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気になった、為になったお気に入り記事

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気になった、為になった素敵なnoteの皆様が書かれた記事を纏めています。 オススメの素敵な記事ばかりを集めさせて頂きました♪ また、小説だけには関わらず、感性が豊かになりそうな…
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#ノンフィクションが好き

コペンハーゲンの「解放区」

コペンハーゲンの「解放区」

足を踏み入れたとたん、息をのみ立ちすくんだ
スプレーで描いた前 衛的な絵や落書きで
壁一面がおおわれた廃屋群のど真中

ヒッピー風や 子連れの黒人親子もそこかしこ
人々の表情は、わりと穏やかで知的な 顔も見えるが
ニヒルな雰囲気があたりに漂っている

コペンハーゲンの町外れ、運河に囲まれた一角に
クリスチャニアと呼 ばれる「解放区」がある

一九七〇年代、軍隊の兵舎や倉庫だった空き家を
浮浪者、元

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太宰治の遺書

太宰治の遺書

これが小学生の書いた作文なのか
文字、内容とも子供がつづったと思えない
これこそ、持って生まれた文才なのだろう

太宰治が幼いころ鉛筆で書いた生原稿
青森でたまたま目にして驚きで声もでなかった

太宰は原稿を好んで毛筆で書いたといわれる
弘前出身で太宰の自伝を書いた
長部日出雄『辻音楽師の唄-もう一つの太宰治伝』によると
太宰の原稿を手にした古谷綱武は
和紙にすこしかすれるような墨づかいで書かれた

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書斎と称する我ガラクタ部屋

四畳半に
平積みした古本の山々
スキーの板 カメラ レンズ CD スピーカー
ピン止めした絵葉書
安ワインをつめこんだセラーが鎮座

その片すみの机に座り
PCで駄文に頭をひねる日々

だが断捨離決行
この部屋から迷文迷作が生まれる!?

太宰治とストーブ列車

太宰治とストーブ列車

真っ赤に燃えるだるまストーブの金網にスルメを乗っければ、
ほどなく白く細い煙がたち反り返って、食べごろだ

十三湖のスルメを咬んで地酒でほろ酔いのままに
極楽列車は雪原をゆく

津軽の冬の風物詩、津軽鉄道のストーブ列車は
五所川原と津軽中里を一時間あまりでむすぶ

途中、金木で下り、太宰治が生まれ育った
斜陽館に立ち寄った
大地主の家だけに豪邸だ

津軽の風土と太宰の出自は
四度も自殺未遂をくりか

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