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映画感想

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#映画感想

映画「からかい上手の高木さん」感想 実写化成功×10年後×西片の想い

映画「からかい上手の高木さん」感想 実写化成功×10年後×西片の想い

◯実写化して良かったと思える作品。原作やアニメの雰囲気をよく表していて、中学生編は俳優の演技と中学生らしさが矛盾しながらも上手く融合している。特に高木さんが原作+アルファで正しく高木さんだ。からかう高木さんもからかわれる西片も青春していてほんわかさせてくれる。実写化された高木さんと西片は実際にいそうな中学生かもしれない。

◯テレビドラマ版が中学生編でNetflixで見てから、映画も気になっていた

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映画「シティーハンター」感想 冴羽獠のアクション×実写化の肝

映画「シティーハンター」感想 冴羽獠のアクション×実写化の肝

■Netflixで三度も観た作品。アニメを観ていたら満足できる。とにかく、アニメでしかできないようなアクションを実写に落とし込んでいる。冴羽獠のカッコよさを相当理解しているのが見て取れた。とにかく、シティーハンターが好きな人が作らないとできない作品。雰囲気も見た目も漫画やアニメから出てきたとしか思えなかった。

■最近の実写は力を入れていると思う。キングダムとかるろうに剣心とか。コスプレではなく、

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映画「数分間のエールを」感想 アイドル映画×ラブライブ×音楽の方向性

映画「数分間のエールを」感想 アイドル映画×ラブライブ×音楽の方向性

■アイドル映画だった。というか、ラブライブ。舞台は金沢だし、主要人物の名前は彼方と夕だし、脚本は花田さんだし、テーマは歌とMVだしとラブライブとの共通点が多すぎる。とはいえ、内容はタイトル通りで彼方がMVで音楽を諦めた夕先生を応援していく。誰かを応援する、その意味でアイドル映画だ。

■誰かを応援するって難しい。応援する側はただひたすら元気が出るように行動すればいいが、応援される側はやめたいかもし

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映画「i☆Ris the Movie Full Energy!!」感想 異世界を歌で救う?

映画「i☆Ris the Movie Full Energy!!」感想 異世界を歌で救う?

◯ラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が好きなので、本作を見てみました。久保田未夢さんが虹ヶ咲学園で果林を演じているのも気になってはいました。他のグループであるキャラを演じてた人が別のグループのアイドルをしているのは良くありました。本作はその一つ。グッズでは久保田未夢さんのクリアファイルが売り切れていたので、人気があるのかなあと。i☆Risのライブは初めてましたが良かったです。歌声はアイドル

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映画「違国日記」感想 小説家との共同生活×自分に期待して裏切られたくない

映画「違国日記」感想 小説家との共同生活×自分に期待して裏切られたくない

■小説家と姪の共同生活。大人と高校生。高校生がハッキリと物を言うが、コミュ力が高く、整理整頓ができるから散らかった小説家の部屋がきれいになっていく。知らない人間同士でも役割分担していくと案外生活は上手くいくのかもしれない。思春期だから色々喧嘩して陰険になるのかなと思っていたが、いい距離感でびっくりした。

■姪の同級生が、軽音部で自分に期待して裏切られるのは嫌だ、みたいな発言をしていたが何か共感し

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映画「明日を綴る写真館」感想 写真撮影は自分自身×人生をカメラに

映画「明日を綴る写真館」感想 写真撮影は自分自身×人生をカメラに

■写真を撮るというのは、自分自身を撮るということ。確かに写真には撮影者が撮りたいものが投影されるし、撮りたいと感じたものであるはずだ。それを写真館のカメラマンと売れっ子カメラマンの関係から深掘りされていくのが良かった。写真はスマホで身近だからこそ、気づきにくいこともある。

■写真に写る家族は笑顔で、それを撮影するのは難しい。被写体として写る人たちには色んな人生があって、それらをカメラにおさめるの

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映画「フォール」感想 テレビ塔に登る恐怖×スリルと罪悪感

映画「フォール」感想 テレビ塔に登る恐怖×スリルと罪悪感

◯落ちる恐怖。ネトフリで見れるが、映画館で観た当時を思い出した。二人の女性が廃棄されたテレビ塔に登る。それだけで怖いのに、スマホで誰にも連絡しないというスリルを味わうのかと思った。そもそも、一人はもう一人の女性の彼氏と寝たことに罪悪感があり、それも払拭しようと半ばやけになっているように見えた。

◯好奇心よりも、胸にあるモヤモヤしたものを吐き出すために登った印象があり、あまり理解できなかった。元々

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映画「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!」感想 総集編と忘れている名場面

