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子どもたちのために「オトノアジト」ができる教育とは

こんにちは、オトノアジト音楽教室の渡邉です。
久しぶりのnote更新です!

コロナ禍が始まり、非日常が日常になってからだいぶ時間が経ちました。
このnoteも、開設から早1年が経過しました。

そんな1年の間に、わたしたちの教室としての理念や、指導目標は大幅にアップデートしました!
もちろん大事にしている基盤は変わらないけれど、「どんな教育を行うべきか」をより具体的に考え、これだ!というものを見つけました。

わたしたちが音楽を使って子どもたちにできることは何か?と、運営メンバーでウンウン唸りながら考えました。それを少しずつ、noteでご紹介していけたらな、と思っています。

「オトノアジト」とは

さて、オトノアジトがどのような教室かは、こちらの記事にまとめております。初めてこの教室を知ったよ!という方にはまず前の記事を読んでいただきたいです!

さて、わたしたちはその名の通り「音のアジト」がテーマの音楽教室です。子どもたちが自由に集まり、思いっきり表現をする場所…音の「秘密基地」「遊び場」でありますように という気持ちが込められています。

歌や楽器の技術向上だけではなく、音楽を通して学べる「工夫する力」にフォーカスし、「どうすれば上手に演奏できるか」と考えるのではなく、「どうすれば自分をうまく表現できるか」を大事に考えています。

音楽面の指導のみに留まらず、「子どもたちが教室を卒業した後も、ずっと楽しく生きていけるようにしたい」そんなふうに思いながら、音楽に限らずさまざまな要素をインプットする指導を日々考えています。そんなわたしたちの思いは、この3つの指導指針に表されています。

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じゃあ、「子どもたちがずっと楽しく生きていく」ためには、どんな教育が必要だろう?

この指導指針はわたしたちが当初から掲げているものです。音楽を通じてこの3つを達成することで、「子どもたちがずっと楽しく生きていく」ための力を育めると考えています。

でもそれって、実際どうやってやるの?何を見据えて指導することで、指導指針は達成することができるの? 

「子どもたちがずっと楽しく生きていく」ための教育は、社会の変容に応じて形を変えていくはずです。常にアップデートされなくてはいけないものだと思います。わたしたちは、今、そして未来の社会を見据え考えました。

今の子どもたちが生きる世界は、これから、どんどん変化を強いられていく現代社会。AIの台頭、Society 5.0…そんな言葉が飛び交います。とにかく、ものすごい勢いで、技術が進化している日々です。

AIの知能が人間の知能を上回り、仕事の多くが機械に取って代わられる未来がすぐそこまで来ている…少し前からこういう類の話を、よく耳にするようになりましたね。

そういった社会で子どもたちがずっと楽しく生きていくためには何をすればよいのか?わたしたちはその問いに対して「人間だからこそ持ち得る力を伸ばしていくこと」という答えを出しました。

人間ならではの力で、この先の社会に新たな価値を生み出していける人になってほしい。そうすれば、機械と手を取り合ってより発展した楽しい未来を自分たちで創っていけるだろう、そう考えています。

では、人間だからこそ持ち得る力って何だ?オトノアジトは、以下の3つの力がそうだと考えます。

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1. 学びをコントロールする力:情報過多な世の中で、自分に本当に必要な情報を入手し、正しく活用する力(リテラシー)。
2. 学びに向かう力:学びに自主的に向かい、それを表現していく力(非認知能力)。
3. 学びを作る力:人間だからこそ持ち得る新しいアイディアを生み出して社会に還元していく勇気(アントレプレナーシップ)。

なんだか急に複雑な話になってしまいましたが、実は意外とシンプル。リテラシー、非認知能力、アントレプレナーシップを伸ばしていけば良い。これは、機械には持ち得ない人間としての強みです。

音楽教育が非認知能力の伸びに有効なことは実証されていますし、非認知能力を伸ばすことはひいてはリテラシー等の学習能力の伸びにも繋がります。

アントレプレナーシップと音楽教育の関係性は実証こそされていませんが、「どう表現していくか」というアウトプットを重視した指導で、いくらでもその力は強化していけると考えています。

学びの3-tone Steps

そんな3つの力を強化するために考えられた学びのサイクル”3-tone Steps”を少しご紹介します。オトノアジトのレッスンで常に大事にしているものです。

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STEP1.インプット:音楽だけでなく、表現に必要となる知識・技術・言葉など幅広い情報を講師から学ぶ。
STEP2.イマジネーション:インプットされた内容から、生徒自身が自分のアイディアや表現法を考える。
STEP3. アウトプット:イマジネーションした内容を演奏や言葉など「人に伝わるかたち」にして表現する。

この3つのステップを繰り返し行っていきます。先ほどの3つの力を身に着けていくためにも必要になっていきますし、演奏力や表現力を効率的に上げていくためにも欠かせないサイクルとわたしたちは考えています。

さて、このサイクルや前述の3つの力を意識することはできるけれど、指導で実践となるとなかなか難しい…。実際どんなレッスン内容になるの…?そんな声も多く上がるでしょう。

というわけで!これを誰でも実践できるようにするための教材を鋭意開発中なのですが…こちらは次の記事でご紹介しますね。

オトノアジトでは、教室をつくる仲間を募集しています!

少し長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。わたしたちが考える「これから子どもたちにとって必要となる力・教育」についてざっくり説明させていただきました!こんな音楽教室があるんだなぁ、と少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。

音楽の力を最大限に使った教育をしていきたい。新しい社会でイキイキと輝ける力を、音楽を通じて子どもたちに与えたい。そんな思いでオトノアジトの講師・スタッフは日々奮闘し、同じ志を持つ仲間を探しています。

この記事を読んで「この教室の講師として現場に立ち、この教育をいっしょに実現していきたい!」「この教室の運営に携わり、新しい教育の場をつくっていきたい!」と少しでも思っていただけたら、コメントやDMをぜひください。質問も大歓迎です!

新しい教育の在り方・音楽教育の力をいっしょに考えてみませんか?ご連絡、お待ちしております!


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