六月

読んだ本や遊んだゲームについての雑駁です。読んでくださり、ありがとうございます。

六月

読んだ本や遊んだゲームについての雑駁です。読んでくださり、ありがとうございます。

マガジン

  • Book

    本に関する記事です。 最近読んで面白かった本は『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』

  • 本でもゲームでもない記事です。映画やアニメが多め。お気に入りの映画は『再会の街で』など。

  • Geme

    ゲームに関する記事です。主に遊ぶのはPS5とswitchです。最近は『ゼンレスゾーンゼロ』を始めました。

最近の記事

熱源読んだなら、ゴールデンカムイも

川越宗一さんの『熱源』を読み始めた。 第162回の直木賞であり、第20回本屋大賞もランクインしているのもあり、読む前から期待高まる一冊でした。 北海道にいるアイヌ民族のシーンから始まります。 登場人物の名前が〈ヤヨマネクフ〉や〈キサラスイ〉と聞き慣れない羅列。長く覚えづらさはあったものの、名前も覚え感情も移入してきたところで1章が終了。 その次、ガラッと変わり、今度はロシアが舞台の第2章。 主役はポーランド人で、こちらもまた〈ブロニスワフ・ピウスツキ〉と名前が長い。 1章の

    • コーヒーと読書は相性が良い◎

      コーヒーを飲むと腹が痛くなることがあります。 モノによるのですが、BOSS系のコーヒーは大丈夫で、最近は甘くないイタリアーノをよく飲みます。 ただ、売ってないことも多いイタリアーノなので、その場合はクラフトボスラテを選びます。これは大抵どこにでもあるので、飲む頻度はこちらの方が多い。 たまに他のメーカーも飲んでみようかなと、軽い気持ちで手を出して失敗することもしばしば。 そんな大好きではないものの、人並みには好きなコーヒー。 味よりも、香りの方が好みで、特にコーヒーを挽いた

      • 『血と霧』1&2/多崎礼

        吸血鬼×スチームパンクの『血と霧』 といっても、明確に吸血鬼という言葉は一度も出てきません。 血をカクテルのように接種することはありますが、普通に食事もするし、血を吸うために他人を襲うようなこともありません。 ただ、よくある吸血鬼の物語以上に血が重要な設定となっていて、その設定の面白さに、グッと惹かれました。 血によって階級や能力も決まり、血液の明度・彩度・色相で能力が判明するのが面白味のある設定です。 自身に流れる血はどのレベルか?それによって人生が決まってしまう世界。

        • 暑すぎるので図書館へ(十歳までに読んだ本)

          避暑地図書館で見つけた『十歳までに読んだ本』 作家や俳優、映画監督の方々70名が、子供の頃に読んだ本について書かれています。 目次を眺め、最初に読んだのは、女優の杏さん。 『ハイジ』を紹介されていました。 以前、ラジオBOOK BARを聴いていて、その時から読書好きとして知るようになった杏さんですが、文章も歌も上手な方です。 小学校の頃、先生の朗読に感動した杏さん。同じ子供文学シリーズから何か読もうと思い立ち、選んだのがハイジだったらしいです。 選んだ方法が「どれにしよう

        熱源読んだなら、ゴールデンカムイも

        マガジン

        • Book
          82本
        • 11本
        • Geme
          38本

        記事

          大人だって、読書感想文かくのは難しい

          夏休み真っ盛りのこの時期。 夏休みの宿題から遠ざかって久しいですが、本屋に行くと夏のフェアが毎年行われているので、読書感想文のことを思い出します。 自分も当時、そのフェアの中から選んで買ったことがありました。 選んだのは『十五少年漂流記』 選んだ理由は覚えてませんが、冒険モノで漂流記、そして少年達ということに惹かれたのかもしれません。 普段、読書はほとんどしない少年だった自分でも、それなりに楽しんで詠み終えれましたが、感想文には苦戦しました。 何をどう書いていいのか? た

          大人だって、読書感想文かくのは難しい

          読み始めた三体

          Netflixのドラマから入った三体。 ドラマも全部見終わり、非常に面白かった。 こうなってくると原作小説にも手を出したくなってくる。 本の読み時=興味が高まっている時、だと思います。 勢いのまま文庫本を買い求め、読み始めました。 『三体』の名を知ったのは2019年頃。 当時、最初の1ページを立ち読みしてみると、中国読みの漢字が多い。そして、内容も長編ハードSFの1作目との触れ込み。 面白みを感じるまで時間がかかりそう…と勝手に気圧されていました。 実際、読み始めてみる

          読み始めた三体

          タイムパトロールはしてみたいような、したくないような。

          ネットフリックスで見られる『T・Pぼん』 見てみたら期待以上に面白く、Season1&2の合計24話、あっという間に見切ってしまいました。 1話完結のスタイルで、気軽に見れるのも良かったですね。 TPはタイムパトロールの略で、ストーリーは様々な時代にタイムワープし、決められた人の命を救うというもの。 主人公とそのパートナーは、時間を超えた人命救助をしています。 決められた人しか救ってはいけないとか、タイムパトロールには結構細かいルールがあるのもまた面白い要因です。 原作は

          タイムパトロールはしてみたいような、したくないような。

          短編のあとがき

          初めて書いてみた短編小説『月もまた光る』を創作大賞の応募作として公開させて頂きました。 普段書いている小説やゲームの感想記事と違って、公開するのにも少々緊張を伴うものでしたが、アップ後は読んでくれている方も多数いて嬉しい限りです。 投稿しようと思い立ち、規定をチェックすると〈2万文字以上〉や〈分けての投稿〉と記述がありました。 書きあがっていたのを数えると1万8千文字で2千文字足りず。読みなおしながら、足したり引いたりして、2千文字を追加しました。 また、ひとつの記事で投稿

