見出し画像

社会人と学生。海士町に来た今、感じていること【お試し島留学生×島体験生】

大人の島留学で広報のお仕事をしているこうめです。
私は大学の休学期間を利用して3か月間の島体験に参画しており、島に来てから早くも2か月が経とうとしています。

自分探しをするために休暇をとった水澤さんは、1週間で離島の暮らし・仕事・食・伝統文化・交流が体感できる短期滞在型プログラム「7泊8日春のお試し島留学」を利用して離島へとやってきました。

左:水澤さん 取材当時25歳 
お試し島留学生として来島
右:こうめ 取材当時21歳 
島体験生として5月に来島 

今回はお仕事体験で水澤さんが広報に加わり、一緒にnoteを書くことになりました。
このnoteでは、離島での生活と仕事について語っています。それぞれの視点から語られる「島暮らし」の魅力とギャップ、そして未来への意気込みについてもお話しします。


私たちが島へ飛び出した理由とは?

(こうめ)今回は、お試し島留学生の水澤さんと島体験生の私、それぞれの視点で島留学についてお話させていただきたいと思います。
よろしくお願いします!

(水澤さん)よろしくお願いします!ではまずは私から質問させてください。
この島にはさまざまな背景や目的を持った人たちが来ていると聞いています。こうめちゃんが大人の島体験に参画しようと思ったきっかけはなんですか?

(こうめ)私は今、愛知県にある大学に通っているのですが、大学生のうちにしかできないことをもっとしたいと思って、4月から休学をしていました。

対談中のこうめ

(こうめ)大人の島留学のことはたまたまインスタの広告に出てきて知って。島暮らしに憧れがあったし、海士の自然や文化、暮らしを経験できる貴重な機会に絶対なる、と思って参画を決めました。

(水澤さん)参画するにあたって不安はありませんでしたか?

(こうめ)結構不安でしたね。新しい環境に適応できるのかとか、シェアメイトとうまくやっていけるのかとか。意外と家族は「いいじゃん!外に出て広い世界を見ておいで」と快く送り出してくれました。
水澤さんはどうして7泊8日のお試し島留学に参画しようと思ったんですか?

(水澤さん)社会人になってから、なんとなく仕事を続けているけどこれでいいのか?っていう迷いはずっとあって。
自分のやりたいことは何で、どうやって生きていきたいのか、25歳を終える前に1つ答えを出せるように何かに挑戦したいなと思っていました。

(水澤さん)あとは、ずっと同じ場所で暮らしているとだんだん自分のコミュニティが狭くなっていることに気づいて。もちろん今生きている場所も、仲良くしてくれている友達も、家族も大切だけど、狭まっていく世界で生きていくことが少し息苦しいなって思うようになりました。
自分のことを誰も知らない場所に行って、新たな出会いや気づきを経て気持ちをリセットできたらいいな、と参加を決めました。

海が見える場所、シェアメイトがいる暮らし

(水澤さん)参加する前と後で、想像通りだったことやギャップはありますか?

(こうめ)のんびりしているところは想像通りでした。あと景色がきれい。これは想像以上だったかもしれません。

夕方の明屋海岸。波の音が心地良いです。

(こうめ)ギャップは、地方って勝手に保守的なイメージがあったんですけど、自分が思っていた以上に島に暮らしているみんながアクティブというか行動力があって、毎日刺激をもらっています。
もう一つ、気温がすごく暖かいイメージがあって薄着で来たら、意外と寒かったです(笑)

(水澤さん)私がよく遊びに行く宮古島は暖かいから、同じ島である海士町も暖かいのかなって思っていました。だから長袖は全然持ってきていないです(笑)

(こうめ)やっぱりそう思いますよね。6月だし暖かいでしょ、みたいな。

(水澤さん)そうそう、意外と寒かったですね(笑)
ちなみに海士町に住んでいて、1番好きな場所はありますか?

(こうめ)宇受賀にある防波堤が好きです。そこに座って海をぼーっと眺める時間が良くて。
夜は街灯がないから真っ暗で怖いんですけど、きれいな星も見えるしおすすめです。

(水澤さん)じゃあ休みの日とかもそこで過ごしていることが多いんですか?

(こうめ)実はまだ3回しか行ったことなくて、これから通おうと思っています。
休みの日はまったりシェアハウスで過ごすことが多いんですけど、せっかくこんな素晴らしい自然があるなら外に出なきゃもったいないですよね。今週末からアウトドア人間になります。

私の大好きな宇受賀の防波堤。海を一望できます!

(水澤さん)シェアハウスでの生活はどうですか?

(こうめ)すごく楽しいです。充実した生活が送れています。

(水澤さん)ご飯はみんなで一緒に作っているんですか?

(こうめ)普段は各々で作っていますが、時々みんなでも作っています。ちょうど昨日はシェアメイトがアジをもらってきてくれたので、みんなでアジフライにして食べました。

シェアハウスのみんなでやった焼きマシュマロパーティー!懐かしいなあ

(こうめ)お試し島留学生も1週間シェアハウス生活ということで…水澤さんはシェアハウス生活どうですか?

