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「弱みを愛してみる」という考え方

はじめまして、サトウリュウタと言います。
普段はTwitterに生息しており、デジタルマーケティング業界で働いている社会人です。


このnoteアカウントは普段、インターン生が運用しているものでして、「学生から学生に向けて、働くことの意義や就活の意義を語る」を目的にしたものになっています。


ですが、「たまには社員さんが登場するのも良いよね」という話もあり、登場してみます。

といっても、インターンたちのnoteの、カップリングみたいな立ち位置なので、参考程度にご覧ください。

今回は、「弱みとの付き合い方」について。
そんなに長文ではないので、ご一読いただけると幸いです。


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前回、インターンの1人がこんなnoteを上げてくれました。

このなかに、以下みたいなことが書いてありまして。

・自己分析するけど、終わりが見えない
弱みからは逃げたくなるし、隠したくなる
・そして自分を肯定するために、他人と比較し始める

学生ではないものの、たしかになあ、、、と、共感できるところ多数でした。

自分も、面接官として学生と話したりするのですが、たしかにみんな、自己分析で弱みを突きつけられて、それをなくそう・隠そう・治そうとして。

けれど面接の結果も出なくて、知らず識らずのうちに、息苦しくなっていく、みたいな。

そういう状況ってあるだろうな、と思っていて。

で、その根本にある問題の1つが、「弱みとの付き合い方」だと思っています。



「弱みは愛するもの」という捉え方


自己分析で見つかる、自分の弱みって、けっこう根深いことが多いと思います。それは例えば、過去の原体験やトラウマから来ているような。

そういうのって、そうそう消えてはくれません。

一応、約10年、学生のみなさんより先に年齢を重ねてきた自分が思うこととしては、「弱みなんて、全然なくならんやん!」です。

心の奥底に、深く深く、染みついた弱みは、そう簡単には剥がれてくれません。
みなさんがこれから10年生きたとしても、その体に抱える弱みの多くは、拭いきれないままで残っていることが多いです。

でも、そりゃそうだと思っていて。

生まれてから20年以上、家庭や幼稚園、教室、部活、友達等、そういった環境のなか、何層にも塗り重ねられてきた「弱み」を、5年や10年そこらで、全部剥がしていく方が難しいとさえ思います。

なので、「弱みって、そうそう無くなるものじゃない」という前提に立つことも、大事だと思っている派です。

となったとき、ぼくたちは、弱みを抱えながら生きていくしかなくて。

それは、「治す」でもなく、「なくす」でもなく、「共に生きていくもの」とさえ思っており。

弱みもひっくるめて、自分というものを受け入れなきゃいけないし、認め、愛するしかないと思っています。


むしろ、あなたがいま抱える、弱みと名付けられた何かは、20年以上にわたってあなたと連れ添ってきた、あなたの一部です。

たぶんですけど、それを切り離してしまったり、無理に強制したりすると、あなたの個性さえ無くなってしまうこともあると思います。

弱みも、見方を変えれば個性です。

自己分析してると気づくと思いますが、強みと弱みが、表裏一体になってることがあると思います。あれはまさに、見方を変えているだけでの話であって、あんなふうに、どんな弱みも、肯定さえすれば個性になると思っています。


「弱み」は、受け入れてもらうのを待っている


最後になりますが、

自己分析を通して、もしすでに弱みを認識できているとしたら、それは何より、誇るべきことだということもお伝えしておきたいです。

なぜなら人は、弱みやトラウマを認識せず、覆い隠す生き物だからです。

例えば、これは心理学上の話ですが、災害の時、人は、その時体験したその悲惨な光景を、災害直後はあまり思い出そうとしないそうです。

そしてちょうどプレハブが立つ頃、その辛い思いを認識しはじめるようです。

それはいわば、脳が、「受け止める準備できてるよ」と教えてくれている証拠とも言えるらしくて。

つまり、「辛い思い」を認識すること自体が、僕たちにとっては、大きな前進ということです。

そして、「認識」さえできていれば、誰もがもう、その弱みと向き合うためのチケットを手に入れているということになります。

あとはそのチケットを使って、向こう側へ歩いていけるかどうか。

なので、「弱みを認識する」までできているのなら、まずはそんな自分を、褒めてあげることから始めていただきたくて。

そんなふうに、自分を前向きに捉えることができれば、あとは、少しの勇気さえあれば、弱みを受け止めるところまでいけるかもな、と思います。

どうか、弱みとともに生きていくという前提に立ち、弱みも全部ひっくるめて、自分を愛して頂けたら。

そんな就活になることを、心より願っています。


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↓ このnoteを書いた人

サトウリュウタ(@strt310
ぜんぶ選択して、ぜんぶ集中したい人。
とあるWEB広告代理店のクリエイティブ局長。 採用広報もするし、深層学習ツールのPMもするし、京都をクリエイティブで支援するギルドにも所属したり。大阪⇔東京、長州藩出身のカレー好き。

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