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うつ病日記:水面下から出てくる・「死なないで欲しい」と公には表明しない

私の妻は長年うつ病です。

年末に入院レベルのコロナにかかって以来、コロナ鬱の状態をさまよっていましたが、ようやく水面下から出てくる日が多くなってきたと感じます。

水面下から飛び出た瞬間の特徴として

  • 鼻歌を歌い出し、機嫌がよくなる

  • 胸のざわつきが小さくなる

  • 水面下に沈んでいた時は、色々ネガティブな思いで頭がいっぱいだったが「まあいっかー」といった心境になる

といったものです。
ちなみに、私の口癖も「まあいっかー」だそうです。苦笑。

水面下から出てくるとホッとした気持ちにはなりますが、
もしかしたら、何かのきっかけでまた沈んでしまうかもしれない、
という不安感もあります。

トリガーを言語化しておくのは思いのほか大事なことのように思います。

浅いレベルの沈み込みへのきっかけは

  • 生理前

  • 急に寒くなったとき

  • 寝不足(罪悪感で早く起きてしまう傾向があるので「10時間は寝て欲しい」と口酸っぱく伝えている)

このトリガーにより、寝込みがちになり「生きてていいのかなあ」と不安感を口にします

深いレベルの沈み込みへのきっかけは

  • 人間関係の悪化(イジメ・モラハラの類)

「死んでやる!」と、本気で死のうとします。



そういえば、或るブログに

「友達がうつ病で自殺した。周りがとても悲しんでいた。だから自殺だけは絶対にしないで欲しい。」

或るブログに書かれていたメッセージ

といったメッセージが書かれているのを発見しました。


しかし、私自身は以下の見解を表明しておきます。

確かに、自分もその当事者だったら

「死んでほしくなかった。私の何が良くなかったのだろうか」

と罪悪感を抱くだろう。しかし

「死なないで欲しい」

と公に発信するメッセージは、

うつ病本人の「生きることそのものの方が、死ぬことよりもツライ」

という過酷な精神状態に寄り添っていないことになってしまうので、
私自身は言いたくない。

私の素朴な見解