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山にもらったこと 「厳しさも優しさも、冷たさも温かさも。すべては自分しだい」 〜ヒマラヤ山行篇⑥ロブチェBC→エベレストBCの4日間→カトマンズ
ヒマラヤ11日目。エベレストBCへ向かう朝。 実は近藤隊長は、ディンボチェに入った頃から体調不良だったにもかかわらず、皆のロブチェピーク登頂が終わるまではと無理してくださっていたらしく。この日、療養のためヘリで一旦カトマンズへ戻られることになリました。同じく、同行してたアウトドアブランドColumbiaスタッフの伴さんも、発熱のため次の便でカトマンズへ戻ることに。 伴さんが発つ前、会話した時のこと。「ロブチェ登頂、やりましたねー」と労いの言葉をもらって「あんなに助けられて、自
山にもらったこと 「今の自分の、気力と体力でできること」〜ヒマラヤ山行篇⑤ロブチェBC→ロブチェピーク登頂→ロブチェBC
ヒマラヤ8日目、ロブチェ1日目。 3日前くらいから続いている軽い頭痛が気になる。軽度の高山病症状なのかな?気のせい気のせいと言い聞かせる。 今日は朝からトレーニング。ロブチェピーク登頂に必要なアッセンダー(登高機)を使った登攀と、エイト環を使った懸垂下降の練習を、現地の岩場で行います。日本出発前に近藤さんのクライミングジムでも、ピナクル(人口岩塔)を使っての練習はしたけれど、外岩で、ましてや現地となると当然1からやり直しで。(大汗) それでなくても運動神経が鈍く且つ岩場が大
山にもらったこと 「エベレストがあって生まれた、伝説が、文化が、生業がある」 〜ヒマラヤ山行篇④ナムチェバザール→クムジュン→パンボジェ→ディンボジェ→ロブチェBC〜
ヒマラヤ3日目は、ナムチェバザールを発ち、シャンボチェの丘の上に建つ、「サガルマータ・ネクスト」アートセンターからスタート。(3780m) ここは、ヒマラヤの廃棄物について考え、廃棄物に対する認識を変えるソリューション創出のために活動する 、メンバーたちの基地です。 例えば、捨てられた膨大な量のペットボトルのキャップを粉砕し、それを利用したヒマラヤならではの記念品を作って販売する。アーチストたちの協力 を得て、廃棄物を使ったヒマラヤがテーマの絵画や彫刻、インスタレーションなど
山にもらったこと 「標高2,864mの登山口から見えた、日常という風景」 〜ヒマラヤ山行篇③カトマンズ→ルクラ→モンジョ→ナムチェバザール〜
カトマンズを後にすると、まずは、世界で最も危険な空港と言われる「テンジン・ヒラリー」空港への飛行。エベレスト街道の入り口である街「ルクラ」に入るためです。この空港、なんと標高2864m(八ヶ岳最高峰の赤岳とほぼ同じ!)、滑走路わずか527m(プロペラ機でも最低1000m必要なのに!且つ斜度付き!)という、世界一事故が多いとも言われる恐ろしい名所。 アドベンチャーガイズの山行メンバーは、エベレスト隊・ロブチェピーク隊・カラパタール隊とガイドを含む全30名。(後から合流する人も