見出し画像

映画「数分間のエールを」感想 アイドル映画×ラブライブ×音楽の方向性

■アイドル映画だった。というか、ラブライブ。舞台は金沢だし、主要人物の名前は彼方と夕だし、脚本は花田さんだし、テーマは歌とMVだしとラブライブとの共通点が多すぎる。とはいえ、内容はタイトル通りで彼方がMVで音楽を諦めた夕先生を応援していく。誰かを応援する、その意味でアイドル映画だ。

■誰かを応援するって難しい。応援する側はただひたすら元気が出るように行動すればいいが、応援される側はやめたいかもしれない。本作だと、音楽をやめる決意をした後に、彼方が応援する構図だがそれは夕先生とは想いを共有できない。応援するのは簡単だが、そこに二人の想いが共有できているのかが問題だ。

■観ていて、ライブシーンがあるが映画館ハシゴしてぼっち・ざ・ろっく!を観ていたから、動画サイトの再生数が気になった。ぼっちちゃんは有名曲のカバーを配信していたら登録者数が3万、夕先生はオリジナル曲で300回再生。有名なアーティストのカバーなりして再生を上げたらいいのでは?と思った。ただ、夕先生は誰かの心を動かしたいという想いがあったからプライドがあったのかもしれない。

この記事が参加している募集

#おすすめ名作映画

8,199件

#映画感想文

67,333件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?