見出し画像

何をやっても、文句は出るから。

例えば僕が毎日ランニングを習慣にしていたとする。

僕はそうしたほうが、肉体的にも精神的にも健康になれると信じているからやっているだけだ。

でももしかしたら、こんなことをいう人がいるかもしれない。


「その時間でもっと勉強をしたほうがいい」

「その時間で部屋を片付けたほうがいい」

「その時間でもっと納税をしたほうがいい」

「どうせ運動するなら、ウーバーイーツもしたほうが効率がいい」

「靴という資源をすり減らして環境破壊に加担している」

「息を吸ったり吐いたりするので、二酸化炭素を生み出している」

「余暇で道を走るなんて、本当に急いでいる人を邪魔している」

「大の男が走ってくると、襲われるのではないかと不安になる」


一見すばらしいランニングという習慣にも、これだけいろいろな意見が存在する。

だとしたら僕は文章なんか書かずに、参考書なんかをにらみ、部屋に散らばるメモの切れ端を捨て、お金を使うことで経済をまわし、大きな四角いカバンを背負って、靴をすり減らさないように走り、息を止め、なるべく道路のすみを走り、性転換するしかないのだろうか。

いや、そんなことはないはずだ。

だってそれだけやったところで、別の方向からやっぱり難癖はつくのだから。

でもそれを「いちゃもんつけるな!」と片付ける権利も僕にはない。

他人がどう思うかは、僕にはコントロールできない。

なのでとりあえず、自分の信じることをするしかないのだろう。


あ、ちなみにランニングをサボって半年くらいになるが、徐々に体力が落ちてきた。

ロフトを降りるという動作だけで、息が上がるくらいに。

そろそろまた走ろうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?