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システマ 答えはそこにある

システマのトレーニング、わかったようなわからないようなを繰り返す日々です。でも、思考でぐるぐるなってしまった時でも、意外と簡単なきっかけで抜け出せることがあります。

例えば、対人ワークで相手から右腕を掴まれて、体に緊張が入って抜け出せなくなった時。別の人に、握手するように左手を握ってもらうと、不思議なことに自分の体が勝手に動いて掴まれた状態からスルッと抜け出せます。不思議ですね。

自分では「肩に緊張が入っているから、まずは自分の全身をチェックして、全身を均一なワンユニットの状態にして、広く相手を捉えて…」などと考えているのですが、シンプルに右腕に意識が集中しすぎて左腕の感覚が消えている状態だったのかなと。だから、左手を握手されて、自分に左手・左腕があるのを思い出す、みたいな(笑)。モノ・物質として自分の身体を眺めると、パーツとしては全身を認識できているつもりでも、忘れさられている箇所がこんなにあるのかーといつも驚きです。

トレーニングでも「答えは(すぐ)そこにある」とよく言われますが、シンプルに考えたほうが理解しやすいこともあります。
他の例だと、相手からプッシュ(ストライク)されて、その力をそのまま相手にプッシュ(ストライク)で返す時。私の場合は、相手から受けたプッシュの力が、自分の拳に瞬間移動するようなイメージでやるとうまくいく感じがします。まさに、答えはそこ(拳)にあるって感じです。

パワーが瞬間移動して自分の拳に充実感があるんだっていうある種の自己暗示?みたいなものが、動きとしての自信につながっているから結果的に良いイメージにつながるのかもしれません。
自信がないと、体が緊張して、自分が相手にストライクを打つ時にノックバックしてしまいます。

あと、腕や拳に充実感・存在感がある時は、相手にずっとまとわりつけているような感触があります。物理的に触ってないけど、相手の全身を覆う空気の膜?を触り続けている感覚です。
自信がない時は、腕や拳に充実感がなくて、さらに自信を失って迷ってしまう感じです。根拠のない自信も大事ですね。そんなことを考えました。

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