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緑を育てる


ここ東中野では、毎日少しづつ草木が新しい芽を出し、心が躍るような春が着々と近づいてきました。暦で2月19日~3月4日頃は「雨水」と呼ばれています。


「雨水」とは、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころ。山に積もった雪もゆっくり溶け出し、雪解け水は田畑を潤します。昔から「雨水」は農耕を始める時期の目安とされてきました。


そんな時期は「雨水」に因んで、自宅で何かしらの植物を育ててみてはいかがでしょうか?


植物をご自宅で育ててみると、色々なメリットがあるようです。近所ではご家庭で家庭菜園をされたり、お庭でハーブのガーデニングを愉しんでいる方のお話をよく伺う機会があり、とても素敵だと思います。


ただ、今のご時世、狭いアパートやベランダ、その他敷地があったとしても、田舎のように農業をするのは困難です。更に都会で仕事をしていると、植物の手入れをするのもなかなか大変です。


農業の意味とは「作物の元となる種子や、苗、球根などを植えて、育てて、循環的にその生産をあげていくための活動や実践すること・・・」らしいです。


「循環的」「生産」というワードにフォーカスした際に、毎日の生活の中だと大がかりなものは難しいですが、自分が愛着がある植物を、一株でも育ててみることが、“自分にとっての豊かさ”を収穫する・・・という良い循環を産み出すことが出来るきっかけになるのではないかと思います。


その人にとっての豊かさの定義は様々ですが、自分の心が潤うようなことがスタートできれば、新しいことにチャレンジできれば、そしてそれを続ける情熱やエネルギーがあれば、最終的に自分だけの豊かさにたどり着くことが出来るはずです。


因みに私が植物を育ててみたところ、心に余裕を取り戻すことが出来て、気持ちが整理整頓されました。部屋が散らかることも少なくなりました。そして、何故か本を読む時間が増えました。

水につけていたら、にょきにょきと元気よく伸びてくれました。



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