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パイエンネ湖

 今日は北欧フィンランドのお話をします。
 サウナやムーミン、サンタクロースで有名なこの国、実は環境意識の高い国でもあります。

 例えば、水道水が美味しいと評判の首都ヘルシンキの水源であり、琵琶湖の約2倍の面積を持つパイエンネ湖。以前はすごく汚かったようですが、今は畔に小さなコップが置かれていて、湖の水を殺菌もろ過もせずにそのまま飲めるんです。
 きれいにするために、湖の周りにある高校、中学校、小学校に徹底した環境教育を実施。さらに周辺の住民も巻き込んだ一大環境プロジェクトにより、誰にもゴミを流させず、周りの山、森もきれいにして、結局10年間で細菌がほとんどいない湖になりました。

 日本の湖も、今はどこも水質汚染が進み、そのまま飲むのはためらわれるところがほとんどですが、昔はきれいだったはず。皆の意識が変われば、パイエンネ湖のようきれいにできるはずです。

 きれいな水、そして空気。次の世代に残すために、意識を変えて行きましょう。

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