電車に乗れなくなったあの日
つい先日、久しぶりに電車に乗って外出した。
大学生時代からの友人と国営公園で散歩しながら、花の写真を撮る為だ。
電車の中はまばらに席が空いているくらい空いていたので、ドアに近い席に座った。
私は、電車で座ることは少ない。
ドアに近い位置にいないと一人で電車に乗れないからだ。
私は、大学生のときに急に電車に乗れなくなったことがあった。
大学の最寄り駅に向かう電車に乗ったときだ。
車内は朝の通勤ラッシュで身動きが取れないほど混んでいた。
いつも大学で1限の講義があるときはその電車に乗っていて、嫌だなー。とは思ったけれど、それに乗らないと学校に行けないし、その日もいつも通りにその電車に乗った。
その日は、特別なにか怒ったわけでもないのに、急に息が苦しくなり、めまいがした。
くらくらして気持ちが悪かったのでしゃがみたかったが、それも混雑した車内の中では出来ず、乗り換えの駅までなんとか耐えた。
脂汗がベトベト気持ち悪かったことはおぼろげに覚えている。
結局、その日は同じ電車に乗っていた当時の彼氏(大学の最寄り駅が近く、週に2回同じ電車の乗っていた彼氏(後に、私のうつ病を理由に浮気をされる笑)に助けてもらい、通勤ラッシュが終わるまで、駅のホームのベンチに座っていた。
買ってきてもらったありがたいペットボトルの水を飲んだが、手がガタガタ震えて上手く飲めなかった。
通勤ラッシュが終わり、車内の人がまばらになってきた頃、各駅停車で一駅ずつ降りてゆっくり帰った。
このときは、自分でもなにがなんだかわからなかった。
すべてがいつも通りだったのに、なぜパニック発作が起きてしまったのか。
翌日は、学校に行かなかった気がする。
そのあと、通勤ラッシュ以外のゆったりした時間の電車に数日乗ったが、何も起きず安心した。
そして、通勤ラッシュの時間の電車に乗る日。
電車に乗ってしばらくすると、また呼吸が出来なくて苦しくなり、脂汗は流れ、めまいで視界がぐらぐらした。
そして、途中下車した。
また、過呼吸が収まるまでホームのベンチで休み、各駅停車で一駅ずつ降りて帰った。
その日から学校を度々休むようになった。
その後もその症状は良くならず、講義に出ても教授の言っていることが聞き取れなくなったり、板書を何度も同じところを書いてしまったり、お昼ご飯が食べられなくなった。
お昼ご飯を食べられなくなって、低血糖症で動けなくなり、保健室でブドウ糖のタブレットをもらい、そのまま帰宅ということも何度かあった。
保健室の先生にお米とか、エネルギーになるものを食べないとね。って言われたけど、学校にいる間は何も食べられなかった。
そのうちしゃがみこんで動けなくなってしまうことが増えて、どうしようもなく、母に車で迎えに来てもらった。
(とても遠い距離なのに迎えにきてくれてありがとうございました。会社も早退させてしまってごめんなさい。)
その日以降、私は電車に乗れなくなった。
電車に乗れなければ大学にも行けないので、大学を休学することになった。
そして、母が探してくれた心療内科に行くことになり、
うつ病
↓
社交不安障害
↓
双極性障害Ⅱ型・社交不安障害
という流れで今に至る。
当時、不眠症がひどくて睡眠時間が3〜4時間というのが普通だったし、課題提出前(建築系だったのでわかってくれる人はわかってくれると思う笑)は、徹夜で1限に出るのは当たり前だった。
そのころ、バイトが人手が足りなくて週5〜6で入って忙しくて終電ギリギリまで働き、たまの休みは彼氏や友達と遊びに行っていた。
振り返ってみて…
全然休めてなかったなと思った。
その上、私は物事全てに対していちいち気にし過ぎてしまう質なので(言われなれてしまった)、人一倍疲れやすかった笑
なので、壊れるのが早かったのだと思う。
双極性障害との付き合い方もわかってきた今日このごろ、あの頃を思い出して、とても反省している。
電車は乗れるようになって、また、発作が出るようになって(発作が出そうになるだけでも怖くて乗れない。)乗れなくなり、乗れるように…を数年単位で繰り返している。
3年ほど前は一人で電車には乗れなかったが、今は空いている電車なら一人で乗ることが出来る。
電車に乗れているのは、現在全く無理のない生活をしているというのもあるかもしれないし、事情を知っている人としか交友関係を結んでいないというのもあるかもしれない。
普段の自分と何かがおかしいと思ったら、身体を労りましょう。
当たり前のことですが、おろそかにしてしまいがちです。
自分の身体は一つしかないので大切にしないとですね。
反省。
(うつ病になったときに浮気された話思い出しちゃったから、そのうちnoteに書いてすっきりしたいな笑)
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