。 楽器を演奏できることも、自分にとってやりたいことの中に組み込んでしま

          52日目 未来の担い手

          試験を受けている人たちを、眺めていた。 自分にも、こんなときがあったんだな。 あれ、なんだこの問題。難しい…。こんなの解いてたのか。 この子の字はきれいだな。 鉛筆持参、となっているのに、シャーペンだけの子もいるな。 プリントを後ろの人に渡すときは、どんな風に渡しているかな。 この中の何人も、学級担任として働く日が来るのだろう。 そんな風に思いながら、眺めていた。 直面する課題は、自分と目の前にいる人たちとでは異なる。 だけど、根底でつながっている。 教育者とは何なのか

          52日目 未来の担い手

          51日目 研修にて

          午後から研修会、そして終電まで語らいの場。 学んだこと、感じたことは数知れず。 初めて経験する、研修を提供する側の体験。 講師の先生との打合せ、書類の準備、参加者の取りまとめ、事務連絡、当日の会場準備…。 動かす側に回ることによって、より際立った現場との違い。 期限を決めて取り組む、ということを学び、この1年間はとにかく目の前の仕事に一生懸命やろうと決めた。 離れる決意をしたからこそ、「戻りたいな」という気持ちにはなっていない。 というより、そこまで考えきれていないと言った

          51日目 研修にて