鈴木豊史@白蝶社代表

漫画と広告の出版社・白蝶社を運営する合同会社OTANIACS・代表の鈴木です。 株式…

鈴木豊史@白蝶社代表

漫画と広告の出版社・白蝶社を運営する合同会社OTANIACS・代表の鈴木です。 株式会社YOMOYAMA(YOMOYAMA Inc.)の代表取締役。 スパイスティーTeTeが看板商品。 経歴 https://otaniacs.tokyo/about/my-biography/

マガジン

  • B.E. Summer Edition(特集:こころの問題)

    春号の購入、誠にありがとうございました。最新夏号では「こころの問題」をテーマに、『こころのナース夜野さん(小学館)』『リエゾンーこどものこころ診療所ー』を特集いたしました。 当マガジンを購入いただくと、一部を除き以下の記事を読むことが可能です。 目次 Chapter 1. こころの問題とは何か Chapter 2. 巻頭インタビュー (夜野さんの言葉)→紙版のみ Chapter 3. 仕事とこころ Chapter 4. こどもの話 Chapter 5. ヤングケアラーを巡る社会変化 (リエゾンの言葉)→紙版のみ Chapter 6 .就職活動とこころ Chapter 7. 悲しみと向き合う Chapter 8. 悲しみと向き合う場所で (Chapter 9 .書籍紹介)→紙版のみ (Chapter 10. 新作品の告知)→紙版のみ Chapter 11. 編集後記 次号予告

  • B.E. 漫画を深く読むための雑誌

    漫画が好きな全ての方へ。 この雑誌は漫画を深く読み理解してより楽しむために、漫画が扱うテーマやその周辺について深掘りするための雑誌(副読本)です。創刊号である春号では現在、月刊アフタヌーン(講談社)で好評連載中の「ダーウィン事変(うめざわしゅん)」を取り上げます。 この作品は動物倫理やヴィーガンのような哲学的なテーマを含んだ作品です。一緒にダーウィン事変を読みましょう!!

  • 広告批評を読む

    広告批評という雑誌をご存知ですか? 1980年代の日本社会を改めて見直し、現代に生きる我々が改めて掬い取りたい知見を探ります。

記事一覧

起業はツラいよ日記 #13

先週の日曜日、ゆりかもめ「流通センター駅」を降りて目の前の東京流通センター(通称TRC)で開催された文学フリマに初めて参加してきました。 なんか、会場の広さと人の…

起業はツラいよ日記 #11

皆さんはジョージという人物をご存知だろうか? よくTikTokで目にする彼は「やばいって」という煽り文句に始まり、徹底的な自制を人々に求めていくのだ。まぁ、これがどれ…

起業はツラいよ日記 #10

世間はゴールデンウィーク。長い人は10連休を取得しているとか。会社員時代にはそれを聞いたら、それはそれは妬ましく、恨み辛みを込めて「もっと働け」とか愚痴をこぼし…

起業はツラいよ日記 #9

弊社は2024年4月から3期目を迎えます。もう3年目か、と思ったりします。 ただ、この2年間は会社の体制を整えたり、そもそもこの生活に馴染んでいくために試行錯誤を繰り…

起業はツラいよ日記 #8

本日は「消極的起業」についてご紹介したい。 この世の中、お金を稼いでいないと人権が与えられない、そんな雰囲気がある。わたしの周りだけかもしれないけど。 起業とい…

起業はツラいよ日記 #7

ここ数日、最新号制作に向けた入稿作業のため更新が滞ってしまった。 文章というのは不思議なもので、読めば読むほどに追加・修正したい気持ちが湧いてきてしまい推敲とい…

起業はツラいよ日記 #6

少しずつ来月発売する新刊のプロモーションも始めていきたいと思います。 わたしは株式会社YOMOYAMAで日本茶葉を外国人留学生と共に現代風にアップデートした「スパイステ…

起業はツラいよ日記 #5

おはようございます。まだ空は真っ暗です。朝型なので毎日午前3時半起きです。 起業してからはツラいことばかりではありますが、時間の使い方が自由というのはそれを補っ…

起業はツラいよ日記 #4

皆さんは「広告」はお好きですか? そんな厳しい声が聞こえてきそうですが、わたしは広告が大好きです。だから広告代理店で働いていた訳ですが、学生の頃から、いや子ども…

起業はツラいよ日記 #3

起業して何がツラいかって、誰に何を相談していいか分からないということ。 今日は前職時に色々とお世話になったPostCoffee代表の下村さんにお時間をいただき、会社経営に…

起業はツラいよ日記 #2

先週は土日も仕事をしていたので「そういえば休んでなかったな」と思い、精神的にも疲れが溜まってきたので気分転換に映画に行くことにした。普段ならホラー映画は観ないの…

起業はツラいよ日記 #1

起業して2年目が終わろうとしている。 決算期って本当に忙しいものだと分かったことも、その1つだった。 給料について とても大事なことなので1つ目に書こうと思う。…

