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女よ!大志を抱け

女よ!大志を抱け

気がつけば僕の自宅の本棚は、青山繁晴さんと青山千春さんの作品達が多くの割合を占めています。

独身の頃はよく、講演会やサイン会に出向いたものです。

家庭を持った今も、お二人の活動を作品を通して楽しんでいます。

今回も、豪華客船での長旅を追体験出来ました。

女性だからって理由で、立ちはだかった多くの壁達があり、その度に諦めずに、あの手この手で突破してきたストーリーに男子の僕も勇気を貰いました。

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ラーゲリより、愛を込めて

ラーゲリより、愛を込めて

心に残る一本の映画に出会いました。

ネタバレが気になる人はここまでにしてくださいね。

最初に見た時から深く心に突き刺さったので、二回見ました。

日本にいる家族に手紙を

僕が印象に特に残ったのは、最後のシーン。

主人公の山本さんが、病に倒れ無念にもダモイ(帰国)が叶わなかった。収容所の過酷な環境渦、病床にあった山本さんは日本で帰りを待つ、家族、子供たち、お母様、そして奥様に遺書を遺します。

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誰があなたを護るのかー不安の時代の皇

誰があなたを護るのかー不安の時代の皇

一人では出来る事に限りがあります。稼ぎにも限りがあるし、そもそも一人では仕事がない。使う場所もない。周りから攻め込まれても、護るのは自分一人。だから自分が死ねばそれで全てが、終わってしまう。

やっぱり生きていく為には、ある程度集合体になることが必要です。

そして集合体を維持するためには共通の目標や共有できるものが必要です。

学校では深く教わらなかった、日本が日本たる所以が、二千年を超えて現存

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わたしは灰猫

わたしは灰猫

4時間くらいで、一気に読み終えてしまいました。途中からワクワクが、止まる事なく自分の中で、自然と奥行きのある舞台が広がって行く感覚で、進めば進むほど、次の展開が知りたくなり、あっという間にエンディングを迎えました。

いくつになっても変わらない死ぬ事への恐怖とどう向き合うか、命と自然との繋がり、自分で決められる人になる為に強くなる事、他人からとやかく言われても曲げない頑固さ、そしてどうやって人生に

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