(水澤さん)私は今回4人で暮らしています。1人ずつ部屋があるんですけど、昨日はみんなで一緒に寝ました。

(こうめ)もうすでに仲が良いんですね!

(水澤さん)みんなで朝ご飯を食べて、「行ってきます」「行ってらっしゃい」って言い合うのって、すごく良いなって思いました。

(こうめ)来島して2日目ですが水澤さんは島生活どうですか?

(水澤さん)海が大好きなので、どこを見ても海があって幸せです。
あと東京と空気が全然違くて、本当にぼーっとしているだけでも、なんだか向こうにいるときより心の感じが違うというか、穏やかだなっていうのは感じていますね。
本当は私も大人の島留学や島体験で長期間いたかったんですけど、仕事の関係でできなくて。でもやっぱり行きたい気持ちがあって、まだ2日目ですけど来てよかったなって。

(こうめ)じゃあ今は休暇を取ってきているんですね。期間は1週間ですか?

(水澤さん)2週間取りました。

(こうめ)1週間はここで過ごして、残りの1週間の予定は決まっているんですか?

(水澤さん)残りの1週間は海外へ行きます。マルタ島っていう、ヨーロッパのイタリアとかの近くにある小さい島に。

(こうめ)おお!マルタ島!マルタ島のどこに惹かれたんですか?

(水澤さん)自分が好きな海が身近にあるのと、金額を抑えて行けるところに魅力を感じました。
せっかく1週間日本の離島で過ごせるっていう経験ができるので、そのあとは海外に行ってみてどういう違いがあるのか、記憶が新しいうちに比べられるのもいいなと思っています。

(こうめ)2週間も海の近くで過ごせるなんて…素敵ですね。
有意義な時間になることを祈っています。

海士町で過ごす1週間、3か月

(こうめ)ここでの1週間はどういう風に過ごしていきたい、こういう過ごし方ができたらいいなとかありますか?

(水澤さん)海士町のまちづくり政策に興味があるので、どんな取り組みをしているのか学びたいです。
大学で地方創生についても学んでいたんですけど、実際に現地へ行ってどういう活動をしているかを目にしたことがなくて。海士町は地方創生の最先端だと聞いているので、実際に目で見て学べるのが楽しみです。
あとは人との出会いを大切にしたいですね。ここで出会えることも何かの縁だと思うので、色んなバックグラウンドを持った方々の話をたくさん聞いて、自分が今後どう生きていきたいのか、少しでも答えを出せたらいいなと思います。

(水澤さん)こうめちゃんは島体験の3か月間、どんな時間にしていきたいですか?

(こうめ)今まではサポートする側が多かったのですが、やりたいことを後押ししてくれる環境が整っているので、自分がやりたいと思ったら積極的に周りを巻き込んで動いていく3か月間にしたいです。
実際に企画を実現させている島体験生を見て、やりたいと思ったら、何でも言ってみるべきだと思いました。

発信は難しいけど、おもしろい

(水澤さん)島での生活と意気込みを聞いてきたので、仕事について聞かせてください。広報の仕事は自分で選んだんですか?

(こうめ)自分で選びました。情報を発信するのはインスタグラムでしていて好きでした。
来島後の研修で島体験生同士でインタビューしあってnoteで記事にする機会があって、インタビューしたときにその人の人生や考えを知れるのが面白いと思って、広報に興味を持ちました。

(水澤さん)実際に広報のお仕事をしてみてどうですか?

(こうめ)仕事は始まったばかりですが、相手に心地よく話してもらう空気づくりはむずかしいです。
インタビュー時の自分の会話を聞き直してみて、自分はこんな風に話しているのか…と気づきがたくさんあります。
先日Entôで取材する機会があったのですが、仕事に対する想いが聞けてすごく楽しいなとあらためて思いました。課題はありますが、とてもやりがいを感じています。
今後は人の魅力を引き出して発信する力を磨いていきたいです。

(こうめ)水澤さんは普段どんなお仕事をされているんですか?

(水澤さん)私はシステムエンジニアとして働きつつ人事の採用関連業務にも少し携わっています。
採用業務では会社の説明をして終わりではなく、実際に選考を受けてくれるかが重要。「発信して終わりではない」ところに通ずる部分があって、すごく勉強になります。
実際に対談や執筆も体験させていただいて、想いをカタチにして発信するって、とてもすてきだなと思いました。

島暮らしはたくさんの出会いと学び、感謝の連続

対談をして、水澤さんの前向きな姿勢と真摯に自分と向き合い未来を見据えて行動しているすがたにとても刺激を受けました。
私も彼女の積極的な姿勢を見習い、海士町での限られた時間を最大限に活用していきたいと強く思いました。素敵な時間をありがとうございました。
2週間の休暇はきっと有意義な時間になったはずです。またお話聞かせてください!

LINKS

▼現役大人の島留学生の本音が聞ける、オンラインイベント開催!

▼大人の島留学・島体験を詳しく知りたい方はこちら!

▼まずは一度、島に行ってみたい方はこちら!

▼R6年度【3ヶ月島体験生】のご応募はこちらから🙌

▼R7年度大人の島留学、募集スタート✨

(R6年度 大人の島体験生:こうめ)


この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

54,701件

#この街がすき

44,138件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?