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映画感想

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#家族

映画「愛にイナズマ」家族と本音

映画「愛にイナズマ」家族と本音

○家族と本音。家族って本音が言えるかと言うとそうではない。本作では本音をなかなか言えない家族の話だが、家族だからこそ言えないこともある。夢、失踪した母が主なテーマであるが、本音が言えるまでが長い。本音を言えるその瞬間、家族は本当の家族になる。過去になにがあったは本人しかわからないが、それは他人とは共有することができない。話せないし、言語化できるとも限らない。心が読めないからこその悩み。

○家族の

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映画「愛しのクノール」こぶた×爺さん×ソーセージ

映画「愛しのクノール」こぶた×爺さん×ソーセージ

■農業がテーマなのかなと思った。ソーセージだけど、庭中野菜たくさんで主人公とブタは農業に関係するのか?

■ブタをペットとはいいつつ、腹黒すぎた祖父がヤバい。改心せずにソーセージナンバーワンを取るためなら冷酷なこともする。

■うんちがキーワード。何だろう、ブタの糞でのネタが最後まで引っ張られてまさかのラスト。

■人形劇のレベルは高い。観ていると気にならないレベル。肉屋さんとのコントみたいな場面

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映画「逃げ切れた夢」病気なのか、家族に褒められたいのか

映画「逃げ切れた夢」病気なのか、家族に褒められたいのか

病気なり、教頭を辞める決意をした末永周平。先生からも生徒からも頼りにされているが、物事を忘れる病気なり、人生の転換点を迎える。生徒や友達、知り合いに合いながら、家族には学校を辞める決意を話す。実は家族には今までの人生、家族に尽くしたことを褒めて欲しいとのことだった。これは定年退職のニュースなどで見たことがある。辞めた後に褒めて欲しい。これは子供の頃からの欲求でもある。親から配偶者、子供に変わるわけ

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映画「宇宙人のあいつ」感想 次男が土星人だけど、愛する家族、兄、弟には変わらない

映画「宇宙人のあいつ」感想 次男が土星人だけど、愛する家族、兄、弟には変わらない

想像以上に良かった。人情ものだけど、きちんと有耶無耶してくれていることを解消してくれる。三男の詩文のヤバい人問題の解決が印象的だ。

昔、友達のあだ名をつけたばかりに、その友達はいじられ、地獄の中学生活を送る。

その腹いせに、ガソリンスタンドで働く、詩文に家庭ゴミを捨てろ、兄の経営している焼肉店を貸し切れと復讐してくる。

貸し切ったらキャンセルするという、非道なことをする。

まあ、いじられた

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映画「銀河鉄道の父」感想 宮沢賢治×父の愛×家族と物語

映画「銀河鉄道の父」感想 宮沢賢治×父の愛×家族と物語

父親のラブが大きすぎる。明治だと、家長が息子の世話とかご法度だったんだねと。確かに、江戸時代の風習がまだ残っているはずだし、明治維新前に生まれた人も多い。今よりも、近所付き合いが深く、商売にも影響するなら、そりゃ気になるなと思った。映画だと母親の出番はあっても台詞少ないから、心情とか読みにくかったなあ。

宮沢賢治が勉強するのはいいけど、いろんなものに傾倒していくのは父親は頭が痛かったろうなあ。特

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映画「幸せのちから」感想 株式トレーダーを無給で目指す家族を守るための物語

映画「幸せのちから」感想 株式トレーダーを無給で目指す家族を守るための物語

家族とは何か?家族がいることで強くなれる父親の話。Netflixにあったので、久しぶりに観てみた。大分前に映画館で観たように思うが、どこかで観た。感動的なストーリーだけど、アメリカでの就職活動は実績重視。半年無給で働いて、トップ数人だけが合格する社会と説明されたのが、見た当時は驚愕だった。子供のために、無我夢中で働く。しかし、無給故に泊まるところもない。その中で、専門書は肌見放さずに、何度も読む姿

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映画「マッシブ・タレント」感想 ニコラス・ケイジによる映画作りのアクション物語

映画「マッシブ・タレント」感想 ニコラス・ケイジによる映画作りのアクション物語

ニコラス・ケイジが二人いる印象で、映画と映画の劇中劇に二人いて、色々しているなあと感じました。映画では、ニコラス・ケイジが主人公としてのドキュメンタリーみたいな撮影がされていて、初めて観ると、戸惑ます。広告だと、売れない役者が事件に負けこまれるみたいな印象でしたが、ニコラス・ケイジその人が巻き込まれて、何かびっくりしました。アクションは後半に集中していて、ラストを盛り上げます。一緒にいた、ニコラス

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