おとうさん

1960年生まれ、大阪出身。 30歳の時に、ベーシストとしてメジャーデビュー。 その後…

おとうさん

1960年生まれ、大阪出身。 30歳の時に、ベーシストとしてメジャーデビュー。 その後、北アルプスでの登山ガイド、富良野でのアウトドアガイドを経て、2007年から環境教育インストラクターに。 2023年に退職後、現在無職。 音楽を愛し、自然を愛する二男二女の父。

最近の記事

心がけていること

 大阪万国博覧会が開催された1970年、私は小学校4年生、10才の少年でした。その頃は、大阪にもまだ豊かな自然が残っていました。田んぼにはカイエビやカブトエビにミジンコ、水路にはカエルやザリガニやイトミミズもいて、公園の木にはカブトムシやクワガタ、空には無数のトンボが飛び交い、平成の頃には水質ワースト河川にいつも名を連ねていた大和川にも、当時はウナギがいたんですよ。  ところが、小学校から中学、高校と進むうちに、川は汚れ、いくつもあった田んぼも基地を作った空き地も住宅となり、

    • 地球は子孫から借りているもの

       これまでの人生で、色々と楽しいことをしてきました。  ミュージシャンとしてステージに立っていた日々、FMのパーソナリティーとして音楽を語っていた日々、山岳ガイドとして山を登っていた日々、ドライバーとして大型バスに乗務していた日々、アウトドアガイドとして森を歩き、釣りをし、川を下っていた日々、熱気球のパイロットとして空を飛んでいた日々。  どれもこれも楽しい思い出ばかりなのですが、ダントツに楽しかったのは、父親として子育てをしていた日々!  最高に楽しく、そして幸せに溢れた日

      • ニュートリノ発電

         再生可能エネルギーとして世界各地で運用されている太陽光発電ですが、このところ様々な問題が露呈してきています。  まず、夜は発電しないし曇ると発電量が落ちるという不安定な発電である事。  また、林野を伐採し、自然破壊をしてまで設置しているという実態がある事。  パネルの寿命は25~30年ですが、リサイクルされるパネルは1/10ほどで、殆どが埋立廃棄され、鉛、カドミウム、セレンなどの有毒重金属が地下水を汚染している事。  新疆ウイグル自治区で、強制労働による製造がされている事等

        • 体内環境

           サッカーのワールドカップ、盛り上がりましたねえ。日本は惜しくもクロアチアに敗れてしまいましたが・・・。  ところで、サッカーをする為に大事なことは何でしょうか?  選手のスキル?チーム力?監督の采配?それも大事でしょう。  でもそのもっと前に、まず酸素と水があって地球環境が整っていること、これが大事です。まあ、サッカーに限りませんけどね。  そしてその上で、何をするにもまず健康であることが大事です。  私は去年、心筋梗塞で倒れ、ドクターヘリで運ばれて、緊急手術をしました

        心がけていること

          ペロブスカイト太陽電池

           ペロブスカイト太陽電池って、ご存じですか?  日本で最初に開発された、次世代太陽電池です。  その特徴は、まず、薄くて軽いので従来は耐荷重やスペースの問題から設置が難しかったビルの壁面や屋根等にも設置が可能。  また、柔軟性があるので、曲面に沿って設置できる。  そして、光量が少なくても発電できるので、北向きの壁等にも設置できる。  製造時にレアメタルが不要で、主要材料のヨウ素は、日本が世界の生産量の約3割を占めており、輸入に頼らなくてよい。  従来の塗布技術で容易に製造で

          ペロブスカイト太陽電池

          コロナがもたらしたもの

           新型コロナウイルスには世界で5億人以上が感染し、死者も600万人を超え、医療の現場に大混乱を生み出した。  そればかりではなく、ロックダウン、緊急事態宣言等の発出により、多くの企業や店が潰れ、失業者を生み、経済にも大打撃を与え、その他様々な方面にも、計り知れない損害をもたらしたことでしょう。  一方、コロナの影響により経済活動や外出が自粛されたことにより、自然環境は改善されました。  大気汚染が深刻なインドに青空が戻り、都市部から数十年ぶりにヒマラヤ山脈がクッキリと見えた。

          コロナがもたらしたもの

          選挙に行ってきた

          天気は曇、気温28度、風は穏やか。 選挙会場までは4.2km。 途中、信号は1つもないし、アップダウンもあまりない。 よし!と意を決して、自転車で行くことにした。 片道16分の道のり、短いけれど、手術以降初の輪行だ。 ギアは軽めにして、ゆっくりと走る。 病に倒れ、退院後にも体調を崩し、1ヶ月近く仕事を休んでいました。 身の回りのことをこなすのも大変やったのに、またこうやって自転車で走れる喜び。 自分一人の力ではない、周りの皆さんの助け、おかげを頂いてのことです。 感謝!