新番組『THE TRUTH』に要注目。

ある意味で鳴り物入りでスタートした番組だと思う。 何が「鳴り物入り」なのかと思われるだろう。なぜなら、これは広告業界、テレビ業界、いわゆるマスメディア業界の中に…

ぼくはエッセイが苦手だ。

わたしはエッセイが苦手である。昨今、芸能人もエッセイを書くし、市井の人々もエッセイを書く。オンラインサービスのnoteなんてそのためにあるのではと思うくらい、エッセ…

お仕事ドラマの行末はいかに。

この記事は「お仕事ドラマを観て、『さあ、明日からの仕事も頑張ろう』って思える時代って既に終わってない?どうなの?」という問いかけをつらつらと書いていくものです。…

一人出版社社長の負け犬の遠吠え #1

この記事は「私は多数派に属するのではなく、少数派だった」という話をつらつらと書いていくものです。せっかちな方は、それだけ知っていてください。 暑い熱い夏がやって…

起業はツラいよ日記 #13

起業はツラいよ日記 #13

先週の日曜日、ゆりかもめ「流通センター駅」を降りて目の前の東京流通センター(通称TRC)で開催された文学フリマに初めて参加してきました。

なんか、会場の広さと人の多さに圧倒されてしまい、「正直売れるのだろうか」と終始ビビっておりました。案の定、イベント開始から2〜3時間は1冊も売れず、前日に妻と子どもに「100冊くらい持っていかないと足りないかな?」なんて余裕を見せていたのが情けなるくらい、独り

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起業はツラいよ日記 #11

起業はツラいよ日記 #11

皆さんはジョージという人物をご存知だろうか?

よくTikTokで目にする彼は「やばいって」という煽り文句に始まり、徹底的な自制を人々に求めていくのだ。まぁ、これがどれだけ真剣に受け止められているのかは不明だが、彼をイジる動画が多数アップされていることから「意識高い系」として揶揄される事例の一つなのかもしれない。

ただ何年かに一度、こうした「意識高い系」の立場が復権してくるサイクルがあって、今は

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起業はツラいよ日記 #10

起業はツラいよ日記 #10

世間はゴールデンウィーク。長い人は10連休を取得しているとか。会社員時代にはそれを聞いたら、それはそれは妬ましく、恨み辛みを込めて「もっと働け」とか愚痴をこぼしていたことでしょう。

それが今では世間がどんな状況だろうと全く気にならなくなった。休みが取れなくても気にしないし、むしろ働いている方が精神は安定しているかもしれない。さすがに、子どもとの時間は確保したいので明日は品川で開催されるヒーローシ

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起業はツラいよ日記 #9

起業はツラいよ日記 #9

弊社は2024年4月から3期目を迎えます。もう3年目か、と思ったりします。

ただ、この2年間は会社の体制を整えたり、そもそもこの生活に馴染んでいくために試行錯誤を繰り返す日々で、決して経営が順調とかそういうのではありませんでした。むしろ、起業前にそれほど準備をできていなかったので、他の方々が起業前にやっておくのではないかと思われることを、起業してから「やばい、やばい」と急拵えした日々とも言えます

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起業はツラいよ日記 #8

起業はツラいよ日記 #8

本日は「消極的起業」についてご紹介したい。

この世の中、お金を稼いでいないと人権が与えられない、そんな雰囲気がある。わたしの周りだけかもしれないけど。

起業というとイケイケの経営者が仕事に向かって爆走しているような印象を受けるけれど、わたしの場合は消極的起業であるので世間にあるような起業のイメージとは程遠い。

消極的起業とは、会社勤め・サラリーマンがどうにも向いていないことから、いわゆる社会

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起業はツラいよ日記 #7

起業はツラいよ日記 #7

ここ数日、最新号制作に向けた入稿作業のため更新が滞ってしまった。

文章というのは不思議なもので、読めば読むほどに追加・修正したい気持ちが湧いてきてしまい推敲というのは終わりがない。しかし、〆切は決まっている。5月19日に開催される文学フリマ@東京に間に合わせなくてはならないのだ。満足いく文章に仕上がったと思うので、刷り上がりを楽しみにしている。

先日手に入れた束見本がこれです。

表紙に書いて

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起業はツラいよ日記 #6

起業はツラいよ日記 #6

少しずつ来月発売する新刊のプロモーションも始めていきたいと思います。

わたしは株式会社YOMOYAMAで日本茶葉を外国人留学生と共に現代風にアップデートした「スパイスティーTeTe」という商品を企画・製造・販売しています。そしてもう一つの事業として、「白蝶社」というひとり出版社も運営しています。どちらも本業です。

幾つも挑戦していないと何が大当たりするかは分からない、それが人生ってもんだと思い

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起業はツラいよ日記 #5

起業はツラいよ日記 #5

おはようございます。まだ空は真っ暗です。朝型なので毎日午前3時半起きです。

起業してからはツラいことばかりではありますが、時間の使い方が自由というのはそれを補って余りあるメリットかもしれません。わたしには幼い子どもがいるのですが、会社員をしていたらきっと彼と過ごす時間はほぼ持てなかったのだろうなと思ってしまいます。

最近、息子はテレビ朝日で好評放送中の「爆上戦隊ブンブンジャー」にご執心です。わ

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起業はツラいよ日記 #4

起業はツラいよ日記 #4

皆さんは「広告」はお好きですか?

