アカプルコの月企画・織末彬義(おりすえあやちか)

織末彬義|おりすえあやちかプロフィール 1982年より同人作家活動。 ラストは絶対ハッ…

アカプルコの月企画・織末彬義(おりすえあやちか)

織末彬義|おりすえあやちかプロフィール 1982年より同人作家活動。 ラストは絶対ハッピーエンド至上主義の18禁ボーイズラブ。 同人サークル【アカプルコの月企画】 有料新作コンテンツとしてnote起動

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ROSE GATE1の5 織末彬義【創作BL小説・18禁】

※婀娜ると回でございます。18禁にておねがいします(>_<) 第十五章 「身体のことだから、恥ずかしがらず答えて毎日?、それとも」 「…ほぼ毎日でした。あ、でも緊張するとダメですね…。」  言い始めてしまえばもっと腹が決まる。 「緊張しても一日くらいで、大体は毎日ちゃんと」  医師は大仰に見事な金色の頭を大きく振る。  外人はもっと金髪が多いかと思っていたが。  海外に来て見るとそうでもないと知る。  これほど見事な金髪は珍しい。  蓮華はしっかりして豊かな金色の髪と青

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    • ROSE GATE1の4 織末彬義【創作BL小説・18禁】

      第十一章  蓮華は眠気を堪えて会話を続けた。  蓮華は眠気に負け、どんどん素の自分になっていく。  それをもっともっと知りたいと賀茂川は蓮華と会話を続けた。  口に手を当て、欠伸をする様すらも優雅で賀茂川の目に心地良い。  蓮華の顔立ちの可愛らしさが露見する。  唐突に返事が聞こえなくなった。  見下ろすと、蓮華は指を噛み寝入っている。  それは天使な愛らしさだ。  窓際の席にしておいて良かった。  これほどの麗しさを人目に晒すのは余りに罪作りだ。 限界まで引っ張り、眠そうな

      • ROSE GATE1の3 織末彬義【創作BL小説・18禁】

        第八章  賀茂川がチケットを二枚持っていた。  賀茂川にそれを渡され、先に行くように誘導され通された。  係に、にこやかに挨拶され、蓮華は通過する。 「賀茂川専務、ここで」  クラスの分かれ道でエコノミー方向に行こうと立ち止まる。  賀茂川が持ってくれている紙袋に手を伸ばす。  手にあるチケットを見るよう指差された。  蓮華の名前が明記されている。 「えっ、これ」  チケットを手に絶句する。  他にチケットは無い。歩き出す賀茂川の後ろについていく。  賀茂川専務を担当

        • ROSE GATE1の2 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          第五章 「‥打ち合わせをしよう。」  飯にしようと連れ出しているのに、秘書の立場を逸脱できない蓮華に対し、心中で嘆息する。  それを怒っても仕方がない。  着任早々、秘書長達に秘書としての心得で散々に、大目玉を喰らってしまい蓮華は色々と懲りている。  うまく気持ちを譲歩させないとならなかった。  そう言われると蓮華は表情をやわらげる。  蓮華が納得出来る指示を受け、歩み出す。 「失礼致します。」  向かいで良いのか目で確認する。  蓮華の表情は豊かで、目は口ほどにものを言

        ROSE GATE1の5 織末彬義【創作BL小説・18禁】

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        • 【ROSE GATE】織末彬義
          4本
        • 【揺動】シリーズ
          4本
        • 【バキャク】シリーズ
          3本
        • アカプルコの月企画発行の同人誌購読案内
          3本

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          ROSE GATE1の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          第一章  今日から1ヶ月の海外出張だ。  蓮華史也は、今回の出張の為に購入した大型スーツケースの中を念入りに再確認する。  忘れ物があっては困る。  向こうで買えるものなら良いが。  日本にしか無いものを買い忘れたら、1ヶ月それなしに過ごさなければならない。  そうはなりたくないが、何が向こうにあってないのか旅慣れぬ蓮華は容易に想像がつかずにいた。  どうしても慎重にならざるを得ない。  蓮華の渡航歴は、学生時代にハワイとグァムに四、五日の観光旅行に行っただけであ

          ROSE GATE1の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          一挙両得2の3 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          第二十一章  個室の宴会場で一堂が揃い、和気あいあいとした夕食を終え、最上階の部屋に戻る。  着いてすぐ着替えただけでプールに直行していた。  改めて、二泊する部屋を確認しながら、部屋の割り振りをしていく。  小学生の子供四人は広いリビングのソファセットを壁際に寄せ、布団四組み敷き詰めてある。  家では小学校に入学すると同時に個室が与えられる。  兄弟が一緒に寝るのはこんな旅先くらいだ。  敷き詰められた布団に、仁、悟、華、渉が寝る。  そこに丈に、傑の長男、兄弟の甥っ子

          一挙両得2の3 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          一挙両得2の2 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          第十六章 「あらやだ」  丈のママズ三人が一様に凍り付く。  お風呂に入れたり、家でうろうろしている限りはまったく気にしていなかった。  これから丈は初めてプールに出かける直前。  一歳半の丈に水着を着せた。  これだけ兄弟の数が多いと、海やプールに着いてから着替えだとどうしてもばたつくので、子供達に服の下に水着を着せることにしていた。  そうしてないと水着を家に忘れてくる子が必ずいる。  バタつく心配は無いし、服を脱げば、プールに向かえて便利だ。  丈は男の子なん

