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0453 今は転職ではなく

この一か月ほど、メンタルの調子がどん底だった。動悸はひどいし、頭はずっと痛いし、元気が出ないやる気もない、寝ていたい。
主治医に、寝てばかりいないで外出を、と言われたけれども暑すぎる。

そこを何とか散歩に出かけ、ペットのような相方氏のおかげで何とかやることはやるものの、そのほかはてんでだめだった。

そこへ追い打ちをかけるようにして、信頼している先輩が、余計な改革を始めて、仕事が増えた。
やり方がひと昔前のもので、いらいらもマックス。(その改革も前提が崩れて、やる意味がない。先輩曰く、これは戦略を立てるということのようだが、簡単に崩れさって見直すようなものは戦略とは言わないのだ)

もう辞めてやる!
と思いたち、履歴書を書き、論文をやろうにしても、宅建の追い込み時期だわ、上記の通りやる気が出ないわ散々な状態で、これでは一次も突破できない。

ついに、主治医から薬の量を増やされて、何とかパニックから脱出したのだった。(というより、先々を考えられない程度にぼんやりする薬のおかげw)

そんな頭で、今は転職よりも、きっと趣味をすることだなと思いいたる。
多分職場を変えたところで、イライラの源は変わらない。ちょうど読んでいた吉村昭の「雪の花」で、なんか悟ってしまった。

日本人が日本人である限り無理だ。
そして私は日本人だし、外資に入れる能力もないので、平凡な一日本人として、小さな憤りを抱えるしかない。
この小説の主役のように、命を懸けてまでする使命感も、もう消えた。

となれば、楽しく生きるには、趣味だろうなと感じている。

まずは宅建が終わったら、読書の復活だ。
吉村昭を読み漁る。
読書ノートもつけていく。
創作だってする。何か書いて、来年どこか、イベントに出よう。
まずはそこから。創作と言っても、この何年間かの葛藤的な物とか、読んだ本のエッセイ風なものをと考えている。

楽しく生きるには。
はいはい、そうですね。と言って見ざる言わざる聞かざるが一番なのだろう。

偉い人は、課題の解決なんて求めちゃいなくて、「やった感」があればいいんだから、いちいちいらいらして、薬の量を増やしているなら、元も子もないのだよ、自分。

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