そんな厳しい声が聞こえてきそうですが、わたしは広告が大好きです。だから広告代理店で働いていた訳ですが、学生の頃から、いや子どもの頃からテレビCMが好きでした。皆さんにも、思い出のあるテレビCMとかってありますよね?

弊社から5月に発売する総合誌「B.E.」では新連載として「シン・広告批評」を始めます。広告に興味の無い人からすると「ナニソレ」以外の何者でもないと

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起業はツラいよ日記 #3

起業はツラいよ日記 #3

起業して何がツラいかって、誰に何を相談していいか分からないということ。

今日は前職時に色々とお世話になったPostCoffee代表の下村さんにお時間をいただき、会社経営について色々と質問させていただいた。

わたしが勝手に慕っている方で、取り扱う商材もPostCoffeeさんの「コーヒー」と弊社の「お茶」はどちらも嗜好品なので彼らの一挙手一投足がとても参考になるのだ。月1で伺いたいくらい濃い1時

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起業はツラいよ日記 #2

起業はツラいよ日記 #2

先週は土日も仕事をしていたので「そういえば休んでなかったな」と思い、精神的にも疲れが溜まってきたので気分転換に映画に行くことにした。普段ならホラー映画は観ないのだけどTiktokの広告で気になった作品があり、それを観ることにした。これね。

そもそも『オーメン』シリーズのどれも観たことがないのだけど、ファーストならまぁ大丈夫だろということでこれにしたのです。

怖いかなと少し心配していたのだけど、

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起業はツラいよ日記 #1

起業はツラいよ日記 #1

起業して2年目が終わろうとしている。
決算期って本当に忙しいものだと分かったことも、その1つだった。

給料について

とても大事なことなので1つ目に書こうと思う。会社員時代より給料は4分の1くらいに減ったが、それでも生きていけている。妻が働いて家計を支えてくれているのが何より大きいので、起業における家族の支援というのはとても大きな要素であると身に沁みている。

むかし、それなりに稼いでいるからっ

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新番組『THE TRUTH』に要注目。

新番組『THE TRUTH』に要注目。

ある意味で鳴り物入りでスタートした番組だと思う。

何が「鳴り物入り」なのかと思われるだろう。なぜなら、これは広告業界、テレビ業界、いわゆるマスメディア業界の中に限っての「鳴り物入り」であって、正直なところメディアにも広告にも関心のない人々にとっては正直どうでもいいニュースでしかないだろう。

広告業界に少しでも所属した人間であるなら高崎卓馬という名前は聞いたことがあるだろうし、その名前は知らずと

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ぼくはエッセイが苦手だ。

ぼくはエッセイが苦手だ。

わたしはエッセイが苦手である。昨今、芸能人もエッセイを書くし、市井の人々もエッセイを書く。オンラインサービスのnoteなんてそのためにあるのではと思うくらい、エッセイの投稿は多い。

しかし、わたしはエッセイが苦手だ。どうして苦手かというと、あまりに個人的なエピソードが多いからだ。そして、その語り口が鼻に付くこともあるし、結局はその自分語りがわたしにいっこうに染み込んでこないからというのが理由なの

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お仕事ドラマの行末はいかに。

お仕事ドラマの行末はいかに。

この記事は「お仕事ドラマを観て、『さあ、明日からの仕事も頑張ろう』って思える時代って既に終わってない?どうなの?」という問いかけをつらつらと書いていくものです。せっかちな方は、それだけ知っていてください。

息子がTVerの『ドラえもん』を繰り返し繰り返し観るものだから、毎日TVerのトップ画面を眺めている。よくも飽きずに観られるものだと関心しながらもポチポチ画面を操作していると、あるドラマのタイ

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一人出版社社長の負け犬の遠吠え #1

一人出版社社長の負け犬の遠吠え #1

この記事は「私は多数派に属するのではなく、少数派だった」という話をつらつらと書いていくものです。せっかちな方は、それだけ知っていてください。

暑い熱い夏がやってきた。小さな子どもたちを抱えた親御さんたちはこの夏休みに戦々恐々していることだろう。しかし、昨日有明GYM-EXで開催されたトミカ博では子どもたちとの時間を恐れるような親の姿は少なく、むしろ一緒になって楽しむ微笑ましい光景がそこかしこにあ

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