映画「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!」感想 総集編と忘れている名場面

◯総集編観てきた。やっぱ、結束バンドいいなあ。結成からオーディションがあり、さらに展開する物語。ぼっちちゃん主軸だけど、他のメンバーも目立っているから全員主人公かな。喜多ちゃんも主人公属性あるから、実質ダブル主人公かな。二人共同じ学校だし。コミュニケーションは喜多ちゃん、音楽ならぼっちちゃんのバランスがいい。

◯割と忘れている場面があって、改めて見直すと細かい部分を思い出せてよかった。承認欲求モ

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映画「三日月と猫」感想 三人の共同生活と猫

映画「三日月と猫」感想 三人の共同生活と猫

◯猫が癒しになっているかと思ったら、地震で知り合った3人の優しい共同生活の話。猫は癒しになっていて、物語のポイントポイントで登場する。猫がいて、三人がいて、さらに里親になり二匹の子猫が増える。かわいい。共同生活の中で猫が三人を繋ぎ止めている。猫中心ではないが、それぞれが猫への想いがある。

◯地震により不安になった三人。猫が好きで、世話をしながら共同生活。世間からどう見られるかもテーマになっていて

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映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」感想 闇深×ドラえもん×ひみつ道具 ドラえもんが近くにいたら?

映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」感想 闇深×ドラえもん×ひみつ道具 ドラえもんが近くにいたら?

■劇中でイソべやんが出てきてひみつ道具を出してくれるが、ドラえもんみたいな優しい終わり方はしない。
■門出が自分の正義のために使ってしまい、列車を脱線させてそれが原因で闇落ちしてしまう。ドラえもんのひみつ道具は使う人次第だとは思っていたが、誰が使うに焦点が当てられていてひみつ道具の怖さが垣間見れた。
■ひみつ道具は使えば万能感があるからこそ、使い手を選ぶ道具なのだ。本作ではひみつ道具を使うことで正

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映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」感想 ゴジラとコング×モスラ×人間 ゴジラは人類の味方?

映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」感想 ゴジラとコング×モスラ×人間 ゴジラは人類の味方?

■コング主体の映画だった。ゴジラの出番もあるけど、コングがメインで物語を進めるから、ゴジラより目立ってる。
■ゴジラはコロッセオで寝る姿がまんま猫。尻尾を巻いて寝るのは猫で、何かかわいい。しかもそこを寝床にしているし。
■コングは人間と分かりあえそうだけど、ゴジラは無理。というより人類もゴジラが私達を守ってくれてると勘違いしていて、あくまでゴジラは地球を守っている。だから人類の敵になるのはそう遠く

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映画「『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』」感想 戦隊×VS×二本立て ファンの気持ち?

映画「『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』」感想 戦隊×VS×二本立て ファンの気持ち?

■面白かった。キングオージャーは知っていたが他はあまり知らなかった。それでもまとまっていたから見やすかったし、俳優も印象的だった。
■キョウリュウジャーのキングがめちゃくちゃいいキャラしてた。チャラいわけではないのだけど、明るくピンチになっても諦めない雰囲気があってめちゃくちゃ頼りになる。正直、日本の中で一番頼りになると思う。
■ドンブラザーズは黒対決が面白かった。他は良くわからない戦いだったけど

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映画「あまろっく」感想 父×母(二人)×娘 尼崎が舞台の人間模様

映画「あまろっく」感想 父×母(二人)×娘 尼崎が舞台の人間模様

■コメディかと思ったら、かなりハードな話でびっくりした。
■父の竜太郎が亡くなるのは予想外。雨で風邪を引くぐらいだと思ったのだが。
■20歳の母、早希と39歳の娘、優子。
■竜太郎が亡くなったからこそ母娘は近づけたのかなと皮肉な感じの印象を受けた。まあ、竜太郎がいたら優子と早希は仲良くなる要素がなかったから。
■広告だと優子はニートと説明されていたが、蓋を開けたら京大卒で一流企業勤務のエリート。た

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映画「ガンダムSEED FREEDOM」感想 公開終了×昼ドラ×エンタメ

映画「ガンダムSEED FREEDOM」感想 公開終了×昼ドラ×エンタメ

■公開終了が近いということでGWに改めて観てみた。何度観ても良い、最高だ。ガンダムアニメとしてかなり面白い。
■ラクスが寝取られかけるが、結局失敗するのはオルフェが子供だからか。
■ラクスをあれだけ洗脳状態にしておいて失敗するのは何だろう。昼ドラだが、オルフェの押しが弱い気がする。
■キラとオルフェが話した場所はドック近くだったのに何をしていたんだろう?宰相なのに。あの辺はもろに昼ドラで少し気持ち

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