日本最北端の村ってどんなところ?【おてつたびMeetup#23開催報告】
こんにちは!
おてつたびインターン生の"ゆったまん"こと豊です!
この記事では、6月8日(火)に実施した第23回おてつたびMeetupのレポートをしていきます!
『おてつたびMeetupってなに?』
おてつたびMeetupとは、これまでにおてつたびに参加した方や、これから参加する方などが集まり交流できるイベントで、おてつたびインターン生が中心となって運営しています。
おてつたびMeetupの内容は以下の4つです。
①代表によるおてつたびの説明
②実際の参加者によるおてつたび経験談
③おてつたびを受け入れてくださる地域の方のお話
④フリートーク交流会(通称"ワイワイタイム")
毎月オンライン開催・参加費無料となっております。
「おてつたびに興味がある!」「好きな地域の話がしたい!」そんな方はぜひご参加ください^^
▼おてつたびが開催しているイベントはこちらで確認できます!▼
https://otetsutabi.peatix.com/
〇はじめに
今回は約60名の方にご参加いただきました。
中には、「2年前のおてつたびに参加して、Meetupは今回が初参加です」という方も!2年越しにお会いすることができました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
〇今回のゲストスピーカー
〈おてつたび経験談〉
・岡本奈々佳さん
・遊木凌央さん
〈おてつたびを受け入れてくださる地域の方〉
・新家拓朗さん/北海道猿払村役場職員
毎回、冒頭でアイスブレイクとして、その日にお話しいただく地域のイメージをあげてもらっています。今回は「北海道」のイメージを出してもらいました。
すると、北海道のコンビニ「セイコーマート」や、ご当地レストラン「ラッキーピエロ」の"チャイチキバーガー"など、ローカルワードがたくさん出てきました!
また、「タラバガニを買ったら人数分の毛ガニをおまけでつけてくれた」というほっこりエピソードも!👀
それを聞いて、「土地が広いと住んでいる人の心も広いのかなあ」と感じました。
〇岡本奈々佳さんの経験談
・北海道猿払村
・365 BASE outdoor hostel(静岡県浜松市)
北海道猿払村は日本最北端の村。「最北」というワードに惹かれたそうです。
東京で育った岡本さんは、農作業を経験したいという思いで、自然を求め猿払村に行くことを決めました。
お手伝い内容は、いちごの定植(*)作業🍓
ハウス2棟分のいちごの苗を2日間かけて定植したそうです。作業は単純なように見えて、実は根の向きなどを気にしなければならず、案外コツのいる作業だったとか。ただ、その大変さが楽しかったし、高設栽培(*)だったことで、体を痛めることなく作業することができたそうです。
*定植:植物を栽培する最終の場所に植えること
(https://sakata-tsushin.com/oyakudachi/words/post_149.html)
*高設栽培:腰の高さの位置で作ることで、栽培・収穫をしやすくした栽培方法(https://www.kaku-ichi.co.jp/media/tips/column/elevated-cultivation)
2回目のおてつたびは静岡県浜松市の『365 BASE outdoor hostel』へ。アウトドアをコンセプトにしたゲストハウスです。
主に掃除やベッドメイクのお手伝いをしつつ、自由時間には浜松市内をしっかり観光。普通の旅行とは違って、人との交流が頻繁にあることや、その人たちの地元への愛着の深さに驚かれたそう。
人との交流が生まれたことで、浜松への印象がより強まり、「浜松にまた来たい」という思いも強まった!といいます。
2つの地域に行くことで、都心では触れることのできなかった様々な感情や思いに触れることができた!と語ってくださった岡本さん。とても想いのこもった素敵な経験談でした。
〇遊木凌央さんの経験談
・宮川洋蘭(熊本県宇城市)
現在、大学を休学中の遊木さんは、宮川洋蘭さんという洋蘭農家さんのおてつたびに参加。熊本県の花農家のお手伝いという、全く想像のつかない未知の世界に飛び込んだ遊木さん。実際に現地に行ってみると、2両しかない電車、一生こんな量はしないであろう段ボール箱の組み立て作業など、初めての経験の連続だったようです。
滞在期間中は19~70歳のおてつたび参加者や現地スタッフとの共同生活。お手伝いの作業自体は結構大変でしたが、その分一緒に作業した仲間とのごはんが楽しかったし、地域の方が作って持ってきてくれた煮物が最高だったとか。
「日本にはまだまだ素敵なところがある!」「着飾らないからこそ親密になれた」「一次産業のすごさ、魅力に感服した」と話してくれました。熊本で出会った人たちとは、9月にまた集まる予定があるそうですよ!
話しながらも「しゃべってる今も泣きそうです」とおっしゃっていて、おてつたびでの体験の濃さや思い入れの深さを感じました。お話の最後には、「宮川洋蘭に行ったせいで、日本の魅力に気づいてもうた!もっと他の地域にも行きたい」とも話されていて、胸が熱くなりました。
〇猿払村役場職員・新家拓朗さんのお話
猿払村は日本最北端の村であり、北海道で一番広い村でもあります。
ホタテを中心とした漁業と、人口の2倍を超える乳牛を育てる酪農業など一次産業が盛んです。そんな猿払村に貢献し続けて24年目、猿払村役場の新家さんにお話ししていただきました。
新家さんはカメラが趣味で、オホーツク海から昇る朝陽など、猿払の絶景を写真に収めそれぞれSNSでシェアされています。毎日欠かさずnoteの投稿もされるなど、猿払愛に溢れる熱い方です🔥
猿払村では3月に、経験談をお話してくださった岡本さんを含む2名の大学生の受け入れを実施。(一緒に参加した大学生、川村さんの体験談はこちら)
実際にやってみて、お手伝い以外の時間に参加者が何を望んでいるのかを予め把握し、参加者とスタッフが円滑にコミュニケーションを取るために、初日に交流する時間を用意することが重要であると感じたとのことです。
また、おてつたびが全国的に広がり、『特別な地域』を一人でも多くの人が見つけたうえで、その中で猿払村を選んでもらうことを目指している、とお話されていました。
おてつたびが気になっていて参加したいけれど一歩踏み出せないでいる方が行動するきっかけになるような、わくわくするお話ばかりで、私まで猿払村に行きたくなりました。
ちなみに、新家さんはお話の冒頭で「おてつたびHP内の猿払村のフォロワー50人達成」を目標にされていましたが、現在50人を突破しております!Meetupでの新家さんの熱い想いや猿払の魅力が伝わった結果ですね!
〇おわりに
今回は、岡本さんと一緒に猿払村へ行った川村さんも参加してくださっていて、本編終了後の"ワイワイタイム"(フリートークの交流会)では新家さん、岡本さんと3人でお話され盛り上がったようでした。
そういったおてつたび後の再会の場となるところも、Meetupの魅力の一つ。今後もそんな場がつくれるように、良いイベントになるように続けていきたいと思いました。
ゲスト3名の方、そしてご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
【執筆:伊藤豊・渡邊真由】
Meetupは毎月開催しています。
「おてつたび」に少しでも興味を持っているなら、是非まずはMeetupにご参加ください!
また、おてつたびに参加された方やおてつたび先の地域の皆様も、お時間が合えば遊びに来ていただけると嬉しいです!
おてつたび以来の再会の場になるかもしれませんよ😊
次回の第24回おてつたびMeetupは7月8日(木)19時からです!
皆様にお会いできるのを楽しみにしています!
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