鈴木豊史@白蝶社代表

漫画と広告の出版社・白蝶社を運営する合同会社OTANIACS・代表の鈴木です。 株式…

鈴木豊史@白蝶社代表

漫画と広告の出版社・白蝶社を運営する合同会社OTANIACS・代表の鈴木です。 株式会社YOMOYAMA(YOMOYAMA Inc.)の代表取締役。 スパイスティーTeTeが看板商品。 経歴 https://otaniacs.tokyo/about/my-biography/

マガジン

  • B.E. Summer Edition(特集:こころの問題)

    春号の購入、誠にありがとうございました。最新夏号では「こころの問題」をテーマに、『こころのナース夜野さん(小学館)』『リエゾンーこどものこころ診療所ー』を特集いたしました。 当マガジンを購入いただくと、一部を除き以下の記事を読むことが可能です。 目次 Chapter 1. こころの問題とは何か Chapter 2. 巻頭インタビュー (夜野さんの言葉)→紙版のみ Chapter 3. 仕事とこころ Chapter 4. こどもの話 Chapter 5. ヤングケアラーを巡る社会変化 (リエゾンの言葉)→紙版のみ Chapter 6 .就職活動とこころ Chapter 7. 悲しみと向き合う Chapter 8. 悲しみと向き合う場所で (Chapter 9 .書籍紹介)→紙版のみ (Chapter 10. 新作品の告知)→紙版のみ Chapter 11. 編集後記 次号予告

  • B.E. 漫画を深く読むための雑誌

    漫画が好きな全ての方へ。 この雑誌は漫画を深く読み理解してより楽しむために、漫画が扱うテーマやその周辺について深掘りするための雑誌(副読本)です。創刊号である春号では現在、月刊アフタヌーン(講談社)で好評連載中の「ダーウィン事変(うめざわしゅん)」を取り上げます。 この作品は動物倫理やヴィーガンのような哲学的なテーマを含んだ作品です。一緒にダーウィン事変を読みましょう!!

  • 広告批評を読む

    広告批評という雑誌をご存知ですか? 1980年代の日本社会を改めて見直し、現代に生きる我々が改めて掬い取りたい知見を探ります。

最近の記事

起業はツラいよ日記 #9

弊社は2024年4月から3期目を迎えます。もう3年目か、と思ったりします。 ただ、この2年間は会社の体制を整えたり、そもそもこの生活に馴染んでいくために試行錯誤を繰り返す日々で、決して経営が順調とかそういうのではありませんでした。むしろ、起業前にそれほど準備をできていなかったので、他の方々が起業前にやっておくのではないかと思われることを、起業してから「やばい、やばい」と急拵えした日々とも言えます。ですので、この3期目が漸くのスタートラインに立ったというのが正直な気持ちなので

    • 起業はツラいよ日記 #8

      本日は「消極的起業」についてご紹介したい。 この世の中、お金を稼いでいないと人権が与えられない、そんな雰囲気がある。わたしの周りだけかもしれないけど。 起業というとイケイケの経営者が仕事に向かって爆走しているような印象を受けるけれど、わたしの場合は消極的起業であるので世間にあるような起業のイメージとは程遠い。 消極的起業とは、会社勤め・サラリーマンがどうにも向いていないことから、いわゆる社会人人生を諦めた人が行う起業のことだ(わたしが勝手に定義した)。わたしの場合、棍詰

      • 起業はツラいよ日記 #7

        ここ数日、最新号制作に向けた入稿作業のため更新が滞ってしまった。 文章というのは不思議なもので、読めば読むほどに追加・修正したい気持ちが湧いてきてしまい推敲というのは終わりがない。しかし、〆切は決まっている。5月19日に開催される文学フリマ@東京に間に合わせなくてはならないのだ。満足いく文章に仕上がったと思うので、刷り上がりを楽しみにしている。 先日手に入れた束見本がこれです。 表紙に書いてあるように、最新第三号では「動物と植物」をテーマに特集を組みました。参考にした漫