          選挙に行ってきた

          パイエンネ湖

           今日は北欧フィンランドのお話をします。  サウナやムーミン、サンタクロースで有名なこの国、実は環境意識の高い国でもあります。  例えば、水道水が美味しいと評判の首都ヘルシンキの水源であり、琵琶湖の約2倍の面積を持つパイエンネ湖。以前はすごく汚かったようですが、今は畔に小さなコップが置かれていて、湖の水を殺菌もろ過もせずにそのまま飲めるんです。  きれいにするために、湖の周りにある高校、中学校、小学校に徹底した環境教育を実施。さらに周辺の住民も巻き込んだ一大環境プロジェクト

          パイエンネ湖

          森の神様

           カメラとシュラフをもって、シマフクロウの住む森で一夜を過ごした。  森で夜を過ごすのは一人に限る。  心の全ての部分で、森と対峙できるからだ。  「ボッボッ」「ボッボッ」  なんとも威厳のある声は、どうやら雄だけのようだ。  すぐそばにいる。  「ボッボッ」「ボッボッ」  声は聞こえるが、神様は姿を見せない。  「ボッボッ」「ボッボッ」  一晩中聞こえた神様の声は、朝6時ちょうどに聞こえなくなった。

          空知川

           人々が目を向けなくなった川が、全国にはどれくらいあるのだろう。  富良野市内を流れる一番大きな川「空知川」、国道のすぐ脇の風景である。  釣りをする人、水遊びをする人、川を眺めながら、のんびりと佇む人。  写真には写っていないが、思い思いに川を楽しんでいる人々がいる。  ウグイは、ニジマス狙いのおじさんにとっては外道、結構な大物でも容赦なくブン投げられる。  それを狙ってキツネがやってくる、トンビがやってくる。  そしてこの川の上流部では、カヌーやラフトで川を下るツ

          小さな世界

           子供の頃から、小さな世界が大好きだった。  二階の物干しに置いていた水槽、赤色で大きな網目の蓋がついていたっけな。  中には、近所の田んぼからとってきたカブトエビ、ホウネンエビ、カイエビのエビ3点セットが。  この水槽の前で、どれだけの時間を過ごしたことだろう。  やがて30歳を過ぎて、千歳烏山で過ごした独身時代。  部屋にはやはり水槽が。  中身のメインはミジンコ。  他にはモノアラガイにサカマキガイにタニシ。  そしてヒル。  仕事が終わって、酒を飲んで、一人で何時

          努力しません

           私は努力しません。  頑張りません。  明日できる事は今日しません。  怪我をすると痛い、病気をするとつらい。どちらも苦痛である。  それは、血が出ていたり、体が病に犯されているのに、妙に気持ちよかったりして放置していると、自滅につながってしまうからだろう。  よって人は、苦痛をもたらす要因を排除しつつ生きていかねばならぬと思うのだ。  そして努力したり頑張ったりする事は、私にとって苦痛なのだ。  だから私は努力しません。  頑張りません。  以上のような完璧な理

          努力しません

          まとめ買い

           本日の特売、〇〇が¥358。3つで¥1,000。  スーパーのチラシでよくあるまとめ買い割引。  まとめて買うと安くなることがある、これはわかるよね。  最近、¥69(税込¥75)と値札に書いてある商品を6個購入した。  当然頭の中では、¥75×6=¥450と計算するので、¥450を支払おうとすると、¥455を請求された。  ¥69+消費税¥6.9=¥75.9なので、1個の請求額は確かに¥75だ。  しかし6個をまとめて買うと、¥69×6=¥414 +消費税¥41.4=¥

          心筋梗塞

           心筋梗塞で倒れた。  緊急手術が出来る最寄りの病院まで60km、車だと1時間以上かかる距離をドクターヘリで搬送され、あっという間に到着した。  CT、レントゲン、心電計などの機械に囲まれてカテーテルによる手術は無事終わり、一命をとりとめた。  これらの化石燃料を使った迅速な移動、電力に頼った迅速な処置がなければ、ひょっとしたら助からなかったかもしれない。  車に比べると、大量に化石燃料を使うヘリコプターでの搬送、電力をふんだんに使った救命措置は、一昔前の医療体制に比べると贅

          渓流釣り

           渓流釣りが好きで、都会で暮らしていた頃からよく行っていた。  午前5時頃の朝まづめ(日の出前後のよく釣れる時間帯)に釣り場に着くには、2~3時頃の出発となる。  ようやくたどり着いた渓流の入漁料が当時3500~4000円、釣り糸の太さを号数で表すのだが(数字が大きいほど太い)、魚影に比して釣り人の数が圧倒的に多い漁場でスレた魚たちは、1号以下0.6~0.8号でないと釣れないし、一度釣り落とした淵では、魚が用心してしまってその後しばらくは釣れなかった。  ところがここらではど

          ボルネオの熱帯林

           今、オランウータンが住むボルネオの熱帯林がどんどん伐られていっています。そしてそこに、パーム油という油を採るためにアブラヤシを植えています。  そんなこと私達には関係ない、と思われるかもしれませんが、パーム油は、インスタントラーメン、スナック、アイス、チョコ、カレールー、石鹸、シャンプー、歯磨き、化粧品等々、私たちが普段の生活に使ういろいろなものに使われています。  つまり、私達の日常が、ボルネオの熱帯林の伐採に直接つながっているんです。  また、ボルネオの熱帯林の地面は、

          ボルネオの熱帯林