人は皆、現代劇の出演者。
戦国時代が繰り返しドラマ化されるのは、あれだけ絢爛豪華、荒唐無稽、紆余曲折の末に天下泰平という史上最大の冒険活劇を、起承転結きっちり耳をそろえて残していったからなんだろうな。物語として、よくできた歴史であった。
現代はというと、道未だ半ばなれど、現状報告させてもらえるならば、政治も経済も環境も、デタラメ、ドタバタ、チグハグ、ガタガタで、でこぼこ悪路のイバラの道を、労多くして燃料を無駄に使ってる感が否めない。浪費は過剰で、不足分は増税で、民は桃色吐息で精神悶絶、生かさず殺さ