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臨床実習指導のネタ帳

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2019年2月の記事一覧

文句を言うだけなら子供でもできる

文句を言うだけなら子供でもできる

学生さんは、まだまだプロフェッショナル意識を持ち合わせていない。

どこか甘い。

それが垣間見えるひとつの例が、
問題に対する対処法だ。

不平や不満を口にする。
だが、自らそれを解決しようとはしない。
よく聞く、よく見る光景だ。

だがここで、僕はそれを矯正しようとは思わない。

ひとこと、囁くだけだ。

『もったいない』

と……

自ら行動しなければ、変化は緩やかに、そして他人の手で動き出

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誰の質問力をあげる?

誰の質問力をあげる?

質問力、という言葉がある。

疑問に思い、その疑問を自分の言葉で
相手に伝える力のことだ。

さて、この定義だと、
この質問力を一番持っていて欲しいのは誰だろうか?

そう、学生さんだ。

質問力はバイザーではなく、
学生があがらなければならない。

僕はそう考えている。

けど、困った事に、バイザーは学生さんを質問攻めにし、
それに学生さんが困り果ててしまう。

質問する事に、抵抗すら感じている

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情報量の増やし方

質問力が上がらない学生さんには
どんな課題があるのか?

僕が考えるに、
質問出来るだけの情報を
持ち合わせていないからじゃないかな?

ここでいう情報とは、
【 経験 】のこと。

実際の現場で働く事でしか得られない
経験値。

実際にやってみての、試行錯誤がなければ、
質問など、出ようはずも無い。

では、どうすればいいのか?

まず、手本を見せる。
そのうえで、やらせてみればいい。

基本的

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学生の学びが本気に変わる3つのタイミング

学生の学びが本気に変わる3つのタイミング

いまいち、学生さんの本気度が伝わってこない。

そんな時がありますよね。

だったら、バイザー・教員は一工夫してみなければね。

学生さんの学びが本気に変わるタイミング……

1:困った時
困ってもいないのに、いくら無理やり
教えようとしても、学ぼうとしません。「困ってるのはわかってる!」

それは、バイザー・教員の立場だから云える事。
学生さんは、手段に困っていても、
困っている本質には気付いて

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ピントはずれていないか?

最近、写真を撮る際に、自分でピント合わせをしなくなりましたね。

スマホの画面をタッチすれば、オートフォーカスされて、
あっという間にピントが合ってしまう。

もしかすると、
ピントを合わせるという言葉の意味が通じないんじゃないか?
そんな世代も出てくるのではないかと思ってしまう程です。

そう、昔のカメラは自分の手でピントを絞り、
焦点を合わせました。

ピントや焦点は、自動で調整されるのが当た

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開始のゴングはコレじゃあダメだ!

開始のゴングはコレじゃあダメだ!

実習指導や後輩育成に情熱が傾くタイミングって、ありますか?

これが僕にはやや特殊な条件下で特に発現する。

「いやいや、ちょっとまて!
 それをやっちゃあマズイだろ!」

そんなトンデモ学生さんは、特に熱が入りそうになってします。

それこそ、試合開始のゴングがカーンと聞こえた気がしてしまいます。

言わずもがな、僕はもともと超がつくほどの落ちこぼれ学生をしてきました。

おかげさまで、僕が助け

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人生に無駄な事はない

人生に無駄な事はない

様々な経緯で療法士になろうと志した学生さん。

特に、社会人経験がある学生さんは、
その志しの影に過去を封印してしまっている。

人生を無駄にしてきた、と語る学生さんもいる。

だが、そんなことはない。

過去の経験をリセットしたい気持ちもわからないわけではない。

だが、療法士は自分自身の過去が患者さんに還元出来る
希有な職業だ。

蓋をしてしまうには、勿体無い。

自分自身の過去を肯定できるよ

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