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          一挙両得2の2 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          一挙両得2の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          【バキャク】シリーズについて  家族に溺愛されている超絶美形のやんちゃ受、海吉丈が一目惚れした医学部の男、瀬守凱斗の実態は……受がいつもとちょっと違うけどやっぱりハーレクインな織末彬義らしい学部違い同級の大学生のBL恋物語💓 『一挙両得1』はバキャクの続編と丈の幼少期の2部構成。 こちらは『一挙両得2』に掲載する丈の幼少期の続きとなります。 同人誌販売BOOTH 『バキャク1~2』『一挙両得』 電子書籍販売DLsite 登場人物紹介 【海吉丈幼少期篇】 丈誕生時の年

          一挙両得2の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          電子書籍をダウンロードされたら

           DLsiteにて、当方の小説をダウンロードくださいまして、誠にありがとうございます<(_ _)>  こちらがきっかけの方がいらっしゃいましたら、とっても嬉しいです。  うちのブログサイトでも案内しているのですが…。  有料にて電子書籍をダウンロードして、同人誌でも読んでみたいなぁと思って戴けたら、作者冥利に尽きます。  下記に有料電子書籍をダウンロードしたら、同名同人誌の在庫があれば、メールで申し込みすれば、同名同人誌が送られてくる申し込み方法のご案内となります。 申し込

          野獣ちゃん4の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          野獣ちゃんシリーズについて 創作BLハッピーエンド小説として、世界観は雰囲気でお楽しみを💓 歴史ある任侠ヤクザの系譜を継ぐスパダリ吉柳と 崩壊した家育ちの躾られてない美貌を頼りに生き抜いてきた野獣ちゃん には肉体の秘密があった小太郎との続編。 同人誌販売BOOTH 『野獣ちゃん1~3』 電子書籍販売 『野獣ちゃん1~3』 第一章  遠目でも人目につくものがある。  それには、なんというのか強いオーラがあるのだ。  引っ張られるように無意識に自然と目が向けられ、磁力に

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          野獣ちゃん4の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          爛漫2の3 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          ※まだ加筆修正中です。それもお楽しみ戴けるとうれしいです。 第十八章  クリスマス翌日、まだ帰省時期ではないが、師走とも言われる年末の繁茂期だ。地方に向かい渋滞に巻き込まれても困る。  近場と考え、スカイツリーに水族館が併設されているから、そちらへ向かうことにする。  動画で見せたようなショーはなかったが、蓮司は気にする風もなく、晃と一緒という初めての経験にご機嫌だった。  晃のそばに双子がいる。  それは宝来には考えられない不思議な風景だ。  事故前の晃は問いただせば

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          爛漫2の3 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          爛漫2の2 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          第十六章 「椿、手伝う」  日常の食事は会社で朝昼晩とすませられるが。  椿は新しい食材を食べ比べたりする為に家に持ち込むことがあった。 「これ、運ぶ?」  逞は大皿に盛られた料理を観て尋ねる。  まだ盛り付け中かもしれないから勝手には持って行けない。 「…逞、座ってていいぞ」  椿は、お皿は宝来に運ばせようと思っていた。 大皿に料理が乗っているから、かなり重量がある。  椿は手伝わせず、逞に着席を薦める。 「大丈夫、俺運ぶ」  六人分の料理だ。  手分けして運んだほうが

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          爛漫2の2 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          爛漫2の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          第十三章 「まっぶしっ」  寝返りをうった蓮司が太陽光の眩しさで目覚める。  目を傷めないよう無意識に窓から背を向けるよう寝返りをうつ。  カーテンの隙間から射す太陽の光から逃れられたが…。  すっかりと意識が浮上してしまう。  それでもまだ起きたくなくて、ゆるゆると身動ぎしていると隣に覇彦がいるのが感覚で判る。  気配のある方へと身体を伸ばす。  覇彦に密着していく感覚が良い。  そうやって身を滑らせていると、寝ているのがいつもの敷き布団じゃないと気づく。  確かめよう

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          爛漫2の1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          織末彬義の小説を読む方法

           知って貰わなければ始まらないと思っています。  宣伝として同人誌発行している『爛漫』を加筆アップしました。  私自身は骨董的な古い書き手であります。  コミックイベントに合わせて新刊を発行する。  新刊をお申込みを受け通販し、書店に委託販売して貰う。  それに電子書籍という販売方法も追加されました。  紙でないので在庫という概念がなくなります。 申し込み方法 印刷された同人誌 彬義ワールド (fc2.com) 申し込みはメールフォームを利用して直接のやりとりになります。

          爛漫1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          第一章 「ね、兄弟?」 「兄弟っぽいよね」  二人はそっくりではないが、兄弟と判るくらいは似ている。  どちらも高級スーツを着ている。  兄の晃は英国製のかっちりしたスーツ、弟の逞はイタリア製のボディに沿った立体的カットのスーツ、それぞれの個性を際立たせ魅力的に引き立てている。  一人でも目立つのに、それが二人揃っていた。  どこにいてもその場にいる周囲の好奇心を煽って、密かな注目を集めている。  今日は覇彦と蓮司のクリスマスプレゼントを探しに都心にある高級ショッピング街に

          爛漫1 織末彬義【創作BL小説・18禁】

          アカプルコの月企画

           アカプルコの月企画とは?  同人誌イベントに参加する時のサークルネームです。  イベントに登録する時の会社名のような意味合いがあります。  サークルネームをペンネームの後ろに商店、商会、企画などをつけて活動されている方もいらっしゃいます。  マンガや小説など自身が創作した作品を出版社に投稿しプロデビューを目指すのと違い、作品を自身で印刷して発行できる自費出版した冊子のことを同人誌と言います。  同人誌を発行販売する活動を同人活動と言います。  同人誌の販売方法は、直接の連絡