        • 起業はツラいよ日記 #6

          少しずつ来月発売する新刊のプロモーションも始めていきたいと思います。 わたしは株式会社YOMOYAMAで日本茶葉を外国人留学生と共に現代風にアップデートした「スパイスティーTeTe」という商品を企画・製造・販売しています。そしてもう一つの事業として、「白蝶社」というひとり出版社も運営しています。どちらも本業です。 幾つも挑戦していないと何が大当たりするかは分からない、それが人生ってもんだと思います。よく株式投資にはポートフォリオだ、なんて言いますが、人生にもポートフォリオ

        起業はツラいよ日記 #9

        マガジン

        • B.E. Summer Edition(特集:こころの問題)
          9本
          ¥800
        • B.E. 漫画を深く読むための雑誌
          10本
          ¥500
        • 広告批評を読む
          8本

        記事

          起業はツラいよ日記 #5

          おはようございます。まだ空は真っ暗です。朝型なので毎日午前3時半起きです。 起業してからはツラいことばかりではありますが、時間の使い方が自由というのはそれを補って余りあるメリットかもしれません。わたしには幼い子どもがいるのですが、会社員をしていたらきっと彼と過ごす時間はほぼ持てなかったのだろうなと思ってしまいます。 最近、息子はテレビ朝日で好評放送中の「爆上戦隊ブンブンジャー」にご執心です。わたし自身は仮面ライダー派なので戦隊モノにはそこまで興味を持っていなかったのですが

          起業はツラいよ日記 #5

          起業はツラいよ日記 #4

          皆さんは「広告」はお好きですか? そんな厳しい声が聞こえてきそうですが、わたしは広告が大好きです。だから広告代理店で働いていた訳ですが、学生の頃から、いや子どもの頃からテレビCMが好きでした。皆さんにも、思い出のあるテレビCMとかってありますよね? 弊社から5月に発売する総合誌「B.E.」では新連載として「シン・広告批評」を始めます。広告に興味の無い人からすると「ナニソレ」以外の何者でもないと思いますが、わたしにとっては非常に重要な雑誌でした。 広告批評を読んでいると何

          起業はツラいよ日記 #4

          起業はツラいよ日記 #3

          起業して何がツラいかって、誰に何を相談していいか分からないということ。 今日は前職時に色々とお世話になったPostCoffee代表の下村さんにお時間をいただき、会社経営について色々と質問させていただいた。 わたしが勝手に慕っている方で、取り扱う商材もPostCoffeeさんの「コーヒー」と弊社の「お茶」はどちらも嗜好品なので彼らの一挙手一投足がとても参考になるのだ。月1で伺いたいくらい濃い1時間だった。ありがとうございました。 下北沢に行った際には是非こちらでコーヒーを

          起業はツラいよ日記 #3

          起業はツラいよ日記 #2

          先週は土日も仕事をしていたので「そういえば休んでなかったな」と思い、精神的にも疲れが溜まってきたので気分転換に映画に行くことにした。普段ならホラー映画は観ないのだけどTiktokの広告で気になった作品があり、それを観ることにした。これね。 そもそも『オーメン』シリーズのどれも観たことがないのだけど、ファーストならまぁ大丈夫だろということでこれにしたのです。 怖いかなと少し心配していたのだけど、収入が途絶えるとか、仕事がなくなるとか、普段の生活で怖いことにばかり晒されている

          起業はツラいよ日記 #2

          起業はツラいよ日記 #1

          起業して2年目が終わろうとしている。 決算期って本当に忙しいものだと分かったことも、その1つだった。 給料について とても大事なことなので1つ目に書こうと思う。会社員時代より給料は4分の1くらいに減ったが、それでも生きていけている。妻が働いて家計を支えてくれているのが何より大きいので、起業における家族の支援というのはとても大きな要素であると身に沁みている。 むかし、それなりに稼いでいるからって妻に向かって「給料安すぎてもったいないよ。もっと稼げるところへ転職したら?」と

          起業はツラいよ日記 #1

          新番組『THE TRUTH』に要注目。

          ある意味で鳴り物入りでスタートした番組だと思う。 何が「鳴り物入り」なのかと思われるだろう。なぜなら、これは広告業界、テレビ業界、いわゆるマスメディア業界の中に限っての「鳴り物入り」であって、正直なところメディアにも広告にも関心のない人々にとっては正直どうでもいいニュースでしかないだろう。 広告業界に少しでも所属した人間であるなら高崎卓馬という名前は聞いたことがあるだろうし、その名前は知らずとも彼がディレクションしたCMは必ず見たことがあるに違いない。その高崎卓馬氏が総合

          新番組『THE TRUTH』に要注目。

          ぼくはエッセイが苦手だ。

          わたしはエッセイが苦手である。昨今、芸能人もエッセイを書くし、市井の人々もエッセイを書く。オンラインサービスのnoteなんてそのためにあるのではと思うくらい、エッセイの投稿は多い。 しかし、わたしはエッセイが苦手だ。どうして苦手かというと、あまりに個人的なエピソードが多いからだ。そして、その語り口が鼻に付くこともあるし、結局はその自分語りがわたしにいっこうに染み込んでこないからというのが理由なのかもしれない。 そう考えてしまうには心当たりがある。 わたしは近しい人からは

          ぼくはエッセイが苦手だ。

          お仕事ドラマの行末はいかに。

          この記事は「お仕事ドラマを観て、『さあ、明日からの仕事も頑張ろう』って思える時代って既に終わってない?どうなの?」という問いかけをつらつらと書いていくものです。せっかちな方は、それだけ知っていてください。 息子がTVerの『ドラえもん』を繰り返し繰り返し観るものだから、毎日TVerのトップ画面を眺めている。よくも飽きずに観られるものだと関心しながらもポチポチ画面を操作していると、あるドラマのタイトルに目がいった。 『転職の魔王様』カンテレ制作のドラマで既に6話まで放送され

          お仕事ドラマの行末はいかに。

          一人出版社社長の負け犬の遠吠え #1

          この記事は「私は多数派に属するのではなく、少数派だった」という話をつらつらと書いていくものです。せっかちな方は、それだけ知っていてください。 暑い熱い夏がやってきた。小さな子どもたちを抱えた親御さんたちはこの夏休みに戦々恐々していることだろう。しかし、昨日有明GYM-EXで開催されたトミカ博では子どもたちとの時間を恐れるような親の姿は少なく、むしろ一緒になって楽しむ微笑ましい光景がそこかしこにあったように思う。みんな良い親だ。 わたしの息子(3歳)は無類のトミカ好き(プラ

          一人出版社社長の負け犬の遠吠え #1

          B.E.夏号 「編集後記」

          新自由主義はそこかしこで批判されているので、今更わたしが批判してもなんですが、常に成長、規模を大きくしようと努め、大金を稼ごうとする、そんな世の中はここ数十年に起きた短期的なトレンドにすぎません。しかし、そんな世の中では、長時間タフに働き続けることができる人、欲に駆動されて、より大きく、より多く、より早く、より遠くまで行くことができる人だけが賞賛されてきました。そのような世界では取り残されてしまう人たちがいるということに、目を向けたい。彼ら彼女らが、取り残されてしまうのは決し

          B.E.夏号 「編集後記」

          B.E.夏号 第1章「こころの問題とは何か?」

          こころの病の原因は、脳の機能が不具合を起こしたために生じたのか、あるいはマブイ(魂)を落としてしまったために生じたのか(7章参照)、どれも見方によってはもっともらしく聞こえてしまうのではないだろうか。 結局は「何を信じるか」ということなのかもしれない。現代医学や脳科学という研究や実験に基づいた科学的知見の立場をとるか、あるいは、一見すると理解し難い霊的(スピリチュアル)な存在を信じる立場をとるか、もはやどんな生き方を採用するかは自ら選び取るものであって、世の中の人誰もが「こ

          B.E.夏号 第1章「こころの問題とは何か?」

          B.E.夏号 第8章「悲しみと向き合う場所で」

          悲しみへの向き合い方は千差万別。グリーフケアの現場で死別の苦しみを抱えた方々と日々向き合う、グリーフケア協会代表であり、東北福祉大学の教授でもある、宮林幸江さまにお話を伺いました。 グリーフケア(日本では死別悲嘆と呼ばれることもある)への関心は、ここ日本でも着実に高まってきている。2025年問題としてテレビや新聞などのマスメディアでも伝えられることが多いが、高齢社会が浸透した社会において大切な人との別れというのは、誰にでも平等に、かつ避けがたいものとして訪れることなのである

          B.E.夏号 第8章「悲しみと向き合う場所で」