自分はいまの仕事に適任である、という話


あなたはあなた自身に向いていると思えること、

適任だと感じられる仕事や立場、活動が

ありますか?

私はつい最近、心から納得して、

今の仕事は自身にとって適任である

と思えて、最近仕事が、なんだか楽しかったり、

自信が持てていたりします。


私は今、富山県内の塾教室で、

小中学高校生向けの、英語の授業を担当しています。

小さめの集団クラスもあれば個人指導もあり、

アルバイトで始めて、もう少しで丸3年が経ちます。

最近ついに、やっと。

この仕事は自分に適任なのだ

と、心から思えました。

そのお話をしたいと思います。



12月からミニマルに生きることを心がけ始めた、

ミニマル初心者の私。

いろいろと物事を削ぎ落としていく中で、

気づけました。

「ああ。私は今までの人生で

夢を追ったこともあるし、

それを叶えたこともあるし、

それを失ったこともある。

そして私はいまも、喪失の最中にいる。

失ってしまった夢、それ以上に

叶えたいことや追いかけたいものが

私には、まだ、見つかっていない。」

ということを。


15歳の時に持った夢。

5年間追いかけて、

20歳で叶えた。


でも叶えた先で、破れた。

22歳だった。若干の鬱状態も患っていた。

それからは、どこに向かって

何を目指して日々生きたらいいのか、わからなかった。

だけど。

私は、幸運なことに

夢を追う楽しさも美しさも儚さも苦しさも
経験したことがあって、

夢を叶えた、という事実も自分の経験の中にあって、

そしてそれを失ったことにより、
全く新しい生き方に転換しなくてはいけなかった、

そんな道のりを、私は辿ってきたじゃないか

と思えました。

夢を追うのって楽しいけど、
夢を追うために、
いつのまにか塞いできた興味や
切り捨ててきたモノたち。

夢に、自分ががんじがらめに

なっているといえばなっている。


だから夢に関係のなさそうな無駄なこと、
余計なことっていうのを基本的にスキップして

夢までの最短距離を走って、
日々過ごしていた学生時代。

それとは反対に、
強くやりたいこと、追いかけたいものが
見つかってない今。25歳。

学生時代にあった、

自身を突き動かすもの

が、無い。

それって、喪失感エグいんだけど。

でも、だからこそ、

思うがままに、感じたままに、動ける。


なににも制限されずに。

そして強制も、されない。


それって、

すごく自由だな

って思えて。


つまり私は、

やりたいことがある人生も、

やりたいことが特に無い人生も

どっちの生き方もありなんだな

って、どっちでも人生って楽しめるんだなって

実感できていて。


で、まあそれって、大事なマインドなんですよ。
生徒さんに携わる上で。

担当生徒さんの中には、

夢がある子もない子も、

英語が好きな子も、苦手で興味を持てない子も

いる。

なんでもありだし、
生きてればもうそれで、はなまるなのよ。

これから夢が見つかるかもしれないし、
興味持てるものに出会えるかもしれないし、
これからなにかを好きになるかもしれないし。


みんな、みんな。1人残らず、全員。

可能性の塊だなあって

私は、素直に信じてるよ。


だって、私がそうだったんだ。

中学2年生の私は、英語が1番苦手で
テストでも最低点を叩き出し、
英語、嫌いだったんだ。

日本でずっと生きる予定だったから
日本語が話せる私にとっては
英語が必要な意味も、分からなかった。

そしてなにより、

自分にはできない

と、思っていた。

だけど幸運にも、15歳の私に将来の夢ができて。

それを叶えるために、英語が必要だと知った。

それで猛烈に頑張った。

時間はかかった。
でもあんなに苦手だった英語。
どんどん、話せるようになった。

そして、5年後本当に、夢を叶えられた。

英語力と留学経験はきっと
私の就職活動において、大きな強みとなったと思う。



間違いなく、ここ日本で、
英語の恩恵を受けてるのが私。


学生時代に、英語のその先の世界も知った。
初海外、心が動きまくっていた。
その先での出会いも、
心から感謝できるくらいに、
素晴らしかった。


私は英語に、感謝している。
夢を叶える手段でもあったし、
英語を通して経験したコトが、もう、
自分の人生において、計り知れんくらいの
大きすぎる影響があって。


だから生徒さんに英語の授業を通して
応援したいなあって。


英語が苦手な気持ちに共感もできるし、
興味持てない理由もなんとなくわかるし、
英語の素晴らしさも知っている。
そして夢を追う楽しさも、
それがなくなったしんどさも、
興味のままに生きれる自由と喜びも。

そのへん、自分の今までの経験と感情を全部活かして、

「みんな、大丈夫だから」

って思いながら、
自身の知識と経験を活用して
目の前の生徒さんを応援したいし、力になりたい

と思える、そう現在進行形で思ってる

そんな私。そんな先生。そんな講師。

なかなか、いないのでは?
と思ってからは、

自己肯定感が稀に見る高さ。

英語の先生って多分英語得意出身だし
先生ってそもそも頭いい出身だし
やりたいこと、夢を追いかけて叶えた人って
先生やってる人の中でどれくらいいるのだろう?
(この25歳という若さで←)
若ければわかいほど、
生徒とも心の距離が近いままでいられるのである。


自分は今の職に、きっと、ふさわしいのだ。

やりたいことが見つかっていない今は。

自分が夢を追うというより、

可能性の塊である生徒さんたちに

自分の時間と気力を捧げるのは、

むしろ喜びです。


そんな先生に、出会いたかったでしょう?

中学2年生の私、そうでしょう??

そんな先生に英語習ったら、
きっと、もう少し

苦手意識は、少なかったでしょう???

そして私みたいな先生に出会いたい
現役英語嫌いな
中学生さん高校生さん、あるいは卒業生。

たくさん、いるでしょう????


自分の生きてきた価値は、ひょっとしたら

そういうところで表面化してくれるのかもしれない。

やってみたいことに出会うまでは、
ひとまず周囲の応援に、徹しようと思う。

そう思ったら、すっごく、
楽になりました。

応援者っていう脇役ポジションを

主役級に楽しむ人生も、

ありなんじゃないですか。







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