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みじんことオーマの作品・写真を使ってくれたnote

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みじんことオーマの作品および写真を使ってくださった方のnoteまとめです!使ってくださって嬉しいです! 特にアート作品の写真を使ってくださるともだえながら喜びます!
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#読書

3行日記 20240306

福岡伸一『世界は分けてもわからない』を読んでいる。昔より読むペースが落ちているのを切実に感じる。「ランゲルハンス島」を発見したランゲルハンスの、敷き詰められた細胞を「海」と捉えた詩的な感性に思いを馳せている。私たちの体内にも海があると思うといとをかし。 #3行日記

著…植松眞人『センパイ!その日本語まちがってます! 人に言われて赤っ恥をかく前に知っておきたいよくある誤用』

 間違って使ってしまいがちな日本語について分かりやすくまとめた本。  可愛らしいイラスト付きで、楽しく読めます。  ●的は「射る」のであって「得る」のではない。  ●汚名は「返上」するのであって「挽回」するのではない。  ●破天荒」は「豪快な様子」ではなく「誰も成しえなかったことをする」こと。  ●「確信犯」は「悪いと知っていて罪を犯す」のではなく「自分の行為を正しいと信じて疑わずに行う犯罪」という意味合いが強い。  ●「爆笑」は「一人で大笑いする」のではなく「大勢の人が

なぜか今、シェイクスピアの世界へ吸い込まれるように

布団乾燥機を数日前に出して毎日使っています。 足が異様に冷たくなるので、冷えているなと感じたら布団乾燥機で布団をふかふかに温めて、昼間でもすっともぐりこむといい気持ちです。 今日もそうして本を読んでいます。 先日のアンスネスのピアノコンサートを聴いて、急に思い出した本があり、それは河合隼雄先生がされた話で、 シェイクスピアの劇の中でラスト、音楽が聴こえてくる場面があり、主人公が「聞いてください!この素晴らしい音楽を」と言うのだけど、周りの人には誰にも聞こえていない、という場

0453 今は転職ではなく

この一か月ほど、メンタルの調子がどん底だった。動悸はひどいし、頭はずっと痛いし、元気が出ないやる気もない、寝ていたい。 主治医に、寝てばかりいないで外出を、と言われたけれども暑すぎる。 そこを何とか散歩に出かけ、ペットのような相方氏のおかげで何とかやることはやるものの、そのほかはてんでだめだった。 そこへ追い打ちをかけるようにして、信頼している先輩が、余計な改革を始めて、仕事が増えた。 やり方がひと昔前のもので、いらいらもマックス。(その改革も前提が崩れて、やる意味がない

note×standfm あるsuri cafe☕にて/コラボ収録振り返るの巻/言葉/沈黙/真空/重力について

皆さま、如何お過ごしでしょうか? 気づけば2023年も半分が過ぎ去り、7月に入りました。今日は皆さまはどんな書籍をお手に取っておりますでしょうか? この時期は蒸し暑く、体力を奪われる天候が続きますね(汗) 少々、疲れ気味ですが、読書の夏本番に備えて、 早速、noteを更新していこうと思います。 ここ数日も気の赴くままに選書をして読み耽りました。 特にポール・ヴァレリーやマラルメの「迷宮」入り込むと・・・ 自分がどこに居るのか分からなくなって参ります。 写真はヴァレリー

日本語上手。

自分が心奪われたものや出来事、伝えずにはいられない思いを表現する時に時折言葉に詰まる思いをすることがある。 伝えたかったはずの思いが伝わりきらなかった時、 脳裏にはその光景がありありと思い浮かんでいるのに 形を文字を結びつける相応しい表現に至らず もやっとした気分になったり悔しく感じることがある。 表現しきれない思いが手足の動きや涙に変わることも、よくある。 言葉は、相手に伝わってこそ意味をなすツールだ。 伝わらなければ意味がない。 もっと上手く伝えられるようになりたいな、

絵本紹介『ひみつのプクプクハイム村』

書名:ひみつのプクプクハイム村 作・絵:ミヒャエル・ゾーヴァ 訳:木本 栄 出版社:講談社 のどかな村プクプクハイムはその昔、クサイハイムとよばれていた。なぜなら、ほんとうに、たまらなくくさかったから。 まるでおしりのような形の山から、そこに住む怪物のおならが吹き出していたんだ!! …と、物語はプクプクハイム村の歴史から始まります。くさいにおいを村中に広げるうえに、実った農作物を片っぱしから食べてしまう怪物。 村人たちは元騎士見習いの男に、その怪物を退治してもらおうと考え

助けてくれる本に出会う(「数値化の鬼」を読んで)

「人生を変えた本」はありますか? 年100冊以上読んだときですら、 わたしは人生を変える本に 出会えませんでした。 これからも出会わないのかも。 とはいえ、助けになってくれる本には 恵まれているようです。 「数値化の鬼」がまさにそれ。 ①もともと読みたいと思っていて ②パートナーが持っていて ③仕事で数値化が課題にあがった 以上の3点が揃って スロットだったら大当たりなので すぐに読みました。すぐ読める。 点在していた知識と 自分がやりたいことを 線でつなげてくれる

今年の一冊目は『同志少女よ、敵を撃て』

ケチをつけるところは何もない、非常に面白い小説でした。 いくつもの賞を獲得し、様々な著名人から絶賛されいていて、2022年で一番売れたんじゃないかと思う小説。 そこまで期待が持ち上がると、読後に「そこまででは無かったかなぁ…」と、首を傾げてもおかしくないですが、同志少女は、期待通りと言うか、絶賛側に自分も回りたい、納得の小説でした。 これ以外にも、著作があれば、続けて読みたいんですが、本書が処女作のため、次作をいつになるのかと待ち続けるしかありません。 『同志少女よ、敵を

note×standfm あるCafeにて/心理カウンセラーsuriさん🌹コラボ配信/好奇心について☕️

皆様、如何お過ごしでしょうか? 秋が深まり、読書の秋から読書の冬へ向かっておりますが、皆様はどんな書籍をお手に取っておりますでしょうか? 今日は11月11日と・・・「1111」と1が並びましたが、何やらエネルギーが充満する一日になりそうですが、何かを始める時によい時期の様にも思えて参りました。 尾を飲み込む蛇、ウロボロスの輪を想起しますが、始まりは終わりであり、終わりは始まりであるのだと思います。始原の咆哮、永遠の円環運動を想起させられます。 新約聖書「ヨハネの黙示録

村上読者たちと安寧なる寝床

昨日の夢へ知人の井畑さんが出てきた。 井畑さんの近所に私の前の前に住んでいたアパートがあったので 井畑さんら友人と市街地へ飲み会に行ったときタクシーを乗り合わせたり 代行運転の帰りに同乗させてもらったりしていたのだ。 あと自分が会社を辞めかけていたころが、井畑さんが個人事業主である事業において事務所を構えようかとしていた時期だったためビルの一室改装DIYに楽しく参加したりした。 なんで夢に出演したかと紐解いて考えてみると、村上春樹が翻訳した本を読んでいたからではなかろうかと思

言葉より、文字が好きです。#やってみた

最近、手紙をひさしぶりにもらって。 やっぱり手書きっていいよなって、 思っていた。 便箋の選び方や、インクの色も含めて その人だなって。 文字の角が丸くなるところとか、句読点の 打ち方まで、愛おしくなることがある。 そう、わたしはジフェチ、字フェチなのだと 思う。 だから、書体もゴシック書体とか 明朝とか いろいろありますが。 やっぱり手書きが好きなので、わたしは 今日本棚をみながら、手書きのタイトルを 探したりしていたんです。 荒木さんのこのし

note×standfm【Bricolage-2】離見の見/メタ認知とは?

皆様、如何お過ごしでしょうか? 今日は私の住む地域は昨夜まで降っておりました雨の影響でひんやり しておりますが、皆様の地域は如何でしょうか? ──── 昨日、岩波文庫のTwitterを見ておりましたら、5月9日はスペインの哲学者、オルテガ・イ・ガセットの誕生日という内容を拝見致しました。 皆様はオルテガをご存知でしょうか? 1883年から1955年を生きたスペインの生の哲学者でございます。 今から139年前の5月9日がその日でございます。 そして、名著「大衆の反逆」は1

ふとした瞬間に思い出す、高校時代の適職診断。教師や医者、研究者など、進学校に通う生徒らしい結果を出すクラスメイトや友人たち。ボクだけが全く毛色の違う結果を出していたことを。

ボクの結果は『映画監督』でした。 ちなみに、ほとんど嘘と冗談しか言わないのと、屁理屈で他人を丸め込むのが得意だったので、近しい友人からは『新興宗教の教祖』を勧められていました。 今はしがない、というよりも落ちこぼれのWebエンジニアもどきをやっています。 そんな話はさておき、読書記録でございます。 今回はこちらの作品。 何を隠そう(何度かどこかで書いておりますが)中学2年生の頃 初めて買った小説が赤川次郎さんの『三姉妹探偵』だったわけで。 今年35歳になりますので、かれ