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文句を言うだけなら子供でもできる

学生さんは、まだまだプロフェッショナル意識を持ち合わせていない。

どこか甘い。

それが垣間見えるひとつの例が、
問題に対する対処法だ。

不平や不満を口にする。
だが、自らそれを解決しようとはしない。
よく聞く、よく見る光景だ。

だがここで、僕はそれを矯正しようとは思わない。

ひとこと、囁くだけだ。

『もったいない』

と……

自ら行動しなければ、変化は緩やかに、そして他人の手で動き出す。
受け身でいたいなら、それもいいだろう。

しかし、ここで気にして欲しいのは、
不平不満を言いっぱなしで、その瞬間に過去のものとしてしまうことだ。

まだ現在進行形のことを、考えないようにしてしまう。

本質という穴に蓋をして、その穴の周りで騒ぎ立てているだけでは、
物事は変わらない。

安易に文句を言っていないだろうか?
気付きや変化のチャンスを逃し、
他人の手に自らの未来を預けている。

そんな癖がついていることにこそ、
気付いてほしい。

でも、することはただ囁くだけ。

『もったいない』

ちょっとした習慣を変える事が、
学生さんの意識を高めるチャンスになるのだから。

作業療法塾 主宰 齋藤 信
臨床共育メンター(R)

「臨床共育」の研究と実践の資金になります。論文化、書籍化のあかつきには、優先的に講義をしに伺います! あなたの情熱にありがとう!