          短編のあとがき

          短編小説 『月もまた光る』-後編-

          月もまた光る -後編- ◆ 6 ◆◇◆◇◆  陽が暖色に染め上げる時間は過ぎ、もう少しで夜も帳を下ろしそうだ。エティスは月から来たと言ったが、肝心の月はまだ薄っすら見つけられるぐらいで、闇に煌々と光るには早い。  彼女から蹴りつけられた顔に左手を添えながら、私たちは町中を歩いていた。今日は帰ることを諦め、宿をとることにしたのだ。このまま帰るわけにはいかないし、頭の中に散らかった出来事を整理するのに、時間が欲しかった。 『私はどうすれば?そんな顔してるわね。そんなこと知ら

          短編小説 『月もまた光る』-後編-

          短編小説 『月もまた光る』-前編-

          月もまた光る -前編-  匂いがした。  香ばしく、柔らかく、暖色で包まれる、そんな匂いがした。  タイミングが良かったのだ。  もう少し早かったら、それとも遅かったら。ちょうど良さに演出をしてはいけない。狙いすまして、時間を計って、それでいて目的を持っていたなら、この感覚を得ることは出来ない。  いらっしゃいの言葉よりも、喜ばしいお出迎え。手繰り寄せた匂いと共にドアを開けると、小気味よい鈴がリンと鳴る。私は、幾人かのお客に混ざり、小麦色を圧縮した美味しい品々に眼を向ける。

          短編小説 『月もまた光る』-前編-

          マガジンを作る

          ずっと作ろう作ろうと思っていたマガジン。 本用(BOOK)とゲーム用(GAME)、そして他(HOKA)を作ってみました。 本の感想や本に関わるような記事はBOOKに、 ゲーム関連の記事はGAMEに、 それ以外の記事はHOKAに振り分けてみました。 HOKAは映画やアニメなどがほとんどです。 BOOK → 75本 GAME → 37本 HOKA → 9本 やってみると簡単で、記事を振り分けるのも大して時間かかりませんでした。 一番時間かかったのは、それぞれのマガジンの画像

          マガジンを作る

          何もしない、今日この頃

          一冊読み終わったものの、だいぶふんわりとしか理解できなかった。 読み終えたのはジョニー・オデル著の『何もしない』 文章自体は平易、特別難しい表現を多用しているわけでもないのですが、各駅停車のホームから、通り過ぎる快速電車を眺めているような感覚で、電車は見えているものの、この電車には乗れないのも分かってしまう無念さ。 そんな感覚のまま読み終えてしまいました。 それでも読了できたのは、部分部分は面白く読めたからでした。 何もしない、というタイトル通り、本書は何もしないとはどう

          何もしない、今日この頃

          タイミングよく早川書房Kindleセールが始まったものの

          始まった早川書房さんのKindleセール Netflixで三体を見始めた矢先でしたので、『三体』を読もうかなぁという気分が出ている今日この頃。 買おうか!と思って、セール情報覗くも、三体はセール外の様子 文庫で計5冊あって、1冊1000円ぐらい 半額だとしたら5冊で2500円となるのでかなりお得 と皮算用していたのですが、残念。 読むつもりだった本も安くなっていたので購入 『スタートボタンを押してください』は、noteで紹介されている記事を見て気になっていた1冊。 ア

          タイミングよく早川書房Kindleセールが始まったものの

          ネトフリドラマ三体

          ネットフリックスで三体を見始めました。 見始めると、ひとり気になる人物が。 どこかで見たことがある顔ですが、なかなか思い出せない。 最初、体重増えたディカプリオ? いやいや、違う。 喉元まで出ているものの、ハッキリとしない。 気になって集中できないので、Wikipediaで調べてみました。 彼の名はジョン・ブラッドリー 以前観たゲームオブスローンズ(ゲースロ)に出ていた俳優さん。 ゲースロではサムという役柄。渋く重いゲースロの中で、明るく優しいキャラクターでした。 その

          ネトフリドラマ三体

          イギリスの左上の無人の島の話

          あらすじで無人島と見ると、途端に面白そうと感じます。 誰もいない島に漂流し、衣食住がない非日常でどう生きていくのか? 最後はどうなるのか? 脱出するのかそれとも何か別の展開があるのか? 脱出できるならどういう方法で? などなど、無人島にたどり着いてしまった時点で、もう色々と想像が浮かび、そのどれもが面白そうな味付けです。 『世界のはての少年』は、そんな無人島モノで、毎夜読み進めています。 この無人島モノの少し変わっているのは、漂流して無人島へ辿り着いたわけではないところ

          イギリスの左上の無人の島の話

          そろそろホントに来る?FF9のリメイク

          以前からちらほらと噂が絶えないFF9のリメイク。 出るのか?出ないのか? 出るならとても嬉しいのですが、噂を見知ってから既に数年経過しています。 ここ最近、また噂をネットで見てしまって、懲りずに期待している今日この頃です。 リメイクされるなら、ストーリーだけはそのままが良い。 FF9の一番好きなところがストーリーの良さなので、それはそのままにしてほしいところです。 サブクエが増えて、キャラが深掘りされるとかは良いのですが、クリア後の追加ストーリーがあって結末が変わる、分岐

          そろそろホントに来る?FF